LEDライト改造で知りたい照度比較(2016/3/11改訂第五稿)
今まで繰り返してきたLEDライト改造の絶対的数値評価をしてみたくて照度計を入手し、比較データを取ってみました。
そに子「撮影で良い機材やライトを使ってもらえると、なんだかワクワクしちゃいます!」
(般若も納得) from 『すーぱーそに子@nitro+』
【照度計について】
LX-1010Bという型番のセンサー分離型照度計で、LEDライト改造サイトでは一般的?なものみたいです。amazonや秋月電子で入手出来、前者では¥1,280-、後者では¥2,000-で購入できます(この差額は一体・・・)。
【照度測定の方法】
照度センサー分離部は、φ40mmの乳白色半透明なドーム中央部に受光デバイスを埋め込んでいます。今回はこれを床に置き、1m上空から改造LEDライト
を照射して測定します。測定時には周りを真っ暗にして瞬間値を読み取り、表示をHOLDにしてからそれを目視確認しています。
【照射パターン比較写真】
真っ暗な部屋の天井へ1m下から改造LEDライトを照射し、デジタルカメラでそのパターンを撮影したものです。単純比較できるように毎回、 CASIO製QV-2400UXの絞りをF2.8、シャッタースピードを1/40にそれぞれ固定して写しています。写真中に記載している照射径は、上空 1mから床へ 照射した時に示すパターンで、中心部照度に比べておよそ半分になるところの直径を測っています。
⇒ モバイルバッテリーLEDライト(オリジナル)HIGHモード
⇒ モバイルバッテリーLEDライト(オリジナル)LOWモード
⇒ グリーンオーナメント製3LEDハンディライトA(未改造)
【こちらも参考に如何ですか?】
【オリジナル製作なLEDライトたち】
フリスクレーザーの製作No.1_フリスクにレーザーユニットを組み込む(秋月電子LM-102-Bモジュール使用)
フリスクライトの製作No.3_フリスク120にLEDライトを組み込む(AMC7135、CREEチップXP-Gを2灯、Li-ion電池)
フリスクライトの製作No.2_フリスクにLEDライトを組み込む(LTC3490、TL1F2-DW0-Lを5灯)
フリスクライトの製作No.1_フリスクにLEDライトを組み込む(CL0117、CREEチップXP-Gを4灯)
メンソレータムLEDライトの製作No.1_メンソレータムDMをLEDライトにする計画(CREEチップXP-G使用)
スリムロッドLEDライトの製造報告No.1_φ8mmパイプをLEDライトに(EMH7601、CREEチップXP-G、単6形NiMH)
モバイルバッテリーLEDライトの製造報告No.1_モバイルバッテリーをLEDライトに(AMC7135、CREEチップXM-L2ランクU21A、Li-ion電池)
9LEDフラットライトの製造報告No.1_平面照射なLEDライトの製造(AMC-7135、TL1F2-DW0_Lを9灯、Li-ion電池)
ポータブル5LEDライトの製造報告No.1_平面照射なLEDライトの製造(AMC-7135、CREEチップXP-Gを5灯、Li-ion電池)
平面照射形LEDライトの製作No.1_小型液晶パネルのバックライトを流用した平面照射なLEDライト
充電用BOXのLEDライト改造報告No.1_筺体を利用してLEDライトに(EMH7601、CREEチップXP-G)
★オリオンミニコーラLEDライトの製造計画No.1 駄菓子のケースをLEDライトに(計画中)
【一般市販品を改造したLEDライトたち】
スネークライトの改造計画No.1_スネークライトの改造計画(ひとまず分解から)
LEDライト ムーンレンズの改造計画No.1_LEDライト ムーンレンズの改造計画(ひとまず分解から)
LEDスリムペンライトの改造報告No.1_LEDスリムペンライトの輝度アップ改造(EMH7601、CREEチップXP-G)
カラフル2WAYハイパワーライトの改造報告No.1_同品の輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを7+5灯、Li-ion電池)
LEDミニランタン改造報告No.1_オーム電機製LEDミニランタンの輝度アップ改造(CL0118B、CREEチップXP-G)
改造報告No.1____100均ミニランタンのLED化改造(CL0118B、オプトサプライの1WパワーLED)
改造報告No.1-2_100均ミニランタンのLED化改造(CL0118B、CREEチップXP-G)
改造報告No.2____100均2WAYランタンの輝度アップ改造(CL0117、0.19~1W)
改造報告No.2-2_100均2WAYランタンの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.2-3_100均2WAYランタンの輝度アップ改造(LTC3490、CREEチップXP-G)
改造報告No.3-1_100均3LEDタッチライトの輝度アップ改造(日亜NFSW036CT)
改造報告No.3-2_100均3LEDタッチライトの輝度アップ改造(CL0118B、日亜NFSW036CT)
改造報告No.4____100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.4-2_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117、オプトサプライの3WパワーLED)
改造報告No.4-3_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117にSBD+C併用回路換装)
改造報告No.4-4_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117にSBD+C併用回路内蔵)
改造報告No.4-5_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(LTC3490、CREEチップXM-L2搭載)
改造報告No.4-6_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117+SBD+C回路、LP-AWME56F1Aを3灯)
改造報告No.5____100均白色レンズ付LEDライトの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.5-2_100均白色レンズ付LEDライトの輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXP-G)
改造履歴一覧____改造報告No.1からNo.11-2までの諸元
改造報告No.6____100均ランチャー9の輝度アップ改造(LTC3490、CREEチップXP-G)
改造計画No.6-2_100均ランチャー9の輝度アップ改造計画(CL6808、LED選定未定)
改造報告No.7____100均スリムライトLEDの輝度アップ改造(5φ砲弾型で0.19W)
改造報告No.7-2_100均スリムライトLEDの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.8____100均5LEDライトの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.9____100均1LEDライトミニキーホルダーの輝度アップ改造(CL0117、CREEチップXP-G)
改造報告No.10____100均3LEDライトの輝度アップ改造(OKL-T/3-W5N-C、CREEチップXP-Gを7灯)
改造報告No.10-2_100均3LEDライトの輝度アップ改造(OKL-T/6-W5N-C、CREEチップXP-Gを7灯)
改造報告No.11____100均3LEDハンディライトAの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、LP-AWME56F1Aを3灯)
改造報告No.11-2_100均3LEDハンディライトAの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-Gを3灯)
改造報告No.12____100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXM」-L2ランクU21A搭載)
改造報告No.12-2_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-GランクR4搭載)
改造報告No.12-3_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、オプトサプライの1WパワーLED搭載)
改造計画No.12-4_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造計画(インバータ未定、CREEチップXP-Gを4灯組み込み予定)
改造計画No.12-5_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造計画(CL0118B、LP-AWME56F1Aを3灯組み込み予定)
改造報告No.13____100均3LED自転車ライトの輝度アップ改造(LTC3490、CREEチップXP-G、ミニ単2NiMH)
改造報告No.14____100均4LEDハンディライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、LP-AWME56F1Aを4灯)
改造報告No.15____100均LEDミニスタンドライトのスタイリッシュ改造計画(LED、昇圧回路未選定)
改造報告No.16____100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CL0117+SBD+Cの単機駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)
改造報告No.16-2_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CL0117+SBD+Cの重連駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)
改造報告No.16-3_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(LTC3490単機駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)
改造報告No.16-4_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXM-L2ランクU21A)
改造報告No.17____100均2WAY LEDキーホルダーの輝度アップ改造(EMH7601、GM2BB65QK0Cを5灯、単6形NiMH)
改造報告No.18____100均LX-601の輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXP-G)
改造報告No.19____100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを5灯、Li-ion電池)
改造報告No.19-2_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、GM2BB65QK0Cを5灯、Li-ion電池)
改造報告No.19-3_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを10灯、Li-ion電池)
改造報告No.20____100均LEDランタンの輝度アップ改造(焦電センサー、AMC7135、CREEチップXP-G、Li-ion電池)
改造計画No.21____100均サイクルセーフティライトの改造計画(一部パーツの流用と応用考察)
改造報告No.22____100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、OSW54L5111P)
改造報告No.22-2_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、CREEチップXP-G、Li-ion電池)
改造報告No.22-3_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME54F1A)
改造報告No.22-4_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、OSW47L5111Y)
改造報告No.23____100均LEDミニタッチライトの輝度アップ改造(NJW4616、オプトサプライ製ブルーLED搭載)
改造報告No.24___100均5LEDスタンドライトと電球型LEDライトとを合体融合(タッチセンサー搭載)
改造報告No.25___100均サイクルフラッシュライトの輝度アップ改造(OKL-T/3-W5N-C、CREEチップXP-G)
改造報告No.26___100均LEDヘッドライトの輝度アップ改造(CR123A、CREEチップXP-G)
第111呟__________100均タイマーライトのちょい改造(タイマー再始動用スイッチの追加)
【LEDライトの製造・改造、比較で気になる情報】
LEDライト改造で知りたい情報__ →CL0117、CL0118B、CX2601に[SBD+C]追加して最適化検証
LEDライト改造で知りたい照度比較__→100均ライト改造品および未改造品の照度測定比較
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以下、数値のみの過去データを残しておきます。
【測定結果(6/20報告分の速報値)】
表示値: 1000Lux@1m(センサから1mの距離で)
⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-5(LTC3490、CREE XM-L2ランクU21A改)
※さらに焦点の微調整を行ったところ、スポット径が若干狭まって中心部の照度が向上、
800Luxだったものが1000Luxまでアップしました。光束は120ルーメンなままです。
【測定結果(6/18までの速報値)】
表示値: 800Lux@1m(センサから1mの距離で)
⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-5(LTC3490、CREE XM-L2ランクU21A改)
※3LEDパワーライトへLTC3490とXM-L2ランクU21Aを組み込み、単3型リチウム電池
一本でLED電流250mA駆動した結果。120ルーメンの光束で、1m先のスポット径が70
cmの広角照射にもかかわらず800Luxの照度があるのは可成り明るい部類に入ります。
表示値: 1500Lux@1m(センサから1mの距離で)
⇒ 2WAYランタン 改報No。2-3(LTC3490、CREE XP-G5W改)
※2WAYランタンへLTC3490とXP-Gを組み込み、単3型リチウム電池一本でフルパワー駆動
した結果。LED電流340mAで126ルーメンに達するも放熱対策を怠ったために、連続点灯
試験で5分後に焼損してしまいました。
表示値: 3000Lux@1m(センサから1mの距離で)
⇒ ランチャー9 改報No.6(CREE XP-G5W改)
※ランチャー9改の電流調整最大フルパワー時で、さらにコリメータ位置を最適距離に微調整
した結果。
【測定結果(6/5までの速報値)】
表示値: 2000Lux@1m(センサから1mの距離で)
表示値: 18000Lux@30cm(センサから30cmの距離で)
表示値:131000Lux@5cm(センサから5cmの距離で)
⇒ ランチャー9 改報No.6(CREE XP-G5W改)
※ランチャー9改はニッケル水素電池1.2V1本を電源としたLTC3490昇圧回路組み込み
タイプです。センサ近接測定ではもはや比較評価できないほど明るすぎるので距離を置い
ての測定値になります。
【測定結果(4/6までの速報値)で以降はセンサ近接ゼロcmの距離から】
表示値: 302×100Lux ⇒ 1LEDライトミニキーホルダー (未改造品)
表示値:1330×100Lux ⇒ 1LEDライトミニキーホルダー 改報No.9(CREE XP-G5W改)
※1LEDライトキーホルダーはLR44ボタン電池×3個直列で新品の時の数値です。
集光レンズ付きにしてはちょっと暗いですね、これに昇圧回路を入れて単5電池と
CREEチップXP-Gを組み込んだ改報No.9では格段に照度アップしています。
表示値:1325x100Lux ⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-3(CREE XP-G5W改)
表示値:1320x100Lux ⇒ 5LEDライト 改報No.8(CREE XP-G5W改)
※3LEDパワーライト改はnexcell単3型リチウム電池を新品にして再測定、5LEDライト改は
単5型アルカリマンガン電池の新品を一本使用して測定した結果です。5LEDライト改が
単5電池を使っているにも関わらず奮闘している理由として以下の2点を掲げます。
1.CL0117の最適インダクター検証結果(参照⇒LEDライト改造で知りたい情報)を元に、
今まで採用していた47μH(Rdc=0.35Ω)から、33μH(Rdc=0.18Ω)に変えた
結果、LED電流値が増したこと。
2.ヘッド内側がアルミ削り出し表面なので、反射率が高まっていること。
表示値: 677x100Lux ⇒ ビッグ5 (未改造品)
表示値: 612x100Lux ⇒ 5LEDライト (未改造品)
表示値: 753x100Lux ⇒ ワイド&スポットライト (未改造品)
表示値: 431x100Lux ⇒ 白色レンズ付LEDライト (未改造品)
※使用電池はいづれも新品状態です。ビッグ5と5LEDライトはLR44×4個直列、ワイド&
スポットライトはLR44×3個直列、白色レンズ付LEDライトはLR41×4個直列です。
表示値: 800x100Lux ⇒ ランチャー9 (未改造品)
表示値: 460x100Lux ⇒ 3LEDパワーライト (未改造品)
表示値: 461x100Lux ⇒ スリムライトLED (未改造品)
表示値: 756x100Lux ⇒ スリムライトLED 改報No.7(60°φ5砲弾型0.19W改)
表示値: 937x100Lux ⇒ スリムライトLED 改報No.7-2(CREE XP-G5W改)
※使用電池はいづれも新品状態、ランチャー9は単4型アルカリマンガン電池×3本直列、
3LEDパワーライトはボタン電池LR44×3個直列、改7はLR41×4個直列、改7-2は
単6型アルカリマンガン電池×1本です。
表示値: 120x100Lux ⇒ 2WAYランタン (未改造品)
表示値: 281x100Lux ⇒ 2WAYランタン 改報No.2(1WオプトサプライLED改)
表示値: 765x100Lux ⇒ 2WAYランタン 改報No.2-2(CREE XP-G5W改)
※使用電池は、同じくnexcellの1.5V単3型リチウム電池で新品状態のものを使ったデータです。
表示値:1304x100Lux ⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-4(CREE XP-G5W改)
表示値:1237x100Lux ⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-3(CREE XP-G5W改)
表示値: 914x100Lux ⇒ 3LEDパワーライト 改報No.4-2(3WオプトサプライLED改)
表示値:1165x100Lux ⇒ 白色レンズ付LEDライト 改報No.5(CREE XP-G5W改)
※使用電池の情報について、改造報告No.4シリーズはnexcellの1.5V単3型リチウム電池を、
改造報告No.5は同じくnexcellの1.5V単4型リチウム電池です。いづれも新品状態ではなく、
電圧が多少落ちている状態のデータですが、見た目の明るさと比例したデータでした。
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夕方見たと思ったら、いつもまにか速報Ver2になっていました。
XP-Gはさすがに良い数値が出ていますね。私が今度秋月さんで購入するLED関連及び各種回路実験用部品に追加することにします。
SBD+Cと6°のコリメータレンズの効果も有り非常に優秀な改造だと思います。この照度計は中心部が一番高い数値が出るのでスポット光の効果大だと思います。リチウム電池を使ったことで電池の内部抵抗による損失は最小限に出来ていると思いますから最高照度が得られているのでしょう。
ボタン電池やコイン電池ではみるみるうちに照度数値が下がっていきます。単三アルカリ電池では日本メーカー品の方が内部抵抗低いようで、ある程度使用した電池でも開放電圧と10オーム負荷時の電圧差が少ないです。百均電池は内部抵抗が大きいらしく負荷時電圧が大きく下がります。
私はチップコンデンサの測定用に容量計を自作しようと考えていたのですが、秋月のLCRメーター「DE-5000」と測定端子を買うことにしました。一応四端子法で測定できるそうなので。精度は本格的装置と比較しても±1%以内との報告も。CR混在部品のそれぞれの数値やインダクタンスのLとRを同時測定出来、治具を作れば電池の内部抵抗も測定可能など。
レビュー記事を書いている方はHAMの方が多いです。LEDランプ改造の方はいなかったですね。
例えば
http://ja9ttt.blogspot.jp/2013/01/de-5000-test-report.html
発端は、定電流制御するICが使われているELPAのDOP EP201とEP301(400円以下(送料込み)で購入)のLED交換及びL、C、SBD等回路定数を見直して電池の持ちと明るさの平衡が取れた実用的なランプに改造したいと思ったことです。
このライトは0.6Vくらいの電池でもそこそこの明るさが出るのですが、そのままでは青紫色の光で暗いし配光が悪いし使い物になりません。
ならばそれなりのライトを購入すれば良いのですが、自作好き派としては・・・
投稿: mytoshi | 2014年2月23日 (日曜日) 午後 09時12分
[mytoshi]さんのコメント通りです、あの照度計はスポット光タイプでは凄い数字が出ます。でも【改四-三】はオプトの45°コリメータなので拡散光にも関わらず二番手につけているのは低VfなXP-Gのお蔭でしょう。
電池の内部抵抗に関しては知見あります。大学で電池の研究していた時、充電期間中の電池の温度を熱電対で、また内部抵抗を交流式インピーダンスメーター(北斗電工製)でリアルタイムモニターし、その数値を制御信号として取り込んで最適な充電電流をコントロールする実験をやってました。十数年前の話なのですが、今ではその手法が既にチップ化されていて感慨深いです。
電池の内部抵抗は交流式インピーダンスメーターで測るのが定石で当時の高価な測定装置のイメージがあって視野から外れていたのですが、[mytoshi]さんコメント指摘のテスターサイズで安価な計測器が秋月で買えるのを知ったときは、流石にグラッときました。
照度計測データにおいて、改造品ばかりでは比較にならないので、未改造の製品についても載せていきたいと思います。
投稿: クロヤマネコ@ヤマネ製作所 | 2014年2月24日 (月曜日) 午後 01時10分
クロヤマネコさんは電池のセミプロですか。凄いですね。
ネット情報を元に知ったかぶりをしている当方は恥ずかしいです。
ところで、LEDライトの明るさ測定方法についてイメージが纏まりましたのでご報告します。いつごろ作るかは未定ですが。
測定装置の周囲を何かで覆ってある程度の距離を置いて測定すれば部屋が少し明るくても良いだろうとは感じていましたが、一般的な1mでは装置が大きくなり厳しいと思いました。下記の情報から50cm位が良さそうです。
http://www.k5.dion.ne.jp/~dukars/BL5/LED_lab/LED_lab.htm
調べていくと既に国際的な規格がありJISもそれを採用しているようです。
「JLEDS_Technical Report Vol2.pdf」(Page 6. CIE 平均化 LED 光度測定 距離316mm)
http://www.led.or.jp/data/docs/JLEDS_Technical%20Report%20Vol2.pdf
測定装置も市販されていました。 LED光学特性測定システム AL-1000
http://www.photal.co.jp/product/sys_led10_0.html
専門装置を買うほどのゆとりはありませんので自作を考えました。積分球などもありませんから、上で参照したpdf Page6の図4左でやってみることにします。受光器はもちろんLX-1010Bで代用、受光部面積もJISに近いので良しとします。距離はJISの316mmを採用。グリーンオーナメントの3LEDライト(レンズ付き)のような場合でも焦点が合うでしょう。ライトのLED部分からの距離になるようにライト設置位置は調整可能とする。1mに換算する時は逆二乗の法則から約1/9すればよい。
これなら視覚と類似する評価が得られるのではないか?
ここまで考えて、他のサイトをあれこれ見ていると似たようなことを考えて既に実行している方がいました。
LED電球照度測定筒Ver1.0
http://incomprehensiveness.blogspot.jp/2013/07/ledver10.html
装置内壁で手頃な反射光があり全光束とまではいかないが適切らしい。
この方の場合は電球評価の為1mで丁度良かったようですが、私が測定したいLEDライトはそんなには明るくないのでJISの316mmで作る予定です。LX-1010Bの受光部を中心に置く為にはパイプ径は最低15cm必要です。近所のカインズホームへ行き15cm~20cmの範囲で決めたいと思います。
投稿: mytoshi | 2014年2月25日 (火曜日) 午後 11時19分
[mitoshi]さん、参りました。こちらは電池だけです齧っているのは。照度測定についてよもやここまで調べ上げているとは恐れ入りました(;^^)。
当方のアイデアなんぞカスリもしなかったですよ、ご安心ください。アイデア被りなんて恐れ多いことでした。[mytoshi]さんのアイデアが上手くことを願っております。
別件ですが、計画放置状態のランチャー9改造で新しいアイデアがあります。電源にミニ単2を使う計画を立てていましたが、新たな電源としてコイン型CR2032電池を上手く利用する方法です。既に2個直列にしたものがショートランチャーとして世の中には存在しますが、それとは違います。上手く出来れば改造報告No.6-2で公開します。
投稿: クロヤマネコ@ヤマネ製作所 | 2014年2月26日 (水曜日) 午前 12時40分
速報値Ver4.で未改造品のデータも続々と公開してくださりありがとうございます。
私が購入した各製品初期測定値と大筋は合いますが一部異なります。
例えば、
スリムライトLED 600x100Lux (高く出ている)
ワイド&スポットライト 560x100Lux (低くなっている)
ビッグ5 760x100Lux (但しLEDカバーのプラ部品撤去後)
点灯するとボタン電池がすぐ消耗することを考えると大した差ではありませんが。
店舗によって在庫期間が違うでしょうし品質も安定しません。商品の製造時期によってLED等も最新版を使うらしく一年も経つとびっくりするほど明るいLEDに変わったりしています。 クロヤマネコさんが考えた照度測定用の電池に関する検討内容を是非知りたいです。
あと、「最近のコメント」欄を特等席に移してくださり恐れ入ります。
投稿: mytoshi | 2014年2月26日 (水曜日) 午後 08時26分
[mytoshi]さんの測定値との違いは、お考えの通りでしょう。電池(テスト用と称した付属のモノ)もLEDも規格が入れ替わって同じ条件にならないのでしょう。
照度測定用電池・・・、定義がむずかしいですねぇ。外部定電圧電源を繋いで照度を測定したとしても、その値は実際に電池を使った時には出ない訳なので。定電圧、定電流、定抵抗・・・いづれも上手くいかないです。電池の内部抵抗は電極活物質の反応拡散律速に依存して常に変化しており状態把握は非常に難しいのです。申し訳ないですが、まだ良いアイデアはありません。
投稿: クロヤマネコ@ヤマネ製作所 | 2014年2月27日 (木曜日) 午後 09時55分
手間のかかる改訂作業を感謝します。とても分かり易いです。
> 明るさを単純比較できるように、従来の数値記述から照射パターン写真の記載に変更
> 照射径は、、、中心部照度に比べておよそ半分になるところの直径を測っています
同一条件の写真で照射パターンを比較出来るのは「照射径」等の数字だけでは表すのが難しい「周辺光」の様子が分かって非常に助かります。
しっかり「半値幅」で測定していて凄いです。手間はかかりますが相対比較の精度が上がります。又、「印象等」の補足説明により使い勝手などを予想出来て良いです。
今回の照度比較記事改定により、用途に合わせた改造方法を選択できます。
遠方だけ見えれば良い時はスポット光が強いライト、少し先を照射しつつ足元の明かりも欲しい時は周辺光が明るくスポット光も強いライト、全体的に照らしたい時は照射径が大きいライトなど。
私は、
ダイソー製「3LEDライト」(ビッグレンズ)のヘッド開口部を広げてキャンドゥ製「4LEDハンディライト」のリフを入れ、電池室リブを削除して18650電池ボックスを入れた、LP-AWME56F1AをAMC7135駆動ライトがお気に入りです。
投稿: mytoshi | 2016年3月 6日 (日曜日) 午前 09時52分
> 手間のかかる改訂作業を・・・・・
基本的には各ページに載せている写真のコピー&ペーストなのでそれほどの時間は掛かってませんけど、こうやって同じページに並べてみると言葉でいくら説明しても足りない情報が一目瞭然で見渡せるので、自画自賛ではないですけれど良いものが出来ましたと思います。
折角なので空いているスペースへ使っているLEDや昇圧チップ、集光方法、電池などの諸元を載せてもいいかな、と考えているところであります。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月 6日 (日曜日) 午後 05時59分
「諸元追記」は希望したいと考えていることだったので大賛成です。
クロヤマネ子さんの改造情報を一覧出来るのはとてもとても嬉しいです。
この記事とは全く関係ない件ですが、
CX2601に関する、クロヤマネ子さんと「ままならず」さんのやり取り内容に私の理解がついていかず、結果がどうなるのかクロヤマネ子さんの新しい記事を期待するばかりです。
投稿: mytoshi | 2016年3月 6日 (日曜日) 午後 07時24分
「改訂第三稿」をありがとうございます。
情報が増えるのはとても嬉しいのですが、縦長になって一覧性が落ちるというジレンマも生じます。
もし、クロヤマネ子さんが嫌いなレイアウトでなければ、今はセンタリングされている画像を、「align 属性」などを使用して、画像は右寄せ(或いは左寄せ)、文字は画像の左側に(或いは右側)に回り込むようにするのはいかがでしょうか?
そうすれば縦方向の長さは約半分で済み、写真の一覧性が増します。
投稿: mytoshi | 2016年3月 8日 (火曜日) 午後 04時07分
(!_!)すこしは見やすくなったでしょうか、[mytoshi]さん。
<table>タグで表を作って埋め込んでも良かったのですけど、cocologでは何かと編集が面倒なので画像埋め込みにしました。その代り、項目の追加や部分修正は大変です。また各項目が文字ではないので検索に引っ掛からないのは難点かとおもいますが、見た目スッキリしたので良しとします。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月10日 (木曜日) 午前 05時52分
「改訂第四稿」をありがとうございます。
> すこしは見やすくなったでしょうか、
画像化は大変手間がかかりますね。
加えて「項目の追加や部分修正は大変」「文字ではないので検索に引っ掛からないのは難点」とデメリットが増えてしまって済みません。
尚、画像のalt文へ画像内容の諸元説明文を入れれば検索で引っ掛かるようになります。修正時に画像内容と一致させるのが面倒ですけど。
もし、このままの方式で確定するのであれば、
改造記事へのリンクが消えたのはもったいないです。「★」印付きのリンク文章だけでも追加してもらえると助かります。
又、老眼で近視他の私からの希望としては、表示画像横幅を少し広げて410ピクセル程度に、加えて、黒い背景に黄色抜き文字は視認性悪いので、「すーぱーそに子」の明るい雰囲気を生かして淡い色の背景に濃い色の文字(ゴシック体等)にして読み易くするのは如何でしょうか。
「ココログ」でhtml編集は出来ないのかと検索してみたところ、
標準機能で「画像へのテキスト回り込み」が出来るようです。下記リンクの最後から二番目の記事「ココログのブログにアップロードできる画像のサイズや種類の制限など」の真ん中あたり、
http://sh0.cocolog-nifty.com/blog/cat59357970/
以下、一部引用
「画像の選択」ウインドウ内の「画像オプション」では、
「カスタム設定」をクリックすると、以下の詳細項目がウインドウに表示され、
「テキストの回り込み」、、、。初期設定では「テキストの回りこみ」にチェックが入り、「画像を左に」が選択されています。
引用終わり
「第三稿」の時の「諸元」文そのままで画像の右か左に表示させることが出来そうです。
私が以前主業務以外の仕事として担当していたHPメンテではWysiwygエディタの「Dreamweaver」を使っていたので、html構文を直接手直し修正しながら結果を見ることが出来て良かったです。簡単な修正の場合はEmEditorで直接行っていました。
今はフリーのhtmlエディタ(BlueGriffon等)でも高機能で使い易いものが有りそうです。ココログブログのファイル処理で使えるかどうか不明ですが。
投稿: mytoshi | 2016年3月10日 (木曜日) 午後 05時21分
(!_!)いつも的確なご指摘を頂いて有難うございます、[mytoshi]さん。
もしかしてこのページのHTML見ました? 段組みが上手くいかず、位置合わせのために</br>タグを多用した見苦しいものになっていてお恥ずかしい限りです。言われて初めて気付く事、リンクが切れてる・・・、そういえばすっかり忘れていました。あと、黒背景に黄色抜き文字は、そこを見る時に瞳孔が開いてしまいピントが合い辛くなって、結果的に見づらくなることに当方も気付きましたから、再び大幅な修正が必要かと思います。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月10日 (木曜日) 午後 07時40分
(!_!)今回の改訂では、エクセルで作った表を画像としてJPEG変換してから張り付けるのではなく、表から直接コピー&ペーストしています。このためPNG形式でHTMLへ直接データを貼り付ける形になり、もしかすると表示が重く?なっているかも知れません。まさか、エクセルの表が直接引っ張ってこれるとは思わなかったですが、修正することになってもこの方法なら楽そうです。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月11日 (金曜日) 午前 06時45分
素早い対応の「第五稿」ありがとうございます。
素晴らしい仕上がりです。とても見易くなりました。リンクも復活して改造記事を参照するのが便利になりました。それにしても一晩のうちに改訂してしまうとは凄いです。
> エクセルで作った表、、、から直接コピー&ペーストしています。
そのようにするとbase64化されて貼りつくのですね。面白いです。メンテが楽になるのは何よりです。
「エクセルからhtml」
面白そうなので検索すると「表の文字列を生かしてhtml」にする方法が沢山有りました。この記事の「画像の隣に並べる」用途に合うかどうかは不明です。クロヤマネ子さんが行ったコピペに比べて数段手間がかかりますが、文字列がそのまま入るので検索に引っ掛かると思います。
Excelだけで行う方法。 「Excelを使ったHTML生成」
http://webrocketsmagazine.com/entry/20111209/html-code-generation-using-excel.html
変換する「Webサービス」もあるようです。
例えば「Excel to HTML」、使用例 http://ryus.co.jp/blog/exceltohtml/
いろいろなことが出来るものですね。どの分野も奥が深いです。
投稿: mytoshi | 2016年3月11日 (金曜日) 午前 10時50分
(!。!)ようやく[mytoshi]さんからOKが貰えてホッとしました。いろいろと勉強してタグの使い方を覚えたら、改造履歴の方もなんとか見やすいようにしたいです。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月11日 (金曜日) 午後 08時34分
> OKが貰えてホッとしました
私の身勝手な意見を検討して頂いた上にそのように言ってもらえるのはとても嬉しいです。
しかし、ブログ主はクロヤマネ子さんですからご自分の好きな形式で進めてください。私にとってLEDライトの先生はクロヤマネ子さんですから!
> 改造履歴の方もなんとか見やすいようにしたいです。
どのような状態に改訂されるのかとても楽しみです。
再び「おもちゃライト」の話題。
「ユースキンA試供品利用ショートランチャー」検討中です。
リチウム一次電池は液漏れ心配不要で、且つ10年保存可能なことに気づいてから「何か面白い筐体はないか」と探しています。以前愛用していたユースキンAのおまけ「試供品4g」が見つかりました。
テーブルの上に置いても「LEDライト」を主張せず、プッシュスイッチをケース側面に付ければ目立たない。蓋の上に蓄光テープ貼れば急な停電時にも見つけ易い。
外観参考: http://want-some-xx.blog.so-net.ne.jp/2015-01-18
外径31mm、高さ24mmでペットボトルの蓋一個半とほぼ同じです。
ケース内径23mmでランチャーライトのCR2032x2ケースが余裕で入ります。底面は底上げで凹型です。3LEDランチャーライトのリフと基板が楽に入ります。電池電極には銅箔テープ使う。LEDは手持ち不動在庫「OSW5DK5111A」(40cd@20mA、15度)を使う。基板に付いている6.8Ωのままでも大丈夫ですが、新品CR2032では電流流れ過ぎるので簡易電流制限回路を使いたい。手持ち部品ではVceoが低い2SC2120Yのベース電流を2SK246Yへ10kΩ半固定抵抗を追加して0.1~0.2mAにすると良さそうです。
CR2032x2個で徐々に暗くなりながら一晩くらいは持つでしょう。簡易定電流式なので電圧下がったCR2025やCR2032なら三個入れて有効活用も可能?
でも、加工の手間を考えると、既に3LED化してあるショートランチャーを定電流化すればよいだけなのでそれで済ませようかな?
投稿: mytoshi | 2016年3月12日 (土曜日) 午前 11時40分
> ご自分の好きな形式で・・・・・
基本姿勢はそういうことになると思います、ただ毎日最低一回はチェックしに来て頂いている常連さんが増えてきていることを統計データは物語っている中で、その様な方々が当方ブログにどんな情報を期待してアクセスしているかを全く気にしないかと言えばそれは嘘になります。ですから[mytoshi]さんから頂ける鋭いご意見ご要望には目の覚める思いでとても助かっていることをお伝えしておきます。
> 「おもちゃライト」の話題・・・・・
普段使いではない、何等かの災害時に役立つLEDライトというものを考案する良い機会でしょうか。あれから5年も経ちましたが、あの時の感覚を呼び覚ます為、定期的に動画サイトや自分で撮った地震直後の余震が襲ってくる動画も見ています。社内実験室が無茶苦茶になった映像は流石に自分で撮っているから速攻でその時の感覚が蘇って身が引き締まります。
地震時の停電で電気が付かなかった場合の目印灯という用途ならば、cds光センサーと振動センサーとを組み合わせたダブルセンサー形で何とか作れそうです。
投稿: クロヤマネ子 | 2016年3月13日 (日曜日) 午前 06時14分