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2016年10月の10件の記事

2016年10月27日 (木曜日)

記録ス、二〇一六一〇ニ七。

 ここの所、気温変動激しくて体調崩しながらも秋葉原。10月27日発売コミックス、買いたい作品が多すぎて大変、10冊ちょっとあった? ・・・ズッシリ重い。

 グッドスマイルカンパニー製ねんどろいどの『クラリオン』ついに出た! ボークスホビー天国4F、ソフマップ各店で並んでいるのを見た!! これで好きなだけお耳モフモフできるぞぉ・・・・・刹那、地獄行きにされても知らんが。

 秋月電子通商、ランチャーライトV9用にと思って単4形ニッケル水素電池1.2V900mAhのを6本も買ってしまうが、そんなに要らなかったと後になって知るも既に遅し。
 ツクモEXの店頭に置かれているホワイトボード、前を通ったら必ず見る。看板娘の『つくもたん』による広報、いつもながら気合い入ってる。

2016年10月23日 (日曜日)

記録ス、二〇一六一〇ニ三。

 大人しくジッとしていたから行っていない秋葉原。最近はNゲージ関連の改造に没頭していたのでご無沙汰になってしまったLEDライト改造を嗜む。

【グリーンオーナメント製ランチャーライトV9】
 アルミ外装で透明窓が強固な嵌め込み式になっていてバラしにくいダイソー製ランチャー9とは異なり、プラスチック外装で分解と再組み立てが楽だから何時か高輝度改造してやろうと思って買っておいたのですが・・・。
 今回は何かと面倒な昇圧回路を組み込むと嫌がられるかと思って、単純に高輝度LEDへの打ち替えとAMC7135による定電流回路で誤魔化すことに。

【元ライト情報】
 電流制限用15Ωチップ抵抗を経由して単4形電池3本直列の4.5Vが9個並列接続なLEDへ掛かっています。点灯時の電流は新品な電池の状態で100mAだったから、LED両端電圧を3Vとすると約0.3Wな明るさになり、1m先の照度値は100Luxでした。

【改造品情報】
 LEDを最大50mA流せる高輝度なOSW54L5111Pに乗せ換え、電流制限抵抗15Ωの取り外した場所へAMC7135を貼り付けました。なるべく元の銅配線パターンを利用すべくLEDの取付け極性を元とは逆にした関係で、電池ボックスを筒に入れる方向は極性が反対になります。OSW54L5111Pのカソードは放熱性を考慮した幅広な端子になっており元基板の丸穴へそのままでは突っ込めないから、φ1mmドリルを使って楕円形に穴を広げる加工が必要です。
 こうして改造後の性能を計測してみたところ、点灯時の電流は330mAですからLED両端電圧を3Vとすると約1.0Wな明るさとなり、1m先の照度値は650Luxまで向上、自転車ライトとしても十分実用的になりました。ただ単4形アルカリマンガン電池を使った場合は、容量が1000mAh程度あったとしても330mA流すと相対的に容量が減ってしまうので1時間ちょっとしか明るさを保てないでしょう、ちょい乗り程度にしか使えないかも。交換頻度を考えてニッケル水素電池を使うなら大電流放電でも容量低下は少ないので、例えば900mAhの品では2時間ちょっと使えると思いますが・・・・・それでも短いですね。

【考察】
 改造コストを載せておきますと、打ち替え用LEDのOSW54L5111Pは10個入りで¥450のものを9個使うので¥405、AMC7135は1個¥100なので合計¥505で高輝度化が可能です。それとLEDの特性で元ライトは照射光が黄色っぽかったのですが、改造品はかなり青っぽくて冷たい感じのする光になりました。
 OSW54L5111Pの照射指向性は15度と狭く自転車ライト用途ならそれでも良いでしょうけど、作業灯など手元ライトに応用する場合、同シリーズで60度な広角照射タイプのOSPW5161P(10個¥400)とか、OSW57L5B61P(10個で¥500)などを使ってみるのも良いかと思います。またLED径が異なりますけれど使えなくはないφ4.8mm帽子形なLP-AWME56F1Aなら綺麗な白色照射光に満足できるでしょう。

2016年10月22日 (土曜日)

記録ス、二〇一六一〇二二。

 ほぼ一週間ぶりな秋葉原、なんだか今日は混んでると思ったら、ベルサールでファンタジー文庫のイベントやってた。『冴えない彼女の育てかた』の第二期放送決定を宣伝する大きな紙袋抱えた輩が我が物顔で闊歩しているのと、物販待機列がベルサールのビルをぐるりと一周してたぐらい。秋葉原駅電気街口改札フロアで、このイベント宣伝用踏み絵があって久しぶりに見た。勿論だけれど、踏めないヒトです。

 秋月電子秋葉原店、フリスクPWMパワーパック改に使っているチップ形MOSFETが頻繁に飛ぶのでもっと耐性の高いFETと、新たなパワーパック製造用にロータリースイッチ買ってきた。ボリュームで連続コントロールするのでなくて段階的なノッチ式を試したくなったから。
 マル秋葉原2号店、店頭ジャンクでCGR18650EAの3本パックがしぶとく残ってる。他は特に目新しいものは出てない。
 まんだらけ裏のQC-PASS店頭で処分品として18650形を2本使っている電池パックが¥300で大量に出ていたけれど、単セルの容量が2200mAhと少な目なので見送り。
 aitendo、特に買いたいものは無かったけれど、時間があったから寄ってみた。今回はじっくりと店内を歩き回り、何処にどんなアイテムが置いてあるか確かめる。以前、探しても何処にあるか見つからなかった品が、思いもよらない所に置いてあったりするのが良く判った。
 鉄道模型ショップのポポンデッタは3F、KATOやTOMIXの分け売パーツを漁ってみるも不発。動力台車やモーターを買うならはF_MODELSかタムタムかな。
 鉄道模型ショップのF_MODELSは7F、TOMIX分け売パーツのM-9モーターTYPE1とKATO製ED75-1000動力台車の二組分セットを買う。また新しい動力ユニットを作る構想用として。
 タムタムは4F、先週買って動力ユニットの組立に使った内径2.5mmのボールベアリング10個入りを再び入手、これでしばらくは足りる。
 ヨドバシカメラは6F、ホビーコーナーを巡回。ここだと鉄道模型関連は2割引き+10%還元だから、最終的な還元率としては通常3割引きなF_MODELSと同額になる。特殊でない品なら年中無休で夜遅くまでやってるここで買うのもありかな。

 明日もベルサールでイベント? それだと今日よりもきっと混むだろう、ヒトいっぱいで歩きづらいだろう。しかしながら今日は秋葉原だけで1万歩もカウントしてて5~6km歩いてる計算になるから疲れた。

2016年10月20日 (木曜日)

Nゲージ用小型動力台車の製作No.6(2016/10/20完成)

 

 

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 KATO製小型車両用動力ユニットを改造して余ったモーターとストック用に買っておいたEF80の動力台車とを眺めていたら、なかなか良い感じの2軸動力ユニットが出来ました。

 

Img_08911 KATO製小型車両用動力ユニットの動力台車とジョイントパーツとを転用したために残ったモーターが結構集まったのでどうしようかと思ったけれど、EF80の動力台車にピッタリ乗ることが判ったので計画は無かったけれど組み込んでみたら、思いのほか完成度高いものが出来たっぽい。

 

 

Img_08881 ウオーム軸はφ1mm、モーター軸もφ1mmなので簡単に直結できるけれど、それだとモーターが台車からはみ出てしまうからウオーム穴へ直接モーター軸を突っ込んだ。ただそのままだと歯車が噛み合わないので台車回転中心部のでっぱりを1mmほど削ってからモーターを載せる。さらに台車ギヤケースの上に2mmの板を張り付けるとモーターがちょうど水平になって固定できる。
 それで早速に試走してみたらそのままでは接触悪くて上手く走ってくれなかったので、鉛のオモリを張り付けて死重積んだらようやく動いてくれた。ある程度の軸重を与えてあげればフリスク鉄道模型用PWMパワーパック2で超低速スタートも可能だったので、これはいよいよもう一台作ってBo-Boの4軸動力ユニット化かな。いや三台作ってBo-Bo-Boの6軸EF形とか4台組み合わせて8軸駆動EH形とかも夢じゃない!・・・なんだけどEF80動力台車のASSYパーツが手に入らない現状では絵に描いた餅、軸間隔の妙に狭いDT127台車は小型動力向きだと思ったのに。せっかく実機の2軸1モーター駆動方式を踏襲し(カルダン駆動ではないけどネ)おもしろそうな動力ユニットが出来そうだったから惜しい。東京落合のホビセンKATOに残ってないかな~。

 

※改造は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

 

 

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
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 第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2019年12月14日:公開) Img_32403

 第115呟【キヤノンモーターEN22を分解する】(2019年6月9日:公開)
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 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.1(2018年8月7日公開)Img_19502

 第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(2019/05/26追記)Img_18952Img_18972

 第107呟【Nゲージの動力に使えるモーターの分解】(2018/6/17:コイル結線方法)Img_17662

 振動モーターを転用した動力台車の製作No.1(2018/6/11:製作経過)2>Img_18652

 Nゲージ用小型動力台車の製作No9(2018/4/6:抽出記載)Img_17442

 Bトレインショーティー改造報告No.5【2018/4/5完成:EF210の動力化】Img_17612

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.8(2017/1/4発表)Img_10061

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.7(2017/1/3抽出記載)Img_09802

 Bトレインショーティー改造報告No.4【2016/12/1製作中:ED75の電飾と動力化】Img_09772

 Bトレインショーティー改造報告No.3【2016/11/9完成:DD51からDB形入換機を作る】Img_09232

 Bトレインショーティー改造報告No.2【2016/11/8完成:DD51からDD16っぽいものを作る】Img_09072

 Nゲージ用貨車の製作No.1(2016/10/20完成)Img_08861

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.6(2016/10/20完成)Img_08911

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.3(2016/10/20改良)Img_08891

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.5(2016/10/18完成)Img_08681

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.2(2016/10/11完成)Img_08471

Nゲージ用小型動力台車の製作No.4Img_07341

鉄道模型用315MHz帯4chリモコンの15ch拡張化改造

 

第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

アルナイン真鍮平板キットへのめっき処理試作

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

Nゲージ用貨車の製作No.1(2016/10/20完成)

 

 

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 たくさん積んであるフリスクブラックの空きケースと、KATO製小型車両用動力ユニットを改造して余ったパーツとを眺めていたら、無蓋貨車のトキっぽいものが出来上がりました。

 

Img_08861 KATO製小型車両用動力ユニットを改造して4軸駆動な動力ユニットを作った後に残った無動力側のボギー台車を生かしてみました。フリスクケースの長さがちょうどいい感じだったので、30mmある横幅を16mmまで減じて接着した箱に台車を履かせてみたのがコレ。

 

Img_08901 エコーモデルのホワイトメタル製ドラム缶を積んでみたらいかにもそれっぽく見える?車高がちょっと高めなのでカーブ走行時に遠心力でブッ飛んだりするけど。

 

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第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

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Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

2016年10月18日 (火曜日)

Nゲージ用小型動力台車の製作No.5(2016/10/18完成)

 

 

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.3でKATO製小型車両用動力ユニットを二つ分組み合わせた4軸駆動Bo-Bo形を作ったけれども、あれが思いのほかPWMパワーパックと相性が良くて超低速が出せるものだから再び作ってしまいました。
 でも全く同じものを作るのは面白みに欠けるので、さらなる小型化を図るとともに思い付いた製作アイデアを試してみることにしたのです。

 

Img_08671Img_08681 使ったパーツの構成はほとんど同じ、KATO製の小型車両用動力ユニットの動力台車側を二つ分くっつけて、TOMIX製M-9モーターを搭載した4軸駆動のBo-Bo形です。モーターの軸をぎりぎりまで切り詰めた分だけ台車間隔が短くなってます。お陰で床下にぶら下げる鉛の死重が小さくなってしまったので、新たにモーター下に別な死重を搭載する格好になりました。

 

Img_08721Img_08701  この手の動力ユニットはメーカーから何種類も製品が出ていますけれど、当方のコダワリを同時に全て満たすものはありません。ピボット集電、ピボット軸受、4軸駆動形、高トルクモーター搭載、超低速運転可能な減速ギヤ搭載とゼイタクな要求ですけど仕方ありません、既製品を組み合わせて作らにゃです。
 減速機構に関しては前回と同じ12枚のEC動輪ギヤ軸と17枚のEL動輪ギヤ軸とを組み合わせてウォーム軸を駆動しています。新しいアイデアとして、内径がφ1mmで外径がφ2.5mmのEC動輪ギヤ軸を支持するのに内径φ2.5のボールベアリングを嵌め込んでます。前回はφ1.5mmまで穴を拡大してから同径の真鍮線を差し込み、内径φ1.5mmのボールベアリングで固定していましたから、穴あけ加工で精度が落ちて振動の原因になってました。新アイデアでは無加工なままベアリングに嵌めれるのでギヤの噛み合わせが良くなって精度が上がり振動も減りました。
 それともう一つのアイデアとして、動力台車から上がってきた集電端子とモーターとを繋ぐ方法において、前回では直接ハンダ付けして細線を巡らしていたのですが、台車回転がバネっぽい動きになってしまうのと見ため的にも良くありませんでしたので、これを改善するため元のベリリウム銅材板バネを短く切って取り付けたら外観がスッキリしたばかりでなく台車回転もスムーズになり一挙に問題が解決しました。これについては伝統的な技術が一番ってことですね。

 

Img_08691_2Img_08731 TOMIX製M-9モーターの軸は結構長くて前回はそのまま使っていましたけれど、余っている分だけ台車間隔は長くなっていました。今回は余分な長さを極力切り詰めることにして前回よりも台車間隔の短くなった動力台車を作ることが出来ました。どれくらい短くなったかと言うと、軸間隔11mmに対し台車間隔は前回のもので20mmでしたが今回のは14mmで6mmほどなのですが、見た感じでは随分印象が異なります。

 


 モーターとの動力伝達機構において、KATO製小型車両用動力ユニットのボールジョイントは軸が外径φ1mmなので、減速機構のEC動輪ギヤ軸の内径φ1mmにスッポリ入ってくれて加工が随分と楽になりました。これを支えるためのボールベアリングは前回だと内径φ1.5mmのものを使っていましたけれど今回はφ2.5mmの品を使っています。これを使うとEC動輪ギヤ軸の外径φ2.5mmが無加工なままでスッポリ嵌ります。そして大き目になったベアリングの外径を支える加工は取り扱いが楽になったことで直下のウォームカバーパーツへしっかり固定することが出来ました。しかしながらキラッと銀色に光るベアリングが何ともカッコイイです。

 

Img_08741 前回よりも台車間隔が狭くなったことで、TOMIX製C103カーブレールでも台車回転は余裕が増えた思います。台車の間隔は伸びれば伸びるほど回転角度が増えてしまうため、動力台車ではジョイントの伝達角度に十分な遊びがないと追従出来なくなります。

 

Img_08751Img_08761 前回作った先代機と今回作った最新機とを並べてみました。どれくらい台車間隔が短くなったかというとほんの6mmほどですけど。これはちょうどモーター軸の露出している部分を切り詰めた分量に相当します。Power_unit_2 前回の先代機と今回の最新機との構成を示した図です。モーター軸を短くした分だけ台車間隔を狭くできました。また、減速機構のEC動輪ギヤ軸の固定方法が変わっていることに気が付くでしょうか、精度高いギヤ軸を加工することなく固定できるので随分と製作が楽になったし、接着せず押し込んでいるだけなのでバラして部分交換が簡単にできる様になったのは棚ボタでした。

 

~2016/11/8追記:~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 この動力台車をさらに小型カット加工してBトレに組み込んだモノが完成。
Bトレインショーティー改造報告No.2【2016/11/8完成:DD51からDD16っぽいものを作る】

 

Img_09102Img_09092 作り上げてから幾多もの改良を加えてきたこの4軸駆動な動力ユニット、ついに組み込む相手が見つかりました!そんでもってそのままで大き過ぎてボディが被れなかったから、少々ダイエットすることに。まず飛び出していた減速段ギヤ軸の不用部分をカット、次に台車枠も限界までカット、さらにピボット集電端子からモーターまでの配線を再び直結方式に戻して柔軟なリッツ線接続とし、もはや別物?になってしまいました。

 

 

 

 

 

※加工や改造、製作は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

 

 

 

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 Nゲージ用小型動力台車の製作No.8(2017/1/4発表)Img_10061

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 Bトレインショーティー改造報告No.4【2016/12/1製作中:ED75の電飾と動力化】Img_09772

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 Nゲージ用貨車の製作No.1(2016/10/20完成)Img_08861

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.6(2016/10/20完成)Img_08911

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.3(2016/10/20改良)Img_08891

 Nゲージ用小型動力台車の製作No.5(2016/10/18完成)Img_08681

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.2(2016/10/11完成)Img_08471

Nゲージ用小型動力台車の製作No.4Img_07341

鉄道模型用315MHz帯4chリモコンの15ch拡張化改造

 

第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

アルナイン真鍮平板キットへのめっき処理試作

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

2016年10月17日 (月曜日)

記録ス、二〇一六一〇一六。

 Sofmap日曜昼市狙いではないけれどお昼頃に秋葉原。今日はベルサールでイベントやってるからヒトいっぱいで賑わってる。

 本日は鉄道模型関連のパーツを集めにきたので関係店を順番に訪れることにした。というのも箱型でEDタイプの電機機関車が大好物な当方、ED75、ED79、西武E31とか最近では名鉄EL120が出てきてウハウハだったんだけれど、過去を色々と勉強してみたらED75よりも全長が短い13mクラスなED60を知ってしまった!写真を見た瞬間、E31みたく台車間隔が詰まっていてテンション高まる!!こんなのが再現できたらいいなと思い始めて妄想が暴走し始めたという訳で。

 F_MODELSは7F、定価の3割引きで買えるから大概はここで仕入れる。先週も買ったんだけれどKATOの小型車両用動力ユニットを再び入手、¥1,400(税抜)×2台。
 ホビーショップ・タムタムは5F、KATOの分け売パーツでEC動輪ギヤ軸銀長を入手、このギヤ軸は外径φ2.5、内径φ1.0で転用する時に扱いやすい。続いて4F、ギヤ軸に取り付けて使うボールベアリングの10個入りパックを買う。¥2,300(税抜)だったけれど、狙っていた寸法のものがズバリ見つかったので高くても買う。
 IMON秋葉原店は3F、TOMIXの分け売パーツでM-9モーターTYPE2(品番0622)を購入、他店では売り切れていて在庫あったのはここだけだった。しかしながらTYPE2だけ売れててフライホイール付きのが大量に余ってるところを見ると、自作動力用途などで転用しやすいからなのだろうと推測。
 他にはポポンデッタとかあるけれど今回は寄らず。

 最後にラジオ会館前まで戻ってきたら、ありゃま!でっかい宇佐美さんの垂れ幕なくなってるじゃないの!どうやら先日が見納めだったかな。

2016年10月15日 (土曜日)

記録ス、二〇一六一〇一五。

 空が青くて清々しくて大好きな季節になった秋葉原。気温も日差しも外を歩き回るには最適、湿度低いから意外と喉が渇いてジュースが旨い。

 ラジオ会館7Fで用事を済ませて非常階段から降りる。いつもの様にでっかい宇佐美さんを裏から鑑賞。
 ボークスホビー天国、ガルパンのねんどろいどぷち再販分はまだBOXが幾つか残ってる。でも見るたびに減っているので売れているんだろう。
 AKIBAピカリ館、千石電商は通過。
 秋月電子通商、ichigojam用のLPC1114FDH28チップを、こないだ潰した分だけ補充。確か前は¥210で買っていたけれど今は¥190に値下げされていて助かる。あとSOT23-5パッケージな一回路CMOSオペアンプと、φ5mm砲弾型白色LEDの15度75000mcdな50mA駆動品10個パックも。
 マルツ秋葉原2号店、CGR18650EAの3本直列パック¥800はまだ残っていて買える。
 Rmobile、角型リチウムイオン電池パックは可成り新しいものも並ぶようになって目移りする。過去に入手した分がほとんど使い切れていないので補充はしない。
 杉元ガレージ、埃だらけだけどCGR18650EA直列3本パックが数個並んでた。ここのは¥500だからマルツの¥800は買う気になれない。それよりも手持ち在庫が掃けていないのでもう買わなくてもいいでしょ。
 aitendo、新製品および再入荷情報チェックしているけれど、特に買いたいものもなくてグルグルとフロアを巡るだけだった。
 ホビーショップ・タムタム4F、自作Nゲージ動力に使おうと考えてボールベアリングを品定め。5F、KATOのNゲージ分け売パーツを漁るも欲しい動力台車は見つからず。

 もう随分と日の暮れるのが早くなったと感じる。明るいうちに秋葉原を後にした。

 ご近所のミーツに寄って、グリーンオーナメント製ランチャーライトV9を購入してみる。9個の白色LEDをさっき買っておいた15度75000mcdな50mA駆動品に換装してみたらどのくらい明るくなるものなのか試したくなったから。もう難しい改造をやめて、誰にでも出来るような簡単な加工で実用的なものが作れればもう少しウケが良くなるかな。

2016年10月 9日 (日曜日)

記録ス、二〇一六一〇〇八。

 ホント久しぶりで一週間以上あけてしまった秋葉原。昼過ぎになんとか雨も止んでくれて助かる。何か色々変わってるだろうか。

 ラジオ会館、7Fで用事済ませてから非常階段使って降りる。3階から2階に降りる途中の踊り場がちょうどでっかい宇佐美さんのご尊顔の位置になってて裏からツンツンできる。

イ)AKIBAピカリ館、エルパラ取り扱いのAMC7135がここで買えたらいいな、
 と思って探すけど見つからない。仕方ないから通販かな。
ロ)千石電商のオーディオパーツを扱っている2号店2F、φ2.5の4極プラグとジャックとを二組づつ購入。
 これは今組立中のフリスクPWMパワーパック改(仮)に組み込むもの。
ハ)秋月電子通商、なんかとっても小っさいシリアルJPEGカメラに目が留まる。
 NTSCのVIDEO出力も付いている?面白そうだけど、もう少し情報集めてからにしよっと。
ニ)マルツ秋葉原2号店、松下製3.7V2600mAhなCGR18650EAを3本直列にしたパックまだ残ってる。
 GP製1.2V3700mAhを12本直列にしたパックもまだ残ってる。
ホ)Rmobile、aitendo、杉元ガレージ、あきばおー、情報なし。

2016年10月 6日 (木曜日)

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.2(2018/9/3:プログラム改良)

 

 

 ※最新情報(2019年12月15日:TOMIX M-13モーター分解記事→こちらImg_32403

最終更新は2018年9月3日です。(追記分は後の方に続けています。)

 

 ichigojamを使ったPWM方式のパワーパックでワンボリュームタイプを作っておきました。空中配線による検証では良好だったのに、実際にフリスクケースへ組み込んでみたらモーターの逆起電力による過電圧にやられてMOSFETとマイコンチップを何度も潰すなど精神的に凹んで完成は危ぶまれましたが、でもなんとか対策して本日ここに正式発表です。

 

 

 

Img_08451Img_08461Img_08471

 

 見栄えを良くしたかったので、フリスクケースの中央にある金型跡に合わせてボリュームを配置。ワンボリューム式のPWMパワーパックで、正転/逆転とPWMデューティー比/周波数とを一つのボリュームでコントロールします。シンプル過ぎる外観かも。
 向かって左側面にはφ2.5の4極ジャックが3つ並んでおり、上は電源入力&PWM出力、中はオプションのビデオ出力、下もオプションでキーボード入力になってます。向かって右側面にはパソコン接続用のUSBコネクタを装備しており、パソコン側でターミナル画面を開けば直接コントロールできます。

 

Img_08491Img_08481 中身を見てみましょうか、空中配線での検証では全く問題にならなかったノイズ関連のトラブルに遭遇し結局マイコンチップを5個も潰してしまいました(¥210×5個・・・あぁ~)。上図の様に組み込んだ後で焼損すると、モジュール基板裏側に張り付いているTSSOP28サイズなマイコンチップLPC1114FDH28を剥がし、新しいのをハンダ付けしてichigojamファームウェアを焼き込む作業から始めないといけないので可成り焦ります。でも4回も繰り返すともう慣れてしまってそんなに苦痛じゃなくなるのがフシギなところ。
 左端にφ2.5の4極ジャックが3個も並んでいて壮絶ですけど、今は一番上の電源入力&PWM出力用のみ結線してます。残りのビデオ用とキーボード用はマイコンモジュールに端子が来ているので後は配線を繋げば即利用できます。また、メインコントロールインターフェースであるボリュームには回転角度検出センサー級10kΩを使うことで快適な回転フィーリングと精度とを提供しています。

 

 

Pgm_v31 気になる制御プログラムは上記に示すBASICで10行も使ってません。ボリュームの回転角度を電圧に変換してそれをマイコンのA/Dコンバーターで数値化すると、角度0度から320度の位置が87~977という数値になって返ってきますのでこれを利用します。
 ボリュームの中点を0度として正転/逆転およびPWMデューティー比/周波数の対応を説明すると、逆転方向の制御は-18度の位置が0%100Hzで-160度の位置が100%500Hz、正転方向の制御は18度の位置が0%100Hzで160度の位置が100%500Hzとなるようにしています。工夫しているのは-18度~18度までの位置を無通電地帯としたかったので出力を完全に切り離すためリレーを専用にもう一個使っていること。(→2016年10月24日追記分にプログラム改良あり)
 プログラムではボリュームの位置で回転方向やPWMデューティー比/周波数を決めているので手動入力ですけれど、ここに数値を計算で与えてやることにより自動運転制御が可能になります。つまり、超低速から加速して一定時間維持し、やがて減速して超低速から停止という一連の挙動を回転方向も含めてプログラミングでやれるということです。 

 

 

 

 

 

 

 

 ichigojamマイコンモジュールの使用ポートは、
  イ)PWM出力ポート → 18番ピン(PWM5)
  ロ)リレー制御ポート → 正/逆転用に10番ピン(OUT2)、出力切り離し用に11番ピン(OUT3)
  ハ)角度検出ポート → 4番ピン(ANA2)

 

 

 現状では結線していないビデオ出力とキーボード入力端子とを利用すると、パソコンのターミナル画面を必要としないスタンドアロン環境でプログラム開発&修正と制御とが行えます。ビデオ出力はテレビに繋ぐことも出来ますが、3.5インチ程度の小型液晶ディスプレイに繋げばレイアウトの邪魔にはならないでしょう。ただキーボードはPS/2形が必要なのでどうしても場所を取りますが。
 USB経由でパソコンと繋いでターミナル画面から制御する時、予めメモ帳などで作っておいたBASICプログラムをターミナル画面へドラッグ&ドロップするとそのままプログラムをUSB経由でマイコンチップへ転送できます。その後ファイル0番地へセーブするコマンドを実行しておけば、次回の電源立ち上げから自動的に読み込んで実行してくれます。これはichigojamマイコンモジュール4番ピンを予めプルダウンしておくことで可能です。

 

 

Img_08591 上図は、本体とは別の外付けとなる電源配線回り。12V1A電源アダプターとTOMIX用フィーダー線とがφ2.5の4極プラグに繋がっています。ここに後からビデオ出力やキーボード接続、USB接続などが加わると可成り壮絶な絵面になりそうです。

 

~以下は2016年10月10日までの開発時内容~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

Img_08431Img_08411 上左図はちょっとアレな感じで見苦しいですが検証中の配線うにゃうにゃ状態なもの。右上緑色の実験用12V電源と右下のTOMIXフィーダー線以外は、全てフリスク空きケースへ収納します。各パーツは小型化を優先して選定したり製作したものばかりなので楽に納まるでしょう・・・・・と思った? 上右図はそれをやってみたところなんだけれど結構大変な目に。

 

 仕様は、一つのボリュームつまみで正転/逆転とを切り替えつつPWM出力は0%~100%まで可変できるワンボリューム式。周波数はichigojamのBASICプログラムで自在に設定可能だけれど、分解能の関係で1kHz以下なら1%よりも細かい刻みで、2kHzなら2%刻み、5kHzだと苦しくて5%刻みになりますけれどコントロールできます。

 

【使ったパーツの情報】

 

 イ)切手サイズにまでウルトラスモール化したichigojamマイコンボード(製作)
 ロ)パソコンUSB接続用ターミナル基板(選定)
 ハ)センサー級の10kΩポテンショメーター(選定)
 ニ)超小型で安価なラッチングリレー(選定)
 ホ)ラッチングリレー駆動モジュール(製作)
 ヘ)PWM出力用の低電圧駆動形MOSFET(選定)

 

【オプションの情報】

 

 ichigojamマイコンモジュールにはPS/2キーボードが繋げるので、キーボードからの多彩なコントロールもプログラム次第で出来るし、さらにVIDEOコンポジット出力もあるから小型な液晶ディスプレーに制御状態を表示できる。
 もしも動作が気になったらなら、USB接続ターミナルPCや直接つないだキーボードのSTOPキーで動いているプログラムを止め、ターミナル画面や液晶ディスプレー画面から今動いていたBASICプログラムの修正と再開発が即時可能なところも楽しい。

 

【回路の情報】←解説厨につき注意

 

 このタイプのパワーパックにおける正転/逆転の方法において、大概は2c接点を持つスライドスイッチやトグルスイッチにクロス配線を施して使ったりする。そしてこのスイッチには直接モーター電流が流れるから数A台な接点容量を持つタイプが必須で、数十mA台の小信号用途な小型タイプは焼けてしまうから使えない。
 機械式スイッチをやめて半導体スイッチにするなら、モーター駆動用では定番なHブリッジを使えばいい。扱える電流容量も大きいし単純な正逆切り替えだけでなくPWM駆動も可能だから小型パワーパックを作るには適している。そしてマイコン制御のワンボリュームタイプなら最適とも言える。
 だがしかし!別に静穏性を求めている訳ではないし、あれこれスイッチを操作するのが楽しいんじゃないの系なら是非ともリレーを使いましょう。小型なタイプでも接点容量は数Aあるから、2c接点タイプにクロス配線して簡単に組み込める。そしてリレーを駆動するには最低でも1a接点を持つ電流容量の要らない小型タイプな各種スイッチが使えるからバリエーション豊富で各人の趣向に沿うものが見つけられる。さらにこれが重要なのだが、リレーが動作する時に放つカチカチ音があの電動カム軸のそれみたくて、もう兎にも角にも音鉄には堪りませんのっ!!
 従って今回の回路ではワンボリューム式でも簡単にマイコン制御できるHブリッジは使わず、敢えてカチカチ音も甚だしいラッチングリレーをワザと組み合しているのであります。これの利点は正転/逆転を切り替えるボリュームの中点付近において、センタークリックの無いボリュームを使っている関係で本当に切り替わったかどうかを触覚では確認できない対策として、リレー駆動の振動と音によってこれを知ることが出来る様にしたこと。いや~、楽し過ぎるよこれ、いつまでも触っていたくなる操作感覚、思わず息が荒くなるもん。

 

~2016年10月24日追記分【プログラム改良】~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

Pgm_v33Pwm_graph あれから操作感覚改善のためにプログラムをあれこれと弄っていたのですけど、漸く可成りいい感じなコントロールフィーリングを掴めたので追記しておきます。前回のプログラムVer.3.1では、PWMの周期を8msec(125Hz、低いネ)に固定してあって、パルス幅を0~100%まで変化するようにしていましたが、これだとNゲージ用小型動力台車の製作No.6で作った動力ユニットではウサギダッシュになってしまい気持ち良くありませんでした。
 そこで改良プログラムVer.3.3ではPWMの周期と幅とを連動して変化するようにしたところ、ウサギダッシュは無くなって上手く超低速からスタートしてくれるようになりました。具体的には、PWM周期を10msec(100Hz)から2msec(500Hz)まで徐々に上げていくのと同時にパルス幅も0~100%まで比例して上げる様にしました。

 

 このように、プログラムの改変における効果の確認が迅速に行えるシステムは、ずばりBASICならではというところでしょうか。実際にPWMパワーパックを動作させて車両を走らせつつ、リアルタイムでパソコンのターミナル画面からプログラムの修正と送り込みが出来て、RUNリターンで即結果が判るという、この気持ち良さが堪りませんわっ!!(←またかい)

 

 またまた解説厨注意報!

 

【マイコンチップを5個も潰した原因を考察】
 モーター逆起電力によるMOSFET破壊防止策は内蔵保護ダイオードに任せて外付けSBDを省略したのがアウト、1S10を取り付けてからは見事に大人しくなった。それとマイコン出力からのFETゲートドライブは直結だったが、1kΩを噛まして過電流ドライブを防止。この二点が功を奏しそれ以降は悲劇の再来を免れている。

【改良前に何が起こっていたか】
 イ)モーターの逆起電力で発生した過電圧がチップMOSFETに流れ込む。
 ロ)MOSFETが耐圧を越えて破壊、ドレイン-ソース間が永久導通状態となる。
 ハ)破壊によりドレインからゲートに過電流が流れ込む。
 ニ)ゲートからマイコン出力ポートへ過電流が逆流してマイコンを破壊。

【一つ目の改良】
 ホ)マイコンからFETゲートへのドライブ回路途中に1kΩを挿入。
 ヘ)でも相変わらず逆起電力対策してないからFETは破壊を繰り返す。
 ト)しかしドレインからゲートへ逆流しても1kΩが噛んでいるからマイコンは無事になった。
 チ)結局マイコンチップは壊れなくなったけれどFETが飛ぶのは直せなかった。

【二つ目の改良】
 リ)いい加減懲りて、逆起電力を逃がすためFETのドレイン-ソース間へ1S10を挿入。
 ヌ)ほれ見やぁ! ようやくFETが飛ばんくなったがね。横着ばっかしとるもんだであかんのだわ。
 ル)それとレール間ショート防止用に500mAポリスイッチを挿入して安全性を高めた。

 

【改良その後】
 ヲ)無茶苦茶な操作で正逆転を短時間に繰り返し逆起電力まみれにしてみたけれど、全然平気だったネ。
 ワ)もしかしてと思って高耐圧なFETに変えようと思ったけど、このままな米粒FETで大丈夫ネ。

 

~2018年9月3日追記分【プログラム改良・超スロースタート対応】~~~~~~~~

 

 前回のプログラム更新から可成り時間が経ってしまいましたけど、ちょくちょくと改良は続けていて漸く納得のいくものが出来ましたのでお披露目します。

 

 具体的な改良点は、KATOおよびTOMIXのモーター回転数においてトルクを伴った秒速1回転での駆動が可能な超スロースタートに対応したことです。

 

Pgm_ver75Pwm_graph_ver75 前回バージョンとの違いは、スタート時のPWM周波数が従来は100Hzから始めていたものを20Hzからに変えたことぐらいです。ただ20Hzからダラダラと上げる様にするとガクガク走行になるので、途中から上昇カーブが変わる2段階式にしてます。流石に20HzスタートだとLEDのライトは点滅になってしまいますが、モーター回転数はトルクを伴った秒速1回転で駆動できます。

 

 

 

 モーターが静止状態から回転状態に移るには静摩擦を越えるトルクを必要とし、これはモータが回転している時に必要なトルクより可成り大きい値です。超スロースタートを可能にするモーター回転数の秒速1回転を実現するには、単純に電圧を絞った直流DCを掛けただけだとトルクが足りず上手く回ってくれませんが、12Vのパルス状で低周波数なPWM波形で駆動するとこれが良く回ってくれるのです。それならスロースタートからハイスピードまでを全て低周波数なPWM波形で駆動すればいいと考えますが、流石に振動が酷くてうるさいのでモーターが静摩擦を破って回転を始めるごく初期だけを低周波数で駆動し、一旦回り始めたら周波数を上げていく様にすればスムーズに加速してくれるという理屈です。

 

 この制御カーブで超スロースタートをやると秒速2mmが実現できるので、スケールスピードを勘案すると時速1kmとなって可成りリアルな発車感覚が味わえますにゃ。

 

 

 

※開発は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。

 

【こちらもご参考に】

 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.2(2019年1月21日公開)
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 第116呟【TOMIX M-13モーターを分解する】(2019年12月14日:公開) Img_32403

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 片軸モーターを鉄道模型用に両軸化する改造No.1(2018年8月7日公開)Img_19502

 第110呟【KATOとTOMIXとGREENMAXとCANONとワールド工芸のコアレスモーター分解】(2019/05/26追記)Img_18952Img_18972

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 Nゲージ用小型動力台車の製作No.6(2016/10/20完成)Img_08911

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第74呟【コアレスモーターM716PA-10は動力台車に使えるか】

 

フリスク鉄道模型用PWMパワーパックの製作No.1

 

Bトレインショーティー改造報告No.1【DE10からDD13を作る試み】

 

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Nゲージ用小型動力台車の製作No.1

 

Nゲージ用小型動力台車の製作No.2(12/9追加サーボ情報有り)

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.1

 

鉄道模型用PWM式パワーパックの製作No.2

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