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2017年1月13日 (金曜日)

第87呟【リチウムイオン電池パックを分解する⑬】

 新しいフリスクLEDライトを作ろうと思って、前より少し大きくなったフリスク120の空きケースへ入れる角型リチウムイオン電池を漁っておりました。今回の分解対象は、[PBH12HWZ10]です。

Img_10312 3.7Vの電圧、900mAhの容量を持つ単セルで、幅33.8mm、長さ48.6mm、厚み4.2mmな寸法であり、大概のセル厚みが5~5.5mmであるのと比較して1mmほど薄いタイプなのです。

Img_10322 [620X]と刻印のある過充放電制御チップに、[WB802]と刻印されたスイッチング用MOSFETを組み合わせて使っています。両方ともネット検索で引っ掛からないので詳細は不明、これを使った他のリチウムイオン電池パックはまだ見たことないです。

 知りたい調査結果、少し大きくなったフリスク120の空きケースへ突っ込めるかどうかですが、これまたギリギリで入りません!! 内箱の内寸は幅32.8mmしかないので、今回のセルだと33.8mmだから1mm足りないのです。
 こんなことでは諦めたくないので何とか突っ込めるように工夫する訳ですが、内箱のサイドをセルの長さ48.6mmだけ削り落とし、外箱でセルを固定する様にすれば見事に納まります。ただし外箱と内箱とは接着する様にしないと、思いもしない時に開いたりして良くありません。フタがスライドするギミックを残したいと考えるならこのセルは使えないでしょう。

※分解は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

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