記録ス、二〇一六〇一一九(獲物写真追加)。
寒い、寒すぎる。秋葉原でさえ萌えていても寒い。お陰で人出が少なくなって多少楽なのかな。メインストリートを爆走する水樹奈々のデコトラを追い駆けて写真撮る人々を見る。今日の目的はジャンク漁りで東京ラジオデパートへ突入。
東京ラジオデパートB1F、秋葉原エレクトリックパーツ本店でジャンク扱いの松下製7.2V2900mAhリチウムイオン電池パック(¥300/個)を見っけた! パックの大きさと諸元から推測すると、組電池は2セルを直列にした構造らしく、これを分解すれば3.7V2900mAhの単セルを2本取れることになる。昨年末に大量入手したマルツのジャンク品は組電池をバラした単セル3.7V2600mAhが一本当たりに換算して¥200だったから、今回のほうがより安価(¥150/本)なのに容量が多くて(2900mAh>2600mAh)お値打ちっぽい!! まぁでも、ちゃんと充放電できるかどうかを調べるのが先かな。
また同じお店でデジカメのジャンクを2台買ってきたんだけれど、これはレンズユニットを駆動しているマイクロステッピングモーター狙い。動作不良の故障品で、カメラとして使う訳じゃなく直ぐに分解するから¥200/台のもので十分だし。分解に際し、どの様に壊れているかを確認していくことにした。
[一台目]
電池を入れたらちゃんと起動して液晶もCCDも良好、どこが壊れているのか不明だったけれど、しばらくあちこち操作していたら勝手に電源が落ちる。これを何度も繰り返すので接触不良を疑い、比較的に寝ている電池接点を起こして接触を改善したらあっさり直ってしまった! でも一つ難点があるとすれば、レンズ回りの光沢プラめっき化粧板が無くなっているんだけれど、外観上の問題だけで機能性には全く影響ないし・・・・・って、これ分解してモーター取り出すんじゃなかったの??
[二台目]
こちらは購入時の状態でレンズが繰り出し状態で固着しており沈胴してない個体。電池を入れるとジージーと鳴いているだけで一向に起動しない。やがてレンズ繰り出し動作に問題がある旨のエラー表示が出ることから液晶表示自体には問題ないことが判る。鳴いているのは繰り出し沈胴動作用モーターだから恐らく駆動ギヤが噛んでいるか、円筒カム軸レールの脱線だろう。これはレンズユニットに手を入れる必要があるから修理するのは大変そう、でもどんな風に壊れているか知りたくてバラしてみた。
レンズユニットはカムピンとレール溝とを利用して重ねた筒を回転しながら伸ばしたり縮めたりできる複雑な機構を持つ。慎重に筒を外していったところ、歯の少し潰れているギヤと、キズの付いたレール溝を見つけた。これはレンズユニットが伸びている時に外部から衝撃を受けた結果と推測、前者は潰れている部分を削ってギヤが噛まない様に、後者はキズで盛り上がった部分を削ってカムピンが引っ掛からない様にそれぞれ手を加えたところ、素直に繰り出し沈胴動作をこなすようになって全く問題なく直ってしまった!! あ、これもモーター部品取りで分解する予定だったのに・・・。
【結 果】
結局、ステッピングモーター部品取り用に買った動作不良ジャンク品(¥200/台)だったのに、全く支障のない完全な動作品に戻ってしまったからもう易々と壊せなくなってしまいました。期せずして¥400で1000万画素のデジカメが2台も手に入ってしまったというオチ、いっそ修理不可能なほど壊れていてくれれば思いっきり分解できたのにねぇ~。
« 記録ス、二〇一六〇一一七。 | トップページ | 第77呟【リチウムイオン電池パックを分解する⑦】 »
「まぁ、よしなに。」カテゴリの記事
- 記録ス、二〇一九〇三二八(獲物写真まだなし)。(2019.03.28)
- 記録ス、二〇一八〇九〇三(獲物写真なし)。(2018.09.04)
- 記録ス、二〇一八〇八二九(獲物写真なし)。(2018.08.29)
- 記録ス、二〇一八〇八一五(獲物写真アルヨ)。(2018.08.15)
- 記録ス、二〇一八〇八一二(獲物写真すこし)。(2018.08.12)
> あっさり直ってしまった!
> 全く問題なく直ってしまった!!
ジャンク漁りの醍醐味ですねぇ。
もっとも、クロヤマネ子さんの鋭い観察眼と経験を積んだ技量が有っての結果ですけど。
検索してみると2010年10月頃?の製品、中古でも一万円弱で売られていてびっくりです。
良い宝物を手に入れて羨ましい。
とはいうものの我が家には800万画素の旧製品がホコリを被っています。カメラをほとんど使わないもので。
こちらは、
Amazonギフト券が500円余っていたので、また無駄買いをしてみました。
送料込み445円で「BUNDOK(バンドック) 2WAY ランタン 2 ピンク BD-292P 」を注文。12時間で届きました。商品説明に「電源:単三乾電池3個使用」と有りましたが、寸法からして無理そうだったのでメーカーのページを見ると「単四3個」でした。
発光部は百均の「2WAY ランタン」同様、むき出しの帽子型LEDが一個だけなので眩しいだけでそれなりの明るさです。
主要部品はすべてプラスチック製、構造はいろいろ工夫されていて面白いです。底のエアーダンバーを除去すれば18650電池仕様に改造できると考えています。19mm放熱板付きニュートラルホワイトLEDに換えたいと思います。眩しさ対策はホヤの内側へ乳白色フィルムを貼ります。
※ Amazonを確認すると683円と5割も値上がりしていました。わずか半日の違いでした。
投稿: mytoshi | 2016年1月21日 (木曜日) 午前 10時49分
(!_!)『デジカメ ジャンク 修理』で検索してみると、同じ様なことをしている輩がいっぱいいて記事もたくさんヒットし、詳細な分解写真が載っていたりして驚きです。今回のジャンク品はいわゆる”当たり”というヤツだと思いますが、二つも同時に直ってしまったのは全くの予想外でした。年代も古くて入門機なので特殊なことは出来ませんが、電源に単3形ニッケル水素電池を2本突っ込めばいいのも幸いでした。
> ジャンク漁りの醍醐味ですねぇ。
変な扉が開いてしまいそうでヤバイです、これは中毒になり兼ねません。無事修理出来た時の高揚感が半端ないです! なるほど、恐らくネット記事の先達は既に罹患しているんですね、きっと。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年1月21日 (木曜日) 午後 01時04分