100均ライト改造報告No.12-3【1/9追記あり:3LEDクリップライト改三式】
グリーンオーナメント製3LEDクリップライトは、数ある100均LEDライトの中でも改造が楽なせいか既に改三式まで進んでおり、今回は組み込むパワーLEDを安価なオプトサプライ製のOSW4XME1C1S-100に。アバゴテクノロジー製ASMT-M006コリメーター自身へパワーLEDを嵌め込んで固定できるので、前回までの様にLEDを固定用の基板に取り付ける細工は必要ない。
今回の3LEDクリップライト改三式も、一応は供給電源として単3型リチウム電池を2本使っているけれど、今までの改造品で使ったCREEチップと違って今回のオプトサプライ製パワーLEDは発光効率があまり良くないため燃費悪そうな感じ。
比較用に照射パターン図とデータを載せておくけれど、同じ電源と昇圧回路、コリメーターを使っていてもLEDが違うと全く別物になってしまう。光束値は100ルーメン程度しか出せず、照射径は40cmまで拡大するから照度値が1300Lux@1mまでしかでないという状況で。
3LEDクリップライトの未改造および改造品における今までのバリエーションについて性能比較表を作成しておいたので参照のこと。同じ電源、同じコリメーター、ほぼ同じ昇圧回路を使っているにも関わらず、搭載LEDが違うと数値的にもこんなに違ってくるとは驚き。
~ここからは内部編~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まだ完成したばかりだから入渠して分解修理する必要はないけれど、もう一度中身の様子を確認しとこう。
今回の改三式の特徴は、オプトサプライ製パワーLEDのOSW4XME1C1S-100がアバゴテクノロジー製ASMT-M006コリメーターに無加工で嵌め込んでそのまま固定できること! 今までの改造品二種類の様に、別途基板を用意してLEDを取り付ける細工が必要無く、従って焦点調整もする必要が無いということ。基板を使わなかったので昇圧回路は空中配線で済ませた。
パワーLEDの放熱板は、この3LEDクリップライトの構造上どうしてもライトヘッド内部へ装填するとき軸ピンと干渉するのを避けることができないから今回も部分カットで対処する。
基板使わず空中配線でまとめた昇圧ユニット。例のごとくCL0118Bに整流用ダイオードとコンデンサーとを併用し、さらにVDD端子の接続先を整流用ダイオードのカソードに繋ぐ改良回路。いつもと同じだとつまらないので33μHのインダクターはRdc=0.10ΩのLHLC08NB_330Kを、整流にはPANJITのSBDで1S4をいつもは使うけれど今回はDIODESのSBRダイオードSBR15U30SPに。
昇圧パルス電流の整流用にSBRダイオードと積層チップコンデンサーとをいつもの要領で組み込んでいる様子。インダクターのスリーブ径に上手く納まってくれて助かる。ひっくり返した反対側は下図に。
ラジアルリードのインダクター下部にある隙間へ頭を突っ込む様な形でCL0118Bを組み込んでいる様子。インダクターのリードがしっかりしているので空中配線でも瞬間接着剤とか使わずに済んでいてバラける心配なくて助かる。
今回採用の昇圧回路。33μHのインダクターは組み込み先のスペースに余裕あるのでRdcの低い(=0.10Ω)ラジアルリードのものを、整流用はいつもの1S4じゃなくSBR15U30SPを使ってる。VDD端子は改良回路の整流用ダイオードカソード接続式。
先の改良回路における投入電源電圧とLED電流値との関係は上図の通り。今回はLEDにOSW4XME1C1Sを使っているのでグラフ中では【◇】でプロットしたものに相当する。厳密にはグラフデータで使用した整流用ダイオードやインダクターは今回の回路と異なっているので、傾向を掴む程度の認識で。
※この検証結果について自分でも試してみたいと考えた方々へ。くれぐれもブレッドボード等の仮配線で試さないこと。1.5~3Vの低電圧回路といっても、電流は下手すれば0.5~1Aも流れる大電流回路なので、ちょっとした接触不良による電圧降下の影響が致命的になる。当方も過去にブレッドボード仮配線でデータ安定せずに悩んだ経緯あってもう懲り懲り。ユニバーサル基板使って配線組んでもいいが、最低でもオールハンダ付けの空中配線で試すことを勧める。
※もう一点付け加えておくが、LED電流値を測る際にくれぐれもテスターの200mA電流測定レンジを使わないこと。理由はテスター内部測定回路上に数Ω前後の高いシャント抵抗を挿入している関係で、そこでの電圧降下が致命的になるから。微小シャント抵抗内蔵の10Aレンジがあるならそれに越したことはないが、1A以下の数値を正しく読めない可能性がある。当方では、精密級10mΩのチップ抵抗をLED配線に挿入してその両端電圧を±200mVのデジタル電圧計で読み取っている。これなら仮に1A流れたとしても0.01Vの電圧降下に留まるから影響を極力抑えることができる。
前回の改二式の記事で触れた予告ネタ、昇圧コンバータ用チップのCL0118Bが三連装砲に化けた図。にしても長い砲身、リード切っておいたほうが良かったかも。
※改修担当からの通達
「改修(改造)は自らの判断にて行い、それによって生じた責任を負うものとする。」
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見事な空中配線です、インダクターそのものにしか見えません。又、ICの足の曲がり具合など完全にプロの仕事で流石です。
充電池を使うことにすれば、燃費が悪くても照射範囲が広がることでそれはそれで使い道がありますね。
私はこの頃では18650とエネループを主に使っている為、燃費に目をつぶった百均品改造にも手を出しています。点灯させるだけの遊びで作るライトのLEDは百均品のLEDを流用したりしています。
ダイソーのスーパーLEDズームライトはバネを交換すると18650電池が入るので電流調整の抵抗値を小さくして冬用の冷たくないライトとして重宝しています。単四x3用なので少し太いのは難点ですが。
18650化改造検討中のひとつ目は、三回目に購入した水中ライト外れ品からXP-Eを取り出してこのダイソー品に入れようと考えています。制御基板はauモール訳ありライトのCX2809基板のFETをAMC7135に交換して使う予定。二つ目はリフランのリフレクターを入れてズーム機能無しのライトにする予定です。
人柱情報:長文です。
新年早々又々ソーラーライトに手を出してしまいました。Li-ion(800mAh)充電池式ソーラーチャージャー/ライト SL-9970 送料込み560円、市場では2000円から3000円で売られている。砲弾型LED5灯、携帯充電機能付き。
結論は「外れ」でした。ソーラー充電出来ないので返品する予定です。
3本購入のうち2本点灯せず、ソーラー充電1時間でも駄目。ソーラーセルを流用したかったのですが、粗悪な製品に使われているセルと似た感じの外観で、使い物になりません。贋物かもしれない。
内部回路の設計はとても良心的ですが、配線はすぐに切れる極細ビニール線で基板にはハンダ付けのペーストがたっぷり残留し、ソーラーセルが貧弱すぎてほとんど充電出来ていません。ガラス窓越しの直射日光で、開放電圧6.2Vだが短絡電流20mAしか出ず、SS14経由の充電電流は0.1mA(!?)でした。百均のソーラーガーデンライトにも負ける性能です。
ソーラーからの充電はSS14経由の直結、USBから充電する時にはトランジスタで電流を制限していると思われる。RT-USBVAC(電流1A以下は不正確な機器)で測定すると初期0.3A強、1時間後0.15A(200mAh充電)、6時間後0.05A(740mAh)、7時間後0.00A(765mAh)だったので充電終了とした。電池電圧4.21V。点灯しないライトの電池は0.1Vまで下がっていたので生セルだと思う。
砲弾型LEDには個々に27Ωが付いていて、4.2V時27mA、3.5V時12mAと妥当な抵抗値です。5本で初期135mAですから800mAhのLi-ionで6時間は点灯するでしょう。市販ライトとの比較で、感覚的な明るさは15ルーメン。但し、1m先で85Lux、直径40cm程度、それでも豆電球式よりは明るいです。
携帯充電機能はME2108A相当品の5.6V用が使われています。そのためか3.5mmプラグ式です。ガラケー充電には丁度良い電圧ですが、電源が3.7V800mAhですからガラケーを半分も充電できないでしょう。
投稿: mytoshi | 2015年1月 9日 (金曜日) 午前 10時20分
[mytoshi]さん今年最初のコメント、早速有難うございます。
燃費悪い件、単3型リチウム電池からNi-MHに替えると恐らく電圧が1.25V×2でほぼ2.5V前後となって増々暗くなるはずで確かめてはいませんけれど、このコリメーターを使っていて40cm@1mの照射径まで拡大していることは手元作業向きとも言えます。
こちらも人柱情報。
各所で幾多の改造例があるスーパーLEDズームライト、店頭で確認するも手は出さず。グリーンオーナメントの類似品でLED懐中電灯Wide&Spotを入手して分解、既に構造解析済み。プラスチック筐体は割と頑丈、電源は単4型×3本の電池BOX式。Wide&Spotを提供するズーム構造は、こんな複雑な金型使って100均で大丈夫?なくらいの出来映え。完全分解するには嵌め込み式ツメを少々抉る必要あるも綺麗にバラせる。筐体の部分加工で昇圧回路やパワーLEDを組み込む余裕たっぷり。なお18650型電池は入らず、SUB-C型ミニ単2ならぎりぎり入る。
>ソーラーチャージャー/ライト SL-9970・・・
年明け早々、残念な結果です[mytoshi]さん。白い筐体に青のストライプが入った綺麗な筐体のど真ん中に巨大な太陽電池。amazonとかで評価が真っ二つに割れているのは・・・。ところで搭載しているLi-ion電池は角型?それともシリンダー型? 800mAhの容量だと14500型?まさか17500とか17650、18650ではないですよね。
投稿: くろやまね子 | 2015年1月 9日 (金曜日) 午後 05時33分
> グリーンオーナメントの類似品でLED懐中電灯Wide&Spot
このライトはまだ見かけていませんが、WEB情報を見る限りでは私には関心が無い部類のサイズです。
18650が入らないと特に。スーパーLEDズームライトの筐体で満足しています。
> 搭載しているLi-ion電池は角型?それともシリンダー型?
角型です。30x50x6mm。ガラケーに入っているものとほぼ同じ。
リード線は非常に細いビニール線で銅線5本位のより線なので気をつけないとすぐ切れます。
リード線付きはなかなか手に入らないので、人柱用で購入したのだから返品せず充電池を買ったと考えれば良いのかなあ。容量は大丈夫そうだし。
昇圧ICも2108A(5.6V用)だとLP-AWME56F1Aを二個直列でそのまま駆動させるのに丁度良さそうで,
試してみると面白いかも知れない。SBD(SS14)とC(実測で7μF)は付いています。今付いている22μH(SMD型)を調整すれば電流調整出来そうです。
> 巨大な太陽電池
30x85mm、セルの厚みは不明。周囲を樹脂で固めてある為側面は2mm程度ある。発電性能が貧弱すぎです。3LEDソーラーキーライトの20x35mmセルにさえ負けている。せめて短絡電流で40mA出ればSS14経由で充電電流10mA位取れるかもしれない。3000円で売っている正規品(?)なら良いセルを使っているのでしょうか。
でも、秋月のシャープ製「携帯機器用ソーラーモジュール 300mW LR0GC02」(41x67.5mm、厚さ.0.8mm)のほうが品質間違い無しです。
> 評価が真っ二つに割れているのは・・・。
評価が分かれているのは中身を分からずUSB充電された電力を使っている方が良い評価を出しているのでしょう。ソーラーセルで充電中表示の赤LEDは点灯するもののほとんど充電されていないことを知らず、最初の充電量を使い果たして「ソーラーで充電されなくなった」と勘違いしているのだと思います。
しかし、普通の豆電球式懐中電灯と比べれば、砲弾型LED5個へ130mA程度の電流でも室内で使うにはなかなか実用的な配光と明るさで評価出来ます。
大きさはキャンドゥの「3LEDハンディライトA」とほぼ同じサイズです。固定ネジのリブが真ん中に立っているので他の電池を入れるには適さない構造でした。
投稿: mytoshi | 2015年1月 9日 (金曜日) 午後 07時17分
追記:
返品せず弄ってみることにします。
リフ部分にはキャンドゥの4LEDハンディライトのものが専用設計品並にピッタリです。
携帯充電回路をライト点灯に利用して、2108Aで2灯x2列を試すのに丁度良い。
ソーラー部分は少しでも充電できるようにダイソーのガーデンライトから30x30mmセルを取り出して3枚直列に入れます。筐体を少し加工必要ですが、直射日光時20mA程度で充電できるはずです。5時間で100mAhですが現状よりはマシです。
電池部分には単三x2が納まりました。電池ホルダーは入りません。NiMHを内蔵させるとして電極を独自で作るしかない。これならCL0118Bのクロヤマネコ式回路の約300mA駆動で行けそうです。NiMH2本にソーラーセル3枚直列なら薄曇りでも充電電流を少し稼げるかもしれない。
筐体がもっとスリムなら良かったのですが。
投稿: mytoshi | 2015年1月 9日 (金曜日) 午後 08時05分
「電池ホルダーは入りません。」と書きましたが、補強用のリブを除去すればホルダーが入りますので、メンテ性を考えて「単三x2ホルダー」式で改造してみます。
投稿: mytoshi | 2015年1月 9日 (金曜日) 午後 08時17分
[mytoshi]さん、Li-ion電池形状の件、情報有難うございます。
角型Li-ion電池、あともう少し細かったらフリスクに入る大きさでした、残念。amazonでの評価が割れている理由は[mytoshi]さんの推察通りでしょう、いざという時にソーラー充電できず役に立たないライトを防災用に置いておくことほど危険なことはありません。
投稿: くろやまね子 | 2015年1月 9日 (金曜日) 午後 09時43分
Li-ion電池のサイズ、私も非常に残念だと思っています。幅が27mmであれば単三x2のライト等へ組み込めて、遊べる範囲がとても広がったのですが。
ソーラーチャージャー/ライト SL-9970 その後です。
ソーラーセルを取り外して良く見ると、5.5x22mmのリボン状セル11枚をエポキシで固めてありました。実効サイズ60x22mmです。32x87x2.9mmの板状の電極印字はプラスとマイナスが逆になっていました。電圧チェック時に黒がプラスで赤がマイマスだったのでビックリしましたが、ソーラーセルの印字が間違っていた為でした。
6V/11枚=0.5V/セル、粗悪品相当の電圧です。Li-ion充電池をソーラーで充電するには7V欲しいので電圧不足です。NiMHx2本なら利用可能ですが実効面積が半分しかないので実用性低い。
3枚並列にして三面鏡開きにすれば廃品利用可能???しかし、NiMHx2本なら秋月で販売しているシャープ製一枚で十分足りるしコンパクトです。
ダイソー品のソーラーセルは4セルで2.6V。2.6/4=0.65Vと良い性能です。(セルの一つは幅半分、フルサイズ4セルならもっと電流取り出せたはずでもったいない)。これを3枚直列にして入れれば7.8VでLi-ionをまともに充電出来ます。これで改良の一つ目は決定。
もう一つはソーラー無しで2108Aの回路を利用してLED2直列2並列をキャンドゥの4LEDハンディライトに組み込みたいと思います。これのほうがズ-ッと小型で持ちやすいので。単四x3のホルダーに四角い穴を開ければLi-ion電池と基板を固定できます。USB充電ライトとして使えます。
どちらのライトも筐体の材質がPSなので割れやすいと思います。
投稿: mytoshi | 2015年1月10日 (土曜日) 午前 11時17分
各種ソーラーセルの詳細情報ありがとうございます、[mytoshi]さん。
当方では太陽電池に無関心なせいか、現在どんな性能のどんな製品が手に入るとか、100均商品への適用例とか色々と疎いので助かります。[mytoshi]さんの人柱情報にあったソーラーセル、似たような形状のバルク品が千石電商2Fに処分価格で出てた様な気がします。性能不明のジャンク扱い?だったので手は出しませんでしたが。
投稿: くろやまね子 | 2015年1月11日 (日曜日) 午前 12時54分
この記事で扱われている3LEDクリップライトをようやく入手できました。
先週から近くのダイソーで扱うようになりました。それもグリーンオーナメントのままで。いつでも入手できるようになって良かったです。web情報通り昇圧回路のパターンが残ったままの製品です。
ソーラーライトSL-9970をいじってみて、砲弾型LEDでも設計が良いリフが付くと周辺光が増えて暗い室内では中心光とのバランスが良くなりとても使い易い配光になることが分かりましたので、3LEDクリップライトの基板をそのまま使ってCL0118Bを組み込んでみようと思います。付いているLEDのVfは高めだと予想され、そのままでは面白くないので電流を増やす為にクロヤマネコさんのVDD変更式で行きます。
このライトのリフを見て残念だったのはLEDの発光体の部分にはリフ垂直立ち上がり部があることです。垂直部が無くて底面からすぐ放射状に広がれば見やすい配光になったはずです。ソーラーライトSL-9970のリフは底辺から綺麗に放物状に広がっていくので横に漏れた光を上手に前方へ送ってくれとても使い易いです。太くて持ちにくいのでその内に中身を別のライト筐体へ入れます。中心のLED一個をLP-AWME56F1Aに換えて全体光量増加も試みます。
さて、
遅ればせながら最近になって「改造報告No.12関連の性能比較表」が追加されていることに気付きました。
それでこの数値を元に、だいぶ前に検討していた「明るさについて視覚的な感じと相関のある数値(案)」を計算してみました。明るさが半減する面積x高さ(円錐体m^3)に照度(@1m)を掛けた「照度体積(LuxV)」(勝手に命名)です。今回、明るさの半減値幅は不明なので照射直径の半径を当てはめます。半径は二乗で影響するため誤差は大きくなりますがご容赦を。
高さは1m固定なので、下記サイトの高さhに照度値を入れて算出しました。
http://www.benricho.org/calculate/Cone.html
尚、ソーラーライトSL-9970で再認識した周辺光の明るさが加味されていないため視覚との相関がどれくらい取れるか不明です。中心から50cmの明るさ(照射径1mの端っこ)を併記すると判断しやすくなると考えています。すぐ分かるよう表現するには図形化が一番良いのですが。
結論としては、屋内で見る時の視覚的な明るさはルックス値よりも、明るい中心部分の広いものが良いのではないかということです。適度な周辺光が加われば評価は更に高くなります。市販ライトのスポットが強い遠射向き製品が屋内では使いにくく感じることと一致します。
評価一番は報告10のビッグレンズ改造品ですが、サイズを考えると報告4-5の3LEDパワーライトに軍配が上がると想像しています。
LuxV値、照射径、Lux@1m
報告No.12(素材) 2.7 , 40 , 65 3LEDクリップライト
報告No.12-1 25.8 , 20 , 2460
報告No.12-2 27.0 , 15 , 4660
報告No.12-3 57.0 , 40 , 1360
報告No.11(素材) 3.7 , 10 , 1400 3LEDハンディライトA(2D)
報告No.11 31.4 , 20 , 3000
報告No.10(素材) 18.8 , 40 , 450 3LEDビッグレンズ
報告No.10 179.6 , 70 , 1400
報告No.4(素材) 4.4 , 80 , 26 3LEDパワーライト
報告No.4-5 128.2 , 70 , 1000
報告No.4-6 125.7 , 80 , 750
報告No.6(素材) (LuxV不明) ランチャー9
報告No.6(350mA) 31.4 , (20予想) , 3000
報告No.6(250mA) 16.8 , (20予想) , 1600
投稿: mytoshi | 2015年1月14日 (水曜日) 午前 12時52分
[mytoshi]さん、3LEDクリップライトが簡単に手に入る様になったとのことで良かったです。
そうですね、このライトのLED基板には最初から昇圧回路を組める様なパターンが作り込んであるのに使っていないのはコストの関係でしょうか。
確かに底が平面なリフレクターは上手く集光出来ていないようで残念です。どこかに径30mm程度の金属製リフでもあれば突っ込んでみたいところです。ちなみに径が30mmあると秋月電子取り扱いのCREEチップ専用コリメーター(白い外装は取り外して)が4個入りますので図面引いて鋭意検討中。
照射パターンや明るさに関するデータをどうやってまとめるべきか、照度比較のページは作ってみたものの全然更新してません。でも今回、本ページで表を作ってみたら案外スッキリいけそうなので、過去改造品も同じ様なスタンスでまとめてみようかと考えていたところでした。[mytoshi]さんの新しい評価基準で数値判断による優劣が決まるようになれば、今後進むべき方向性を明確に指し示してくれるのではないかと期待しています。
※最近気づいたGoogle画像検索キーワード【CL0117】の一覧で、CL0117のVDD端子接続先変更前後の比較グラフが、病院系データ改竄ブラックチェック?にリンクしてる様子。どうしてあのデータが病院系?
投稿: くろやまね子 | 2015年1月14日 (水曜日) 午前 01時50分
この記事へ書いた、Amazonで購入した「ソーラーチャージャー/ライト SL-9970」のレビューをようやく投稿しました。
又、他のAmazon購入品も幾つか新規投稿や修正をしました。
Generic Y23 (ズームライト)
銅 箔 テープ 大ボリュームの50メートル 幅10mm
ハンディートーチライト WRAS-15 ( ガンメタ、レッド 同じ内容で)
※ 最近、立てて使う「L字型ライト(市販品は高い!)」の自作を検討してみました。が、防水性無いので作らないかも。
単三x1用:
単三を入れると少し余裕があるダイソーのソーラーアクセントライト(カラー版:黒)の筒を使います。
側面に丸穴を開けて、cree専用レンズ、又はリフレクタ、又は凸レンズなどを取り付け、LP-AWME56F1AをCL0117で駆動。
上部を閉じるプラ板へキャンドルライトのプッシュスイッチ付けてON-OFF。
底部はソーラーアクセントライトで少し太め黒専用版の筒が丁度嵌合するので蓋とし、底部から電池交換可能とする。マイナス側電極を作り上部の基板へ延ばす。
18650用:
ソーラーアクセントライトで少し太め黒専用版が外径18.1mmの18650電池にピッタリなので利用。
(手持ちのうち外径18.2mmの電池では入らなかった。)
底部から上部への電極は銅箔テープ式が良さそう。筒は電池上部1/4位置で上下に分割する。
上部天井へ百均のスイッチ取り付け、筒側面には丸穴を開け凸レンズを接着、放熱板付きXP-Gへ純銅製ヒートシンク8x22mmを追加して固定。auモール訳ありライト調光基板で0.25Ω経由、又はAMC7135x3個で約1A駆動する。
レンズとLEDの位置は好みの広角照射直径になるよう調整する。
投稿: mytoshi | 2015年4月 7日 (火曜日) 午後 01時51分
Amazonでこのようなものを見つけました。1727円、面白そうです。
Energizer エナジャイザー ハードケース 4LED首振りライト 【防水・耐衝撃】 グレー PROSW2AJA
2AAで白LEDx1(100ルーメン(14時間)、25ルーメン(75時間))、赤LEDx2、緑LEDx1。
コンクリートへの耐衝撃性能:6m落下試験をパス、防水性能IPX4対応。
でも普通の用途ならこちらのほうが使い道有りそうです。2182円。
Energizer(エナジャイザー)LEDフュージョン 3-IN-1 ランタン 【明るさ最大150ルーメン】
投稿: mytoshi | 2015年4月 7日 (火曜日) 午後 07時32分
(!_!)縦型ライトというと、思い出すのは軍用ライト。軍放出の中古品を扱っている店で良くみるあの独特なフォルムは、それだけ使い勝手が良いのでしょうね。グリーンオーナメント製3LEDクリップライトもスイッチとクリップの構造を改良すれば可成り扱いやすい部類に入ると思います。
エナジャイザーの縦型ライト、なんとメカメカしい外見。画像検索掛けると断面図とか出てきて面白いです。流石に防水を謳っているだけあって複雑なボディ構造・・・のわりには結構隙間多い様に感じました。
投稿: くろやまね子 | 2015年4月 9日 (木曜日) 午前 03時51分
2015-1-9のクロヤマネコさんからの返事コメントに出て来た人柱情報の「 LED懐中電灯Wide&Spot」はまだ見かけていませんが、
同時期に世間で話題になった単三x3仕様の「LEDライトLDX」(タクティカルライトっぽい形状)を本日近所のセリアでようやく見かけました。どんなものか確認用に一個だけ購入してみました。
結論: 大きさと性能が非常に中途半端で、単三x3ライトとしては継続して使いたいと思えず、改造用としても魅力に欠けるライトです。
これで単一x2の設計だったならプラスチックが華奢で造りが悪い筐体でも文句はないのですが。
単三x3なのにサイズは限りなく「改造報告No.11」の「3LEDハンディライトA」に近い、握りの太さやヘッド直径はほぼ同じで長さが35mm位短いだけ。明るさ(というより「暗さ!」)や超スポット配光は同程度。
改造するとしても単一x2化は長さが不足、単二x2化はネジ留めのボスが邪魔で無理、単一x1化するにも電池ボックス根元のくびれ部分が細くて無理。
投稿: mytoshi | 2015年4月27日 (月曜日) 午後 07時15分
いつも情報有難うございます、[mytoshi]さん。
LED懐中電灯Wide&Spotはポリスチレン樹脂の厚い筐筒で100均にしては中々に頑丈な方です。LEDライトLDXはまだ見たことありませんが、それほど中途半端なら見つけても手に取らないでしょう、大きなライトは3LEDハンディライトAで足りていますので。
投稿: くろやまね子 | 2015年4月29日 (水曜日) 午前 05時46分