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2017年7月15日 (土曜日)

第99呟【コテライザーを修理する】(2017/7/15:触媒を入れ替え)

 電子工作で大活躍している中島銅工製コテライザーAUTOminiが熱くならなくなって、ハンダ付け作業に支障をきたすようになりました。火力を調節しても触媒が反応しないものだから、コテ先の温度は一向に上がらずハンダが溶けないんです。触媒は消耗品なので、こうなるとコテ先を丸ごと取り換える必要がありますね。

 交換用コテ先の価格は大概¥1,000-ぐらいだから買えば済む話なんだけれど、ここはもう少し足掻いてみようと思った訳です。コテライザー導入時にオプションとして付いてきたホットブローは滅多に使わなかったので、これから取り出した触媒に入れ替えられないかどうか試してみました。

Img_14432 赤熱しなくなったコテ先から取り出した触媒はφ5mm×10mmぐらいの大きさ。あちこちボロボロと欠けていたり、活性な表面の黒っぽく煤けている様子が判ります。

Img_14462 コテライザー購入時にオプションとして付いてくるホットブローは滅多に使わなかったので、これを分解して触媒を取り出しました。でも写真の様に物理的破壊する必要があるから、もう元に戻せないことを覚悟せねばなりません。

Img_14492 消耗した触媒とまだ新しい触媒との比較写真。左の劣化した触媒の方は、何だか少し焼き縮んでいる様に見えます。

Img_14522 ホットブローから取り出した触媒をコテ先に詰め替えたところ。写真の様にコテ先だけを取り外すのも至難の業です。もう何年も使い込んでいるので材質の銅が酸化してボロボロになりブラケットとの間に隙間が出来ていましたから、そこを強引に捻り込んで引っ張ったら写真の様にスポっと取り外せたのです。そして触媒が抜け落ちない様にカシメてあった辺縁部を少しだけ削る必要もありました。そうしてからようやく触媒の入れ替えは可能になります。

Img_14542 無事に入れ替えが完了したコテ先部分を再び捻り込んでブラケットに取り付けます。そして入れ替えた触媒がちゃんと使えるかどうか点火試験してみたのが上図。もう以前とは比べようもないほど赤々と光り輝いており、最初はこんなにも赤熱していたのかと目を疑ったほどです。発熱量も十分に確保できてハンダの溶けがとても良くなりました。

 今回行った触媒の入れ替え修理は結果的に大成功でした。ホットブローを潰す必要はありましたが、特に今後も出番は無さそうなのでこれで良しとします。

 修理してから本格的に使ってみたところ、意外な事実が判明しました。触媒を新しくしたことで発熱効率が上がったため、ハンダが溶ける温度を維持するのに必要なガス量が少なくて済む様になったのです。
 触媒がヘタッてくると発熱効率が下がるので、よりガスを流して温度を確保しようとした結果、燃費が悪くなってすぐに空ッ欠になってしまうのが最近の悩みでした。解決してみるとそういう事だったんですね、徐々に悪化していた燃費に気付かず、何度も何度も頻繁にガスを充填してみては、どうしてこんなにガス喰うのかと首を傾げていた理由が判って非常にスッキリしました。

※分解と修理は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。

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コメント

クロヤマネ子さんはホントに何でも出来ちゃうのですね!
それも余分な出費無しですから凄いです。

触媒を使うものはいつかは交換が必要になるということが良く分かりました。
こういうメンテナンスや使い勝手などを考えるときちんとしたメーカー品を買わないとダメなのですね。

私の方は、
キーライトの分解写真を販売者についさっき送付して返金待ちです。返品は不要とのことでした。すぐに返金されるでしょう。

写真はトリミングとリサイズをし、撮影条件などは消去して保存、一枚200KB程度にしました。あまり小さくすると細部確認が難しくなるので…。

特性が揃ったLIR2032を入手したかったので少しがっかりです。
でも、今回はケースが一番欲しかったのでがっかり度は半分で済みました。

母艦式ランタンの作成に取り掛からねば、と思いながらも連日の暑さで気力が出ません。

( '-')ゝ 根っからの苦労性なので、面倒くさいことをやっております。

 キーライトの件、LIR2032をお手軽に入手する方法が無くなってしまったのは残念です。今回無償で手に入った太陽電池を何かに生かせればと思います。

 コテライザーの件、中島銅工製のシリーズは交換用メンテナンスパーツが充足しているので安心です。安物のハンダゴテだと交換修理用のヒーターとか先端チップを用意していないことが多いので壊れたら丸ごと一本買い替えることになってしまい、何回も繰り返していると結局トータルコスト的には同じくらいだと感じています。

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