カテゴリー「分解記事の抽出」の50件の記事

2021年8月31日 (火曜日)

第120呟【電池式噴霧器のギヤポンプ】(2021年8月31日:公開)

第120呟【電池式噴霧器のギヤポンプ】(2021年8月31日:公開)

 ここ1か月ほどのこと、ホームセンターに通って電池式の噴霧器を物色中。大好物なギヤポンプが使われてるのを知ったからで、そうなるともうダメ。狂ったように買い集めるという始末で、もう訳が判らないよ。

 とりあえずこれまでの戦果を晒しとく。

 ところでギヤポンプとは何ぞ?状態のヒト向けに説教しとくと、流体の移動手段にギヤを利用したもの、と言うことかにゃ。他にの手段としてはシリンダーやベローズ、ダイヤフラム式とか色々ある中で、当方が愛して止まないタイプは「ギヤ」そのものを使った方式なのであります。

 下の写真には白いギヤがちらちら写っていますけど、それの事じゃないんです。白いギヤはギヤポンプを駆動する為のもので、ただトルクを上げるため減速段が組んであるだけ。んじゃあポンプはどこぞ?というと、ベージュ色のハウジングの中に二つが噛み合って入っていて、実は写真では見えてませんの。

 KOSHIN製(工進製)噴霧器なんだけどガーデンマスターのGT-Sシリーズの中に入っているのがこれ。
Koshin_gts_2
 上のGT-Sシリーズにはタンク容積別で2L、3L、5L用とがラインナップされ、タンク容量が違うだけでギヤポンプは同じものを使ってたりする。名称はそれぞれGT-2S、GT-3S、GT-5S。

Koshin_gths2
 上のGT-HSシリーズにもタンク容量で3LのGT-3HSと、5LのGT-5HSとがあるけども、搭載されているギヤポンプは共通のパーツを使ってる。流石にハイパワーと謳っているだけあって駆動系に伝達効率の高いヘリカルギヤを惜しげもなく使っていたりして、思わずニヤニヤしちゃった。ギヤポンプ本体は入出口のあるベージュ色のパーツの中で見えてない。圧力を増すためにモーターを強力な7.2Vタイプにしてあるから駆動ギヤにもお金掛けているらしい。

3_ssd12
 上のは藤原産業製セフティー3シリーズに使われているギヤポンプで、一番小さいタンク1L用のSSD-1に入っていたヤツ。他に容量の大きなものもあって、そちらの方も同じ部品が使われているかどうかはまだ未確認。

 今回入手したギヤポンプはいずれもメインのギヤポンプ部分を駆動するのにモーター軸ダイレクトでは無くて減速段を噛ましているからか、駆動音は結構うるさかったりする。でもメカ好きなら歯車の噛む音は嫌いじゃないよね! なんか吊り掛けモーターみたいな構成で舞い上がってしまうじゃない。

2019年12月14日 (土曜日)

第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2021年9月1日:追記あり)

第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2021年9月1日:追記あり)
※追記分は後ろの方に続けています。

Img_32403
 TOMIXがM-9モーターの改良版として新型のM-13モーターを発表、型番7121の
EF81ローズピンク色と、型番7122のEF81トワイライト色に搭載されたものをバラして
分解しておきましたのでご参考に。

 

Img_32293 Img_32303
 苦労してフライホイールを取り外せたのは良かったのですけど、なんと軸径がM-9モーターよりも
太くなっているじゃないですか。M-9モーターはφ1mmですけど、M-13はφ1.5mmです。
今までM-9モーター用にと集めてきた内径φ1mmのギア類やフライホイールがそのままでは嵌らない
ので大変な事です。同じく径を変える時に使うパイプとかの構成を考え直さねばならなくなって
M-13モーターを他に転用する場合には一筋縄ではいきません。

 

Img_32372 Img_32382

Img_32362 Img_32342

Img_32352 Img_32322
 M-13モーターの外寸はM-9モーターと同じなのですが、外見で明らかに異なる点は二つあって、
エンドキャップの色が青色に変わっていることと、軸径がφ1.5mmと太くなっていることです。
色違いなら間違わないでしょうけど、軸径が変わっていることはとても重要です。

 

Img_32473 Img_32493
 折角なので回転子やブラシの構造が判りやすい様に、従来品のM-9モーターも一緒にバラして
比較用に並べておきました。軸径がφ1mmからφ1.5mmと太く変わった事は先に述べましたが、
もう一箇所異なっている所があり、軸径が太くなった分だけ整流子の径もφ2.4mmからφ2.9mm
にひと回り太くなっていました。エンドキャップ内のカーボンブラシについては、同じ様に見えます。


 また、コイルと整流子との接続部分を拡大観察すると3極ある整流子の各々の極には線が2本ハンダ
付けされていることからコイル配線はデルタ結線と判りますので、コイルの結線方法はM-9モーターと
同じで変化はなかった事をお伝えしておきます。

 

Img_32552 Img_32542
 エンドキャップの色が違うのでM-9モーターとM-13モーターを間違えることは無いでしょう。
カーボンブラシの大きさや配置は同じで変わっていない様に見えますが、先にも示した整流子の径が
ひと回り大きくなったことで、カーボンブラシと整流子の接触する位置関係が少しズレると思うの
ですけれどどうなんでしょうか。

 進角/位相というパラメーターがモーターにはあるのですが、それが少し変わる様に思います。
そのことが回転数を落とし、トルクを上げている状態に変わっているのだとしたら、超低速マニア
には好都合かも知れません。高速が出なくなるのでギュンギュン回したい走り屋向きではないかも。


→参考:https://www.mabuchi-motor.co.jp/product/knowledge/performance/phase.html

 

Img_32512 Img_32502
 コイルの様子を比較すると線径に違いは無いように見えますが、巻き数は減っている様に見えます。
ただコイル抵抗を測っていない(当方では測れない)ので何とも言えませんが。M-9モーターを
使った従来動力の搭載車との比較を行っているサイトの情報では同じ電圧を掛けても低速が効くとの
ことで、回転数が落ちてトルクが増えているらしいと推測するのですが、巻き数が変わってその様に
なっているのかどうかはコイルを巻き解いて調べてみなければ判りません
 まだあまり品物が手に入りにくい状況ですのでそこまでバラすのは躊躇しますが、2020年1月
下旬に分売パーツで0616と0617が出るのでそれを買って手持ちを増やしてからでしょうか。

2021年9月1日追記~~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~~
 TOMIX分売パーツのM-13モーターで0616と0617が再販されて、新らしく
0618が発売になりました。そこで早速に仕入れてきたところです。TOMIX車両の
電気機関車でED79とかに入っています。従来M-9モーターのTYPE5に相当する
フライホイールのM-13モーター版ですね。

Img_51453

 

 

 

 




 相変わらずフライホイールがデカ過ぎです。でもM-9モーターTYPE5の方が慣性力
高い様に感じるのは気のせい? M-13は軸径と整流子径が太くなってカーボンブラシ
との摩擦力が高くなったから、惰性で回りづらくなっていると思うんだけど、さて。

※分解は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
Img_33082

 第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2019年12月14日:公開) Img_32403

 第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)
Img_27422

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2019年6月 9日 (日曜日)

第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)

第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 鉄道模型のNゲージで使うにはちょっと大き過ぎますけど、主にHOゲージ以上で多用するエンドウ販売のキヤノン製両軸モーターEN22シリーズを分解しておきましたのでご参考下さい。シリーズといっても[#5603 一般用/両軸]、[#5604 高速用/両軸]、[#5607 一般用・両軸/軸短]の三種類のみですけど。いづれも同じ大きさで両軸タイプなのは共通ですが、回転数の異なるものや軸の長さが違うものを敢えて取り寄せたのは、中身の整流子の様子に違いがあるかどうかを確かめたかったからです。ま、その分、購入費用だけでスゴイことになってますけど。

Img_27322 一般用/両軸

Img_27362 高速用/両軸

Img_27492 一般用・両軸/軸短

 上から一般用#5603、高速用#5604、一般用軸短#5607の外観。こうして比べてみると高速用と軸短品のシャフト長が同じなので、むしろ一般用の方が特殊品であることが判ります。なおこの長軸の断面は半月になっていてネジ止めする際に滑らない様に削ってあります。

 

Img_27332 一般用/両軸

Img_27372 高速用/両軸

Img_27502 一般用・両軸/軸短

 上から一般用#5603、高速用#5604、一般用軸短#5607の横から見た図。貼ってあるシールの内容が微妙に異なってます。長軸の一般用は”EN22”の印字がありませんけど、高速用と軸短品にはしっかり”EN22”との刻印があります。”CN22”というのは”キヤノン”から来ていて、そして”EN”は”エンドウ”から来ているのでしょうか。

 

Img_27342 一般用/両軸

Img_27382 高速用/両軸

Img_27512 一般用・両軸/軸短

 それぞれ正面から見た図。モーター取付け穴の規格は全て同じになっており、ホルダーは共通で使えるということです。

 

 Img_27352 一般用/両軸

Img_27392 高速用/両軸

Img_27522 一般用・両軸/軸短

 それぞれエンドキャップ側から見た図。シャフトの長さが同じだと見分けが付かなくなりそうで、その時は実際に通電して回転数を比較するしかなさそうです。

 

Img_27402 一般用/両軸

Img_27412 高速用/両軸

Img_27542 一般用・両軸/軸短

 マグネットハウジングの爪を起こしてエンドキャップを取り外し、中身のローターを取り出してみたところ。いずれも回転を滑らかにするためのスキュー(斜めの捻じれ)が入っており、整流子は5極であることが判ります。ちょっとした違いがあるとすれば、高速タイプのみノイズキラー用のリングバリスターが入っていない様に見えますけど気のせいでしょうか。

 

Img_27422 一般用/両軸

Img_27432 高速用/両軸

Img_27552 一般用・両軸/軸短

 バラした状態でまとめて撮影比較。エンドキャップ内にはカーボンブラシを装備している様子が伺えます。

 

Img_27462 一般用/両軸

Img_27472 高速用/両軸

Img_27562 一般用・両軸/軸短

 整流子のコンミテーター側から見た図。先ほどもちょっと触れましたが、高速タイプのみノイズキラー用のリングバリスターが付いていない様に見えます。

 

Img_27482 一般用/両軸

Img_27452 高速用/両軸

Img_27572 一般用・両軸/軸短

 整流子のコイルの様子。高速用は使っている線径が一般用より太いものを用いていることが判ります。コイル抵抗を測ってみれば明らかでしょうけど、高速用は同じ電圧を掛けても太い銅線を使っている関係で電流をより流せるため回転数が上がる理屈です。

 

※分解は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
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2019年1月14日 (月曜日)

100均ライト改造報告No.30【調光タッチスイッチライト】(2019/1/13:分解と解析)

 100均店ダイソーで見つけてきたグリーンオーナメント製の【調光タッチスイッチライト】を分解・解析です。100均のLEDライトでタッチスイッチ搭載のものは【自動車用USBタッチセンサーライト】がありましたけど、あれは単純なON/OFFしかできませんでした。でも今回のこれは周波数およそ30kHzのPWM駆動で100%~3%まで調光できるスグレものです。

Img_20952 ちょっと前に出た同じグリーンオーナメント製の【LEDミニタッチライト】みたいなフォルムで、あれは乳白色半透明ドームのところが押しボタンスイッチになっていましたが、今回の新製品はマークのある箇所がタッチセンサーになって電源をコントロールしています。

Img_20962 例のごとく、電源は単4形の3本直列で4.5V仕様となっています。この電池BOXのデルタ配置は同じグリーンオーナメント製の【LEDランタン】を踏襲してますね。

Img_20972 バラしてみるとデルタ配置な電池BOXの中央部に17mm角ぐらいの基板が入っており、タッチセンサーは前面カバーのマーク裏側にφ10mmの銅箔テープを配した構造となってます。LEDは意外でしたがチップ形を一個しか搭載していませんでした。

Img_21003 基板部分だけを取り外してみました。タッチセンサーおよび調光を制御しているのはSOT89-6形の無印なチップです。他には1S4(表記はS4)らしきショットキーバリアダイオードと、NchパワーMOSFETのSi2302(表記はA2SHB)が確認できます。なお、基板はガラスエポキシのFR-4を使っていました。

Img_21113 配線パターンを読むためいつもの様に一旦パーツを全て取り外します。チップコンデンサーの4.7とシルク印刷してある方は4.7nF(4700pF)で、もう一方は10μFでした。チップ抵抗は12Rとシルク印刷があり、これは12Ω(表記は120)で間違いありません。

Img_21082 調光はPWMで行っているのでベースになっている駆動周波数を測ってみたら31.676kHzでした。どうりで調光していてもLEDのチラツキが無い訳です。

Img_21013_2 PWM調光のちょうど50%あたりのところで波形を見ているのが上図です。周波数が31.676kHzということは、一周期が31.569μsとなっているはずであり確認するとズバリその通りでした。

Img_21023 これのPWM調光を最小光度まで絞ると消灯にはならず僅かに光っています。波形を確認すると表示スケールの単位2μsに対し1μs程度のパルスを確認でき、これは一周期31.569μsが100%とすると1μsでは3%に相当し、調光範囲は100%~3%ということになります。

 このSOT89-6形なチップのタッチセンサーと調光制御はフィーリングにクセがなくてとても扱いやすく、他のLEDライトへ転用するにはもってこいだと感じます。

 また、コントロール出力にNchパワーMOSFETを搭載しているためドレイン電流を2.9Aまで流せる能力があり、5WクラスのハイパワーLEDでも駆動出来る可能性を秘めています。

 電源をリチウムイオン電池に強化すればキャンプ用ランタンなどに化けそうで興味深いですネ(ゆるキャン△、絶賛再放送中!)

※分解は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

2018年12月15日 (土曜日)

第114呟【ダイソー製USBライターの分解】(2018年12月15日:公開)

第114呟【ダイソー製USBライターの分解】(2018年12月15日:公開)

 100均のダイソーで売っている¥200シリーズなUSBライター新製品は、従来品が平べったい形だったものがシリンダー形になっており、電源の電池もリチウムポリマー形からシリンダー形に変わって進化してます。

Img_20452 ひとまず2、3回の動作テストを行ってから分解です。非喫煙者なので本来の用途で使うことはないから部品取り用。筒の中央にあるスリット部分をスライドすると赤熱部が顔を出すと同時にスイッチが入って発熱する仕組みです。

Img_20472 USB充電用コネクター側にあるネジを外せばいとも簡単にバラせます。SOP-8形なチップと黄色いパッケージのシリンダー形なリチウムイオン電池が確認できます。

Img_20482 反対側には赤熱用ニクロム線ユニットと発熱用スイッチの他に、動作確認用の青チップLEDが載っています。

Img_20492 リチウムイオン電池のパッケージ側面には【75400】との印字があり、これは径がφ7.5mmで長さが40mmなサイズで、いわゆる単6形と呼ぶものに相当します。リチウムイオン電池で単6サイズなモノは初めて見ました!

Img_20502 さらにこのリチウムイオン電池の驚くべきところは、+-端子の取り出し方がまるでラジアル形な電解コンデンサーと同じ構造であること! 最初に見た時は、なぁんだスーパーキャパシター積んでるんじゃないの、と思ったけれど電圧を測ってみたら4.01Vあったからリチウムイオン電池で間違いありません。

Img_20512 【S090C】と刻印のあるSOP-8形なチップは、リチウムイオン電池の過充放電防止機能と充電制御機能の他に、タクトスイッチで赤熱用ニクロム線を高電流でスイッチングできる機能があります。元々は電子タバコのリキッド加熱用で開発したチップなのに、電子タバコでは必要ない火を着けるための電子ライターとして転用するなんて随分と皮肉なものです。

  [機能]

  ・リチウムイオン電池の過充電リミット電圧 4.2V
  ・リチウムイオン電池の過放電リミット電圧 2.7V
  ・リチウムイオン電池の充電電流 250mA
  ・赤熱用ニクロム線の最大ドライブ電流 3A
  ・通電時に確認用LED点灯機能あり

 この【75400】形の単6サイズなリチウムイオン電池を転用すれば、細身で超高輝度なスティック形LEDライトが作れそうです。その他には、フリスクの空き容器へ省スペースで空間効率よく電源を組み込めますから、色々と応用が多そうですよ。

※分解は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

2018年7月29日 (日曜日)

第111呟【グリーンオーナメント製タイマーライトの分解・解析と改造その弐】(2018/08/4:追記)

第111呟【グリーンオーナメント製タイマーライトの分解・解析と改造その弐】(最終更新は2018年8月4日です)

 100均のセリアやミーツ、ワッツ店その他ダイソー店でも手に入るグリーンオーナメント製のタイマーライトを分解して回路解析しておきましたのでご参考に。8ピンのワンチップマイコンPIC12シリーズを搭載しており、コンデンサー放電式のタイマーIC555と比較してタイマー時間の精度が優れています。


 解析結果から改造箇所としてセレクト線の途中にマイクロスイッチを1個足しておくと、時間が来てLEDが消灯した後にポチっと押すだけで再度タイマー動作が設定されてLEDが時間まで再点灯してくれます。(→詳細は後述)

Img_19102Img_19142 あまり明るいとは言えませんけど、電球色チップLEDを3個搭載したスリープタイマーライトです。

Img_19112Img_19183 点灯/消灯設定は、常時点灯の他に5、10、20、30分のスリープモードが選択出来る様になっています。設定の合わせ方はカメラレンズの絞りリングを回す要領で、ボディ中央にある回転リングをスライドさせる仕組み。内部にロータリースイッチ様の接点が組み込んでありとても良く出来ています。

Img_19193Img_19202 内部基板を見ていきます。CEM-3ガラスエポキシ基板へ整然と部品が並んでおり全てSMDでした。裏面からは電源プラス線、電源マイナス線の他に、点灯設定選択用のケーブルが電源マイナスから出ていますので、表面にある選択接点をグランドに落とすことで各タイマー設定が選択される仕組みと判ります。

Img_19272Img_19232 SOP-8形メインチップを見てみます。表面には型番を示すマーキングがなくてノッペラボウですけど、裏面には個体番号?の様なものがレーザー刻印してありました。これを検索したら何も出てこないので、恐らくは顧客オーダメイドの焼き込みプログラム識別番号と考えます。

Img_19282 すべての部品を取り外してプリント配線パターンを読んで回路図に起こします。

Circuit_timerlight_2 上図が読み取った回路図になります。以下箇条書きで解析結果を記しておきます。

 a) 電球色チップLEDは3個並列接続してある。

 b) LED駆動用トランジスターはY2の表記があるSS8550でPNP形。

 c) 電源パスコンは1μFのチップコン。

 d) MCUは8番ピンがマイナス接続で1番ピンがプラス接続なので、
   これはPIC12シリーズの特徴と一致する。
   (1番ピン→VDDでプラス、8番ピン→VSSでマイナス)

 e) 2番ピンはLED点灯用の出力に使っており、PIC12シリーズならプルアップありの
   GP5ピンに
相当か。

 f) 3番ピンは20分後消灯の設定に使っており、PIC12シリーズならプルアップありの
   GP4ピンに相当か。

 g) 4番ピンは30分後消灯の設定に使っており、特徴的なのはこのピンのみ100kΩで
   プルアップしてあること。PIC12シリーズなら内部プルアップ無しのGP3ピンに相当
   するので、外部プルアップは妥当な処置と言えるのだが。

 h) 5番ピンは10分後消灯の設定に使っており、PIC12シリーズならプルアップありの
   GP2ピンに相当か。

 i) 6番ピンは5分後消灯の設定に使っており、PIC12シリーズならプルアップありの
   GP1ピンに相当か。

 j) 7番ピンは常時点灯の設定に使っており、PIC12シリーズならプルアップありの
   GP0ピンに相当か。

 k) 電源の1.5V×3本電池直列4.5VはMCUに常時直結してあり、LEDを消灯する
   場合は設定ピンをグランドから切り離すことで実現している。プログラム上で、
   設定用3~7番ピンのいずれかがグランドに落ちていない場合は2番ピンを出力しない
   様に工夫しているものと推測。

 l) 設定用のロータリー接点はすぐに接触不良を起こして使い物にならなくなるのではないか
   と考えるけれども、ここには電流がほとんど流れることはなく焼ける心配はない。
   タイマー用コンデンサーに充電電流が流れると考えるかも知れないけれど、
   タイマーのカウントはマイコンのプログラムで行っていて、カウント用レジスターの
   上限値設定を3~7番ピンのグランド接地によるLOW検出で切り替えているだけ
   だから、錆びたりして酷いことになってもそこそこ使えるんじゃないかと。

 m) チップがマイコンならクロック用のクリスタルが要るじゃないのと考えるけれど、
   PIC12シリーズなら4MHzクロックを内蔵しているので外部に必要ない。そのお蔭で
   電源ピン以外の6ピンを入出力用に使える。

 n) 以上のことから、MCUにはPIC12シリーズを使っている可能性が非常に高い。

~2018年8月2日:追記(マイクロスイッチによるポチッと再点灯改造)~~~

 文頭にも記述しましたが、タイマー時間を決めるセレクト線の途中にマイクロスイッチを1個足すだけで、時間が来てLEDが消灯した後に半透明ホヤの頭をポチっと押すだけで再度タイマー動作が設定されてLEDが時間まで再点灯してくれます。
 この改造により、一旦タイマーが働いてLEDが消灯した後の
再点灯で、タイマー時間設定用のリングをもう一度回す必要がある扱いづらさは改善されることでしょう。

Circuit_timerlight_with_ms タイマー時間を設定するロータリースイッチのロッド側の途中にマイクロスイッチを導入します。スイッチへの配線はC端子(コモン)とNC端子(ノーマルコンタクト)とに繋ぎますが、通常時はこの端子間が導通状態となりスイッチを押した時だけ切断するプッシュオフスイッチの動作になります。

Img_19323Img_19333 半透明ホヤを支えている二箇所の爪の一方を削り取った後、マイクロスイッチを頑丈に取り付けます。ドーム部分を軽く押した時にスイッチがカチッと上手く動作する様に位置を調整しておくのがポイント。この部分の加工を失敗するとフィーリングが悪くなるので頑張りましょう。

Img_19342 今回使ったマイクロスイッチの紹介。なるべく小さなものが良かったので手持ちの中から小さな松下製をセレクトしました。高さは5mmほどしかありませんから、狭い空間への組み込みには重宝します。写真下のちょっと大きなオムロン製は入らないっぽいのでまたお蔵入りです。

 この追記を書いている最中にタイマー5分で設定して様子を見ていますけど、5分後に消灯するのを確認してドーム部分をポンッと押せば再点灯してまた5分後に消灯します。

 「 フフッ、健気なヤツめ、カワイイのぉ。 」

 これ手元に置いて光らせておくと、どれだけ時間が経ったのか考えなくても判るのでオモシロイです。時計だと文字読まにゃならんし、アラーム音を鳴るようにすると耳障りで一々鬱陶しいけど、LEDライトならパッと消えたのが視界の端っこでも判るから疲れないですよ意外と。

~2018年8月4日:追記(タクトスイッチによるポチッと再点灯改造)~~~

 先日はマイクロスイッチを追加した再点灯改造方法を記載しましたが、小型なマイクロスイッチが手に入らなかった時に、大概どこでも入手可能なタクトスイッチを使った改造が可能か検証してみたところ、問題なく上手くいきましたので報告しときます。

Circuit_timerlight_with_tactsw 前に記載している回路のマイクロスイッチが入っている箇所へ、トランジスターの2SC1815と10kΩの抵抗を追加するのが今回の改造方法です。トランジスターはNPN形の汎用品で置き換えでき、例えば2SC372、2SC458、2SC828、2SC945などが使えます。

Img_19373 Img_19403 トランジスターと抵抗はスペースに余裕があるので空中配線で十分です。タクトスイッチは6mm角の汎用品で全高5.5mmタイプのものを使っていますが、スイッチを設置するための台座の長さとの兼ね合いで異なる高さのものも使えます。

 具体的には、全高5.5mmのタクトスイッチを使う場合の台座高さは9.5mmでしたから、例えば全高6mmタイプのタクトスイッチを使うのであれば台座高さは9mmにすれば良いということです。つまり、(台座+タクトスイッチ)の高さ=15mmを目安にアレンジ可能ということです。

 マイクロスイッチの時は半透明ホヤ側に取り付けていましたけれど、タクトスイッチの場合は設置加工が難しかったので、電池ボックスの上にピラーを立ててその上に載せる方法としました。これが意外と上手くいったので、マイクロスイッチの時もボディ本体側に取り付ければ簡単にやれたじゃないの、わざわざ小さなタイプを探さなくても汎用品のちょびっと大き目なモノでも大丈夫だったことに気付いて、いつもの悪いクセ『何でも難しくやろうとする頭の固い苦労性』にほとほと呆れてしまいました。

Img_19426 Img_19432 タクトスイッチの取付けに関する情報を載せておきます。台座に載せたタクトスイッチのボタントップからカバー内側までのクリアランスは1.8mm程度です。また上からみた時のタクトスイッチの位置は、ボタントップが半月ぐらい見えている感じでOK。

※分解と改造は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

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改造報告No.4-4_100均3LEDパワーライトの輝度アップ改造(CL0117にSBD+C併用回路内蔵)

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改造報告No.11-2_100均3LEDハンディライトAの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-Gを3灯

改造報告No.12____100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXM」-L2ランクU21A搭載

改造報告No.12-2_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-GランクR4搭載

改造報告No.12-3_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、オプトサプライの1WパワーLED搭載

改造計画No.12-4_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造計画(インバータ未定、CREEチップXP-Gを4灯組み込み予定)

改造計画No.12-5_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造計画(CL0118B、LP-AWME56F1Aを3灯組み込み予定)

改造報告No.13____100均3LED自転車ライトの輝度アップ改造(LTC3490、CREEチップXP-G、ミニ単2NiMH)

改造報告No.14____100均4LEDハンディライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、LP-AWME56F1Aを4灯)

改造報告No.15____100均LEDミニスタンドライトのスタイリッシュ改造計画(LED、昇圧回路未選定)

改造報告No.16____100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CL0117+SBD+Cの単機駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)

改造報告No.16-2_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CL0117+SBD+Cの重連駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)

改造報告No.16-3_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(LTC3490単機駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)

改造報告No.16-4_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXM-L2ランクU21A)

改造報告No.17____100均2WAY LEDキーホルダーの輝度アップ改造(EMH7601、GM2BB65QK0Cを5灯、単6形NiMH)

改造報告No.18____100均LX-601の輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXP-G)

改造報告No.19____100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを5灯、Li-ion電池)

改造報告No.19-2_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、GM2BB65QK0Cを5灯、Li-ion電池)

改造報告No.19-3_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを10灯、Li-ion電池)

改造報告No.20____100均LEDランタンの輝度アップ改造(焦電センサー、AMC7135、CREEチップXP-G、Li-ion電池)

改造計画No.21____100均サイクルセーフティライトの改造計画(一部パーツの流用と応用考察)

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改造報告No.22-3_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME54F1A)

改造報告No.22-4_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、OSW47L5111Y)

改造報告No.23____100均LEDミニタッチライトの輝度アップ改造(NJW4616、オプトサプライ製ブルーLED搭載)

改造報告No.24___100均5LEDスタンドライトと電球型LEDライトとを合体融合(タッチセンサー搭載)

改造報告No.25___100均サイクルフラッシュライトの輝度アップ改造(OKL-T/3-W5N-C、CREEチップXP-G

改造報告No.26___100均LEDヘッドライトの輝度アップ改造(CR123A、CREEチップXP-G)

第111呟__________100均タイマーライトのちょい改造(タイマー再始動用スイッチの追加)

【LEDライトの製造・改造、比較で気になる情報】

LEDライト改造で知りたい情報__ →CL0117、CL0118B、CX2601に[SBD+C]追加して最適化検証

LEDライト改造で知りたい照度比較__→100均ライト改造品および未改造品の照度測定比較

2018年7月13日 (金曜日)

第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(2019/05/26追記)

 

第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(最終更新は2019年5月26日です)

最終更新は2019年5月26日です。追記分は後に続けています。

  ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 格安で手軽に入手できるようになったコアレスモーターの中身を晒すべく、以前に第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】で分解してみたことがあります。
 今回は鉄道模型のNゲージで、KATO製D51 498動力ユニットに使っているコアレスモーターと、TOMIX製C11 325に搭載の分売りパーツ0602番で入手できるM-12コアレスモーター、さらにGREENMAX製の新型動力ユニットに使っているコアレスモーター、そしてHOゲージなどで使う高級品なCANON製LN12、5/19新発売なワールド工芸製#1020CLとをバラして比較しておきましたので報告です。

 

Img_18872 Img_18962  左はシールがカッコイイ感じなKATO製コアレスモーターで、NゲージのD51-498動力ユニットに搭載されているものです。外径φ7mm×長さ20mmでモーター軸径はφ0.8mmでした。
 右はちょっと短く見えるTOMIX製コアレスモーターで、NゲージC11 325動力ユニットに搭載されている分売りパーツ0602番のものです。外径φ7mm×長さ17mmでモーター軸径はφ0.8mmでした。KATO製より3mmほど短い全長がTOMIX製の特徴と言えます。

 

 

 

Img_18952 Img_18972

 

 左はKATO製、右はTOMIX製を分解した中身です。コイルと整流子の様子から5極であること、ブラシはフォーク形で3本タイプであることが判り、両者ともに同じ構造でした。
 異なる点として、KATO製の全長が20mmなのに対してTOMIX製は17mmな全長でちょっぴし短いことを挙げておきます。

 以前バラしたaitendoのドローン・ヘリ用コアレスモーターM716PA-10は、ブラシのフォークが2本タイプだったので、KATOやTOMIXなどの鉄道模型用途ではブラシの回転摩耗寿命に気を遣って頑丈なものを選定していると考えます。

~~2019年4月20日追記分:GREENMAX製コアレスモーター分解~~~~~~~~~

 GREENMAXの秋葉原直売店で手に入る新型動力の分売パーツでコアレスモーターのみ手に入るので、各社比較用に分解しておきました。

Img_26532
 GREENMAXの新型動力ユニットに使っているコアレスモーターは、KATO製やTOMIX製のNゲージ向けでは片軸タイプなのに対し、GREENMAX製は両軸タイプを使っています。径φ10×長さ20mmでKATO製やTOMIX製よりも一回り大きなサイズとなってます。なお、軸径はKATO製やTOMIX製よりも太いφ1mmです。

Img_26542
 真鍮製フライホイールを外さないとエンドキャップが外せないので、ここまでバラすのは大変でした。一番見たかった整流子の数とブラシの本数が漸く判明しました。

Img_26562
 整流子はKATO製やTOMIX製がいづれも5極だったのに対し、GREENMAX製は3極になっており唯一異なる点でした。

Img_26642
 ブラシの方はKATO製やTOMIX製と同じくフォーク形3本構造となっており回転寿命は期待できそうです。エンドキャップを良く見ると、軸後端側を受けるスリーブが無い事を確認できます。

Img_26612
 片軸タイプのKATO製やTOMIX製には無いものとして、GREENMAX製の両軸タイプには真鍮製のストッパーが刺さっています。これのお陰で軸がエンドキャップ側にスライドしてすっぽ抜けるのを防いでいます。
~~2019年5月8日追記分:CANON製LN12コアレスモーター分解~~~~~~~~~
 HOゲージなどで使う高級なコアレスモーターでCANON製のLN12を入手して分解しておきました。一個¥2,500くらいするので潰す訳にはいきませんから、ひとまずエンドキャップを外して整流子の数と使っているブラシの種類を確かめるのみに留めておきます。
Img_26783

 一応二つ買っておいて、そのうちの片方を豪快にバラします。といってもエンドキャップを外すくらいしかやりませんけど。外ケースの爪の部分を上手く起こさないと簡単には外れそうにありません。大きさは外形φ12mm、長さ34mm、軸径はφ1.5mmな代物です。

Img_26772
 エンドキャップを外してみると高級品の特徴なのかカーボンブラシを搭載しており、整流子は5極になっています。なるほど回転が滑らかな訳です。でもカーボンブラシのせいで軸を指で回そうとすると重たい印象を受けます。これがKATO製やTOMIX製、GREENMAX製などのフォーク型ブラシ系とは異なる点でしょうか。コアレスモーター特有のコギングのない回転で、フォーク型ブラシ系はツルツルと軸が回せますけど、カーボンブラシではコアが軽いものだから摩擦のほうが余計に重たく感じるのでしょう。

Img_26792
 コイルと整流子の様子を正面から見てみたところ。ちゃんと5極であることが判ります。コンミテーターの部分は絶縁軸と導体部分が一体化しているような構造で驚きます。

Img_26803
 エンドキャップを良く見てみると、カーボンブラシの向こう側にあるべき後端側軸受けが見当たりません。これはGREENMAX製の構造と同じでした。

Img_26812
 エンドキャップにぽっかり開いた軸受け用の穴は、外から簡単にゴミやホコリなどの異物が入ってしまいそうで、整流子の後端が外から見えている構造はあまり気持ちよくないです。
~~2019年5月26日追記分:ワールド工芸製#1020CLコアレスモーター分解~~~~~~~~~
 2019年5月19日、ワールド工芸製の両軸コアレスモーター#1020CLが新発売になりました。通販で取り寄せたものを早速に分解です。
Img_26912_1

 まずは入っていた箱から。定価は¥1500となっています。軸径φ1mm、ケース外径φ10mm×長さ20mmとの寸法が判ります。

Img_26952_1

 こちらはパッケージ裏側の様子。取付け穴のネジに関する情報を記載しています。M1.4精密ネジが必要になる様です。

Img_26922_1

 外見はGREENMAX製と全く同じ様に見えます。外ケースに印字してあるレーザーマーキングも同じ内容に見えます(未確認)。

Img_26942_1

 GREENMAX製にはありますけれど、正面側の真鍮ストッパーがワールド工芸製ではありません。

 

 

Img_26932_1

 後端側のエンドキャップの様子もちょっと違います。GREENMAX製では軸受けがありませんでしたが、ワールド工芸製ではしっかりと嵌め込まれています。

 

Img_27102

 さて、ここからはエンドキャップを外して中身を見ていきます。エンドキャップをカシメている部分を細いヤスリで削って除去すれば簡単で綺麗に外せるでしょう。

 

Img_27112

 エンドキャップを外してみたところです。カシメの構造はGREENMAX製とワールド工芸製で違いはありませんでした。

 

Img_27122

 正面側に真鍮製ストッパーが無いので、コイル部分を引き出せるのがGREENMAX製とは違うワールド工芸製の特徴です。整流子が3極なところが良く見えます。

 

Img_27192

 GREENMAX製では正面の真鍮製ストッパーを取らないとここまで分解出来ませんけど、ワールド工芸製ではやれます。美しく巻かれたコイルの様子が堪能?できます。

 

Img_27132

 エンドキャップを見ていきましょう。GREENMAX製では無かったですけどワールド工芸製では軸受けがしっかりと嵌め込まれています。ブラシの構造はフォーク形3本でこれはGREENMAX製とワールド工芸製で違いはありません。

 

Img_27162
 エンドキャップを外側から。中央に真鍮色の軸受があって、なんだかホッとします。GREENMAX製だとここがバカ穴になっていて色々とゴミやホコリが入りそうでイヤだったんですけど、これなら安心です。

※分解は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
Img_33082

 第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2019年12月14日:公開) Img_32403

 第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)
Img_27422

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.1(2018年8月7日公開)Img_19502

 第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(2019/05/26追記)Img_18952Img_18972

 第107呟【Nゲージの動力に使えるモーターの分解】(2018/6/17:コイル結線方法)Img_17662

 振動モーターを転用した動力台車の製作No.1(2018/6/11:製作経過)2>Img_18652

 Nゲージ用小型動力台車の製作No9(2018/4/6:抽出記載)Img_17442

 Bトレインショーティー改造報告No.5【2018/4/5完成:EF210の動力化】Img_17612

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.8(2017/1/4発表)Img_10061

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 Bトレインショーティー改造報告No.4【2016/12/1製作中:ED75の電飾と動力化】Img_09772

 Bトレインショーティー改造報告No.3【2016/11/9完成:DD51からDB形入換機を作る】Img_09232

 Bトレインショーティー改造報告No.2【2016/11/8完成:DD51からDD16っぽいものを作る】Img_09072

 Nゲージ用貨車の製作No.1(2016/10/20完成)Img_08861

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フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.2(2016/10/11完成)Img_08471

Nゲージ用小型動力台車の製作No.4Img_07341

鉄道模型用315MHz帯4chリモコンの15ch拡張化改造

 

第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

アルナイン真鍮平板キットへのめっき処理試作

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

2018年5月30日 (水曜日)

第109呟【秋月電子・温度計モジュールの分解】(2018/10/30:電池寿命情報)

※最新更新日は2018年10月30日です。(2秒サンプリング改造時の電池寿命)

 秋月電子通商で購入できるデジタル温度計では最安値¥180(税込)な、ミニサーモメーター(小型温度計モジュール)を分解しておきましたので報告です。後述しますが、表示更新周期や温度単位を変更できるショートパッドを装備しておりアレンジ可能です。

Img_18553Img_18562Img_18572 最近発売された温湿度計と同じメーカーの製品です。大きさや形状は全く同じで中身が違うだけですから、パネルに嵌め込んで使う場合、そのまま置き換えが出来ますね。

Img_18602 中身の基板はガラエポで、LR44形ボタン電池を2個搭載するための接点が二組設けてあります。配線パターンから2個の電池は並列に接続する仕様です。

Img_18613Img_18623 さらに配線パターン面を詳細に追い掛けていくと、写真上では左上角の領域に幾つかのショートパッドを用意しており、温度単位や表示更新間隔を設定できるシルク印刷が確認できます。以下、ショートパッドとその設定について列記します。

a)シルク表示[10S]

 このパッドは最初からパターンが短絡してありデフォルトです。

b)シルク表示[2S]

 このパッドをショートすると更新間隔が1~2秒に変わります。先の[10S]の短絡パターンはカットしなくてもOKです。

c)シルク表示[30S]

 このパッドをショートすれば更新間隔は25~30秒に変わりますが、先の[10S]パッドの短絡部分をパターンカットしてからでないと有効になりませんので注意です。                 

d)シルク表示[F]

 このパッドをショートすると温度単位がデフォルトの[゜C]から[°F]に変わります。

 表示更新間隔を変更すると、消費電力の変わる可能性があります。[30S]よりも[2S]更新のほうが電気を喰って早めの電池交換になるものと推測しますけど、セッカチなヒトは[2S]、のんびり屋さんなら[30S]など、各人の性分に合わせた使い方が出来るのではないでしょうか。

~2018年10月30日:追記情報(2秒サンプリング改造時の電池寿命について)~~~~

 デフォルトの10秒サンプリングからショートパッドの改造で2秒サンプリングに変更した場合、必然的に消費電力が増えるため電池寿命が短くなるのですが、先日その改造機で標準添付されていた電池の寿命を迎えましたので報告です。

 □標準添付のLR44ボタン電池 デフォルト10秒サンプリング → 5ヶ月後も稼働中

 ■標準添付のLR44ボタン電池 ショートパッド改造2秒間隔 → 4.7ヶ月で消灯

※姉妹品の分解情報

 → 秋月電子で買える同じメーカーの温湿度計を分解Img_18503

※分解と改造は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

2018年5月23日 (水曜日)

第108呟【秋月電子・温湿度計の分解】(2018/5/23公開)

 秋月電子通商から、2018年5月22日より取り扱いを開始した小型温湿度計(商品コードM-13159)が店頭に並びました。早速入手して分解し、中身を確かめておきましたので報告です。

Img_18443_2Img_18452Img_18462 湿度表示がメインで、温度表示は右上に小さく押し込まれている様な配置になってます。室内の湿度が気になる梅雨の季節が近づいており、部屋のあちこちにバラ撒こうと思って4個ほど買ってきました。1個¥250(税込)。

Img_18473_2Img_18493 そのうちの一つをまともに使う前から分解です。ガラエポ基板の片隅に、白色セラミックス片の湿度センサーと黒ゴマっぽいサーミスタとが寄り添う様に配されています。電源はLR44ボタン形電池を2個使うためソケットが2組分用意してあります。

Img_18503Img_18543_2 基板のプリントパターンを追いかけていくと、電源のボタン電池は2個並列で使う様になってました。てっきり1.5Vの直列3V仕様だと思ってましたけど、これなら電池1個だけ入れても使えます。敢えて2個入れて並列にしているということは、結構消費電力が大きいのかも知れません。
 それと気になった点がもう一つ。プリントパターン写真の右端部分にあるチップコン集積領域のちょい下あたりにショートパッドが設けてあり、【゜C/゜F】とシルク印刷してあることから温度表示単位を切り換えれる様です。通常は開放で【゜C】表示ですけど、試しにショートしてみたら【゜F】で表示されることを確認しました。まぁ華氏表示【゜F】の温度は使うことないと思うので別にどうでもいいですけど。

※姉妹品の分解情報

 → 秋月電子で買える同じメーカーの温度計モジュールを分解Img_18613

  ※分解と改造は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

2018年4月22日 (日曜日)

第107呟【Nゲージの動力に使えるモーターの分解】(2018/6/17:コイル結線方法)

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 鉄道模型のNゲージ用動力モーターを分解して並べてます。巷で比較的に入手の容易な両軸モーターが色々と集まってきたので、外観は似ているけれど中身はどう違うのかを比較してみます。特に、回転寿命を決めているブラシ形状が知りたかったので。

 

 ※最終更新は2018年6月17日です。追記分は後ろの方に続けています。

 

 

 

Img_17642 一先ず、手元にある両軸タイプの6種類を並べてみました。寸法形状の違いとしては、高さ8mm×幅10mmの小さなタイプと、高さ10mm×幅12mmの一回り大きなタイプとがあります。どのモーターも軸径はφ1.0mmのものをピックアップしており、汎用性が高いので重宝してます。

 

 

Img_17672Img_17662 比較対象は、左から以下を並べています。モーターの正面と端子側との比較写真ですが、端子側に差異がある他は似た様な構造になっていて見分けはつきにくいです。

 

   1.バンダイ製Bトレイン専用動力ユニット[1]のモーター
   2.若松通商で昔に仕入れたジャンクモーター
   3.バンダイ製Bトレイン専用動力ユニット[3]のモーター
   4.IMON製ミニモーター 1215D
   5.TOMIX製M-9モーター 
   6.アルモデル製アルモーター RN-1015W

 

Img_17772Img_17722 ブラケットの爪を起こして分解したものを並べてみました。バンダイ製Bトレイン専用動力ユニット[1]のモーターのみ全長が短いので回転子も半分くらいになっている他は大差無いように見えますけれど、整流子とブラシの構造が決定的に違っています。
 ブラシに関しては、TOMIX製M-9モーターのみカーボンブラシでそれ以外は全てフォーク形ブラシとなっており、その中でもバンダイ製Bトレイン専用[1]のみフォークが2本である他は3本構造になっています。
 整流子との接触位置に関しては各社で様々となっており、文章で説明するのはちょっと困難です。特徴的なのはTOMIX製M-9モーターで、何れのモーターも斜め上下方向から挟み込むのに対し垂直上下方向からとなっていること(←写真上ではそう見えますが、実際に整流子を挟んだ状態では他のフォークブラシ形と同じような斜め方向からの抱え込みになる様です)。

 

 整流子に関しては何れも3極モーターなので端子も3極ありますが、よく見るとその配置が微妙に異なっているのが判ります。これも文章で説明するには難がありますので別な図解が必要でしょう。

 

 Nゲージでバンバン走らせても長持ちするモーターというのは、ブラシ回転寿命の長いものが必要でしょうから薄い金属片であるフォーク形だと短命でしょう。今回はバラしていないKATO製の開放形モーターはカーボンブラシを実装していて滅多に壊れることがなく超寿命ですが、同じくカーボンブラシ構造のTOMIX製M-9モーターは意外と短命で評判が悪い話を良く耳にします。その問題については整流子とブラシとの接触位置に原因を見出す考察がネット上で流れてますのでそちらが参考になるでしょう。

 

 

~2018年4月22日の追記分(新たに2種類を追加)~~~~~~~~~~~~~~

 

 新たに2種類を分解したので追記しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Img_17822 新たに追加比較するモーターは以下のものです。

 

    7.TOMYTEC製TM-ED01動力ユニットのモーター
    8.TOMIX製M-11モーター

 

Img_17832Img_17852 TOMYTEC製のTM-ED01動力ユニットに使っているモーターは、両軸が少し短めになっていますけどTOMIX製M-9モーターと同形と推測します。TOMIX製M-11モーターの方は、こちらも両軸が短めですがバンダイ製Bトレイン専用動力ユニット[3]のモーターにソックリです。

 

Img_17862 両モーターともブラシや整流子の形状は、それぞれの類似品と同等になっています。唯一異なるのはブラケットのロット印字面に、内側のマグネット位置決めのためのデントが形成されていることぐらい。TOMIXとTOMYTECはブランド名称が異なるだけで同じメーカーですし、M-9モーターの新しいロットではデントの付いたものを見掛けるので、今後はこのタイプが続くものと思います。

 

~2018年6月17日の追記分(コイル結線方法を調査)~~~~~~~~~~~~~

 

 コアに巻いてあるコイルの結線方法についての調査結果です。最もポピュラーなマブチモーターは子供の頃から分解していてデルタ結線になっているのは良く知っていましたけど、今回見つけた二種類はスター結線になっていてこれは初めて見ました。
 三相交流モーターではデルタ結線やスター結線は一般的で当たり前なのですけど、ブラシ付き直流モーターはデルタ結線のみと思い込んでいたので相当に驚いた訳です。

3polemortordelta_or_star 上図はブラシ付き直流モーターにおける3極の整流子とコイルとがどのように繋がっているかを示したものです。図左のデルタ結線では整流子1極あたりコイル線は2本繋がっていますけど、図右のスター結線では1極あたり1本しか繋がっておらず、中心の3本が交わっている部分は整流子とは繋がっていません。

 

 

Img_18723 上図はマブチモーターなど一般的なモーターの結線状態で、整流子の1極あたりにコイル線は2本繋がっているのが判ります。

 

Img_18733Img_18743 そしてこれがφ6mm径コアード振動モーターの珍しい?スター結線な回転子。コアの溝へ折り畳まれる様にしてスター結線の3本撚り接続部分が観察できます。これを起こしてちゃんと3本撚りになっているのを示したのが右図で良く判るでしょう。当然、整流子の1極あたりコイル線は1本しか繋がっていないことも間違いありません。

 

Img_18693 さらに上図はKATO製小型車両用動力ユニットのモーター回転子も同様にスター結線となっている証拠写真です。こちらの3本撚りスター結線部はコア溝に押し込まれて樹脂封止してあるので良く見えませんけど、整流子1極あたりにコイルが1本しか繋がっていないことでスター結線であることが判断できます。

 

 三相交流モーターでは3本あるコイルの繋ぎ方をデルタやスターに切り替えることが出来ます。始動時にはスター結線にしておき、加速したらデルタ結線に切り替えることで効率的に始動できる仕組みがあるのです。
 まさか直流のブラシ付き3極モーターでも同じ効果が得られるのかどうかは勉強不足で判りませんけど、結線方法によっては同じコイル巻き数でもコイル抵抗や電流値は変わってくるので、小さなモーターに大電流を流して焼損させないような意図があるのかも知れません。

 

 

 

※分解は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
Img_33082

 第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2019年12月14日:公開) Img_32403

 第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)
Img_27422

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.1(2018年8月7日公開)Img_19502

 第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(2019/05/26追記)Img_18952Img_18972

 第107呟【Nゲージの動力に使えるモーターの分解】(2018/6/17:コイル結線方法)Img_17662

 振動モーターを転用した動力台車の製作No.1(2018/6/11:製作経過)2>Img_18652

 Nゲージ用小型動力台車の製作No9(2018/4/6:抽出記載)Img_17442

 Bトレインショーティー改造報告No.5【2018/4/5完成:EF210の動力化】Img_17612

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.8(2017/1/4発表)Img_10061

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.7(2017/1/3抽出記載)Img_09802

 Bトレインショーティー改造報告No.4【2016/12/1製作中:ED75の電飾と動力化】Img_09772

 Bトレインショーティー改造報告No.3【2016/11/9完成:DD51からDB形入換機を作る】Img_09232

 Bトレインショーティー改造報告No.2【2016/11/8完成:DD51からDD16っぽいものを作る】Img_09072

 Nゲージ用貨車の製作No.1(2016/10/20完成)Img_08861

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.6(2016/10/20完成)Img_08911

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.3(2016/10/20改良)Img_08891

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.5(2016/10/18完成)Img_08681

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.2(2016/10/11完成)Img_08471

Nゲージ用小型動力台車の製作No.4Img_07341

鉄道模型用315MHz帯4chリモコンの15ch拡張化改造

 

第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

アルナイン真鍮平板キットへのめっき処理試作

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

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