第80呟【リチウムイオン電池パックを分解する⑨】
またまた秋葉原の中古ケータイ屋Rmobileにて手に入れたリチウムイオン電池パックをバラします。NTTドコモのSC04という電池パックで外径寸法51mm×56.5mm×5.8mmのちょっと大き目なタイプです。これの単セルがダイソー製5LEDスタンドライトのボディーに4枚重ねて入ることが判ったので、その組み込み改造に先立ち分解記事をアップしておきます。
SAMSUNG製スマホのGALAXY S II LTE SC-03D用で4~5年も前の古い機種ですね、3.7Vで1850mAhの容量を持つ性能です。
それで早速に外皮を剥がしてみると・・・・・おんや?見慣れないフレキが張り付いていて、しかもコイル状にパターン形成してる? そうか!これが例の無接点充電用の電磁誘導コイルなのかな。そしてそのフレキ基板も剥がして漸く単セルがお目見え。
アルミ深絞り外装缶の表面にレーザー刻印があったので良く見てみると、SAMSUNG SDI製のICP565154Mというリチウムイオン電池と判ります。この単セルの名称をググってみると、3.7Vで2000mAhという表記が確認できますけど恐らくはMAX値で、パッケージに表記してあった1850mAhはMIN値と推測します。
電磁誘導コイルは二重巻きな構造になっており、その裏面にはフェライト系の磁性体が0.5mm程の厚みで塗ってありました。なお、コイルの配線は電池端子とは繋がっていないため、コイルで発電した電力がセルを直接充電するような構造ではないようです。
リチウムイオン電池の過充放電をコントロールするICには、またもやワンチップ構成のMP24ADが使ってありました。スイッチング用MOSFETが別チップなものよりシンプルで良いですね。
⇒この単セルを用いたLEDライトが完成しました。
100均ライト改造報告No.21(6/11完成:5LEDスタンドライト改三式)
※分解と改造は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。
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