100均ライト改造報告No.28【明るいランチャーライト メタリック改】(2018/12/11:スナップリングプライヤー自作)
最終更新は2018年12月11日です。(スナップリングプライヤー自作)
グリーンオーナメント製ランチャー系LEDライトの最終進化形態とも言えそうな出来栄えの【明るいランチャーライト メタリック】ですけど、残念なことに分解して判ったことはパワーLEDに電流制限抵抗が入っておらず、新品の単4形アルカリマンガン電池を使った場合でLED電流が600mAを越えてくること。その代わり明るいのは良いのですが、電池の消耗が激しくてすぐに暗くなるし長持ちしません。そこでAMC7135チップによる350mA定電流化改造を施すことにしました。
桜ノ宮苺香「これは何ですか? まだ全然改造してないんじゃないですか?? 遅すぎですね」(←ドSモード)
from:ブレンド・S
クロヤマネ子「いや~見た目は変わんないんですけどねぇ、中身はちょっといじってますが...」(←M気あり)
桜ノ宮苺香「なぁんだ、ちゃんと改造用のパーツあるんじゃないですか。さっさと作って下さいっ」(←天然S)
from:ブレンド・S
クロヤマネ子「CREEチップXP-Gや専用コリメーターの他にCGR18650EAなんかを用意してますんで」
~ここからが改造?の本編です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このランチャーライトを破壊せず上手く分解できた人はいるのでしょうか。コリメーターレンズは結構な圧力で押し込まれているので筒の内側から叩き出す旧来の方法が使えれば良いのですけど、今回のこれはLED基板を破壊しそうな気配がします。仕方なく本体をバラさず、パワーLED基板にも手を加えない方法を考えるしかありません。
そして考えたのがこの方法で、単4形電池3本直列電池BOXに350mA定電流チップのAMC7135を組み込んでしまえばいいじゃない。さて何処に組み込んだでしょうか。
正解は【電池ケースの向き】シールの裏側でした。SOT89形なAMC7135チップと配線のスズめっき線が入るスペースを彫り込んで埋め込む形にしたので、飛び出しも無くなってケースへ電池BOXを入れる際に閊えることはありません。
350mA定電流チップのAMC7135を裏側にして3本の配線を取り回しています。VDD端子は電池のプラス4.5V端子に、GND端子は電池BOXマイナス端子から切り離した電池マイナス端子に、そしてOUT端子は電池マイナス端子から切り離した電池BOXマイナス端子にそれぞれ繋がっています。
~2018年10月27日:追記(単4形3本直列電池BOXの改造結線図)~~~
標準な単4形3本直列電池BOXの接点構造は上図の様になっています。これに細工してAMC7135を繋げるように改造します。
上図が電池BOXへAMC7135を組み込む時の結線図で、一部の端子を切断する加工が必要です。具体的には電池マイナス端子と電池BOXのマイナス端子との間を切断しなければなりません。
ひしゃげた様な変な図になっていましたが、結線の様子は上図を見て頂ければ文章で説明するより一目瞭然かと思います。本体には全く手を加えず電池BOX側に350mA定電流チップを組み込むことで、お手軽に350mA定電流化が達成できます。パワーLEDとコリメーターのお陰で350mAでも十分に明るく、電流を減らした分だけ電池の持ちも良くなるので、これで漸く実用的になったかと思います。
~2018年11月10日:本体の改造予定など。~~~~~~~~~~~~~~
苺香さんのとのやりとりで出てきた改造パーツですけど、パワーLEDは2.95Vと低VfなCREEチップXP-G放熱板付き(秋月電子で¥200)を、コリメーターはエルパラ取り扱いの照射半値角10度な専用品(系列店で¥100)を、電源にはリチウムイオン電池のCGR18650EA(ジャンク品)を検討中で、点灯制御にはクリップ式自撮りライトのPIC12シリーズ?を搭載しようかと考えています。
上図は、元のコリメーター、パワーLED基板、スナップリング、テールスイッチを取り除き、アルミ筺体だけを利用する場合の改造案。最適なコリメーターとパワーLEDとを選定すれば元ライトよりも占有長を短く出来て、18650形電池が余裕で入る。
上図は、元ライトのテールスイッチのみ取り除いて他全部を利用する案。これでもギリギリではあるけど18650形電池は入る。テールスイッチのゴムカバーがあった位置へ新たにスイッチを組み込むことになるが、これもギリギリになるかも知れない。
~2018年12月11日:スナップリングプライヤーの自作など。~~~~~~~
明るいランチャーライト メタリックに使っているスナップリングを上手く外したくて、100均で買えるハサミの先端を削り出して作ってみました。コメント欄の[うさぎ鍋3号]さんから頂いた情報に基づいて真似してみましたが、想像以上に上手くいきました。専用のプライヤーを買わなくても済んだので大助かりです。
ステンレス製なハサミの先端をスナップリングの穴径に合わせて上手く削れるかどうか、同じ100均でダイヤモンドヤスリを買って試してみましたがバッチリOKでした。
これでコリメータレンズを破壊せずともLED基板がお手軽に取り外せます。またバラしたLED基板を再び装着し、スナップリングを噛ませて元に戻すことも出来るようになりました。これなら[うさぎ鍋3号]さんに先を越された【紫外線LED入替機】が早々に後追いできそうでオモシロイことになってきました。
【過去のランチャー系改造品】
100均ライト改造報告No.28【明るいランチャーライト メタリック】(2018/10/21:350mA定電流改造)
100均ライト改造報告No.22-4【2018/3/31公開:ランチャーライトV9高輝度改造・改四式】
100均ライト改造報告No.22-3【11/20改良:ランチャーライトV9高輝度化・改三式】
100均ライト改造報告No.22-2【11/18公開:ランチャーライトV9高輝度化・改二式】
100均ライト改造報告No.22【11/18公開:ランチャーライトV9高輝度改造品】
100均ライト改造報告No.6【ランチャー9(改)126ルーメンで3000Lux@1m】
※改造は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。
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