第69呟【リチウムイオン電池パックを分解する③】
第69呟【リチウムイオン電池パックを分解する③】
秋葉原のケータイ電話ジャンク取り扱い店Rmobileで手に入れたリチウムイオン電池パックは3.7V2200mAhと高容量なタイプで1個¥200でした。型番を調べてみると『HWD06UAA』となっており、これはau/KDDIのモバイルWi-Fiルーター『Wi-FiWALKER DATA06・DATA08W』用のバッテリーパックと判明。
寸法は36mm×53mm×11mm厚で、この大きさ何処かでみたことあるなー、と思ってバラしてみたらご覧の通り。345005サイズのリチウムイオン電池を2枚重ねて並列接続していたとは。一枚当たり3.7V1100mAhのセルを2並列して2200mAhの容量になっていたんだね。
過去にバラした時に出てきたリチウムイオン電池345010タイプとズバリ同じ大きさだったし。同じ容積で1300mAhと2200mAh、リチウムイオン電池の容量進化は凄い!
使っていた制御基板の様子。過充電・過放電を防止するための制御チップと、充電・放電を切り替えるスイッチ用にデュアルMOSFETチップが載ってる。あと温度計測用のチップ形サーミスタも確認出来る。
過充電・過放電を制御してるっぽいチップ表面には『G2GP』、デュアルMOSFETっぽいチップ表面には『BA132S』と書いてあるけど検索に引っ掛からなくて詳細不明、残念。
いずれにしても、この組電池パックを5LEDフラットライトに入れ替えれば、容量が1300mAhから2200mAhにパワーアップして点灯時間が伸ばせるかな。
※分解は各人の判断にて行って下さい。それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。
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秋葉巡りでいろいろ楽しそうです。関連した記事を同行した気分で読んでいます。
> 同じ容積で1300mAhと2200mAh
18650電池も今では実測3400mAhと言われるものが手に入る時代です。一昔前には1/3程度だったようですから凄い進歩です。私の手持ちは実測2700mAhまでです。
こちらは、
百均巡り程度しか出来ていません。最近はライトコーナーが狭くなって来ました。
5LEDスタンドとLEDランタン以外の新規製品はほとんど見ません。
それで再び文房具コーナーも眺めて来ました。
今回はセリアで「ミニ修正テープ」を購入しました。外寸は58x27x15mmです、
スチロール製なので内部のリブ切除を急いで若干ヒビが入ってしまいました。単四x2とcree専用コリメータ二個入ります。
電池は半田付け式で使い、側面にスライドスイッチを付けて、CL0118B+インダクタのみの標準回路でLED電流約150mAで組む予定。LEDはLP-AWME56F1Aを予定していますが、長さ方向が厳しければXP-Gになるかもしれません。
ネット上で写真を見つけられないのですが、下記リンクと同じメーカー、同じ雰囲気の製品です。
http://blogs.yahoo.co.jp/htg_atm/31440467.html
こちらのスリムな製品なら単六x2本入りそうです。又は単四x1本か?
この製品も探してみます。
投稿: mytoshi | 2015年11月 8日 (日曜日) 午後 02時43分
[mytoshi]さん、いつもコメント有難うございます。これも含めて3件も!・・・恐縮です。
アルミ深絞り外装の角型リチウムイオン電池の入手先で面白いお店を開拓できたかな、と思っているところです。角型で気軽に手に入るのは、プラフィルム外装のリチウムイオンポリマー形が主流なので。しかも高いですし。専用の充放電制御チップや過充放電制御チップも簡単に手に入る様になったことで、改造LEDライトの電源として今後、組み込みが増えていくでしょう。
確かに100均のLEDライトで新しいものを見なくなって久しいです。改造のタネが限定的になることはあまり嬉しいことではありません。セリアの[ミニ修正テープ]、良い形をしてますね、ドラム巻き取り式だと丸い外観が目立ってしまって手を出せなかったんですけど。
投稿: クロヤマネ子 | 2015年11月 8日 (日曜日) 午後 10時50分
セリアへ探しに行ってきました。私が購入したタイプは大量に陳列されていましたが「ミニ修正テープ2P」は無かったです。
ということで、別の筐体探しをしたところ、
一つめは単四x3本が入りそうなプラケース入りの「ねり消しゴム」を発見。
でも、家に帰って試してみると3本入れるには惜しくも横幅が1mm足りなかったです。肉厚が2mmほどありました。外寸は65.5x33.4x12.5mm。単四x2本なら電池接点含めても楽に入りますが、只の四角い箱なので可愛くもなくて制作意欲が湧きません。
一方、もう一つ購入したセリア製「なめらかタッチペン」(アルミ製)は大当たりでした。
外径9.0mm、内径8.6mmで、長いこと筐体を探していた「単六x2本ペンライト」として使う時の長さ103mm。
嵌合のみで作られていました。クリップを回して外し、内部の部品を上手に叩けば先端から取り出せると思います。私は先端の一部を無理やりねじり出したのでメッキされているプラ部品を少し損ねましたがレンズとLED固定には大丈夫です。
全く同じ形状で丸七製「タッチペン(MR-29)」も買いましたが接着剤使われていて改造には向かなかったです。
ペンライトの場合スポット配光は眩しいだけなので凸レンズ式ムーンライト配光にします。凸レンズは改造報告No.9「1LED ライトミニキーホルダー」のものを削って使います。LEDはLP-AWME56F1A、CL0118B+インダクタのみの標準回路で電流が流れ過ぎるようなら電池電圧をSBDか抵抗で落として供給します。
スペースにゆとりがあれば、auモールのC8もどきライトから取り外した調光IC(100%、20%)をCL0118B出力側へ入れたいです。
スイッチはノック式にしたいので、クリップ部分へ「LED 電球ホルダー イルミネーション」 http://kingpcfx.seesaa.net/article/294546829.html から取り出した小型プッシュスイッチ(5.7mm角)を入れる予定です。クリップの筒へ嵌めこむ部分を短く切って内径を広げ、スイッチの角を削って丸くすればたぶん入ると思います。
配線は、以前のガラケーに付属していたヘッドフォンのコードを使います。極細で柔らかく、絶縁されていて半田付けすると導通します。アルミ筒は電気的に浮いたまま使います。
電池交換は先端側から行います。嵌合がきついので使用時に外れたりせず大丈夫だと思います。
投稿: mytoshi | 2015年11月 9日 (月曜日) 午後 02時49分
追記:
うまく分解できない丸七製タッチペンは、クリップが付いている部分で筒を二分割して有効活用します。
長い方は、単六x1本ライト。
CL0117のVDD位置変更回路、8mm砲弾型LED(配光悪くて使い物にならないPanasonic BF-BG20から取り外した)。LED固定のため筒先端へ蓄光シール貼る。スイッチはダイソー「キャンドルライト」から取り出したプッシュスイッチ(6.8mm角)の角を面取りして押し込む。電池交換はスイッチを外して行う。
短い方はLR41x4個ノック式ライト。
クリップ頭部側へ5mmの穴を開けてLEDを覗かせる。5mm砲弾LEDダイレクトドライブ、上と同じスイッチをクリップの下側へ押し込む。胸ポケットへ留めた時にLEDが見えるのはちょっと違和感?
今回、単六電池用に良好な筒の発見により「スーパー白ピカ」や「レインボーライト」の筒を利用して検討中の単六ライトは全て中断です。
投稿: mytoshi | 2015年11月 9日 (月曜日) 午後 06時28分
[mytoshi]さんの旬は超小型細身ライト?なのでしょうか。
セリアの[なめらかタッチペン]の筒、確かに良い形でアルミ製とは。単六形電池のライトは、その細身を生かしたものを作ったことがないので、ちょっと新鮮です。2本直列に入る筒とのことで、シガレット形LEDライト?というようなイメージがあります。今まで2~3本並べる使い方をしてきましたけど、なんだか折角の細い形状を上手く使えていない様な気がして随分勿体ないことをしてきたかも。
細身ということでコリメータやリフレクターを使えませんので、必然的にφ5砲弾型LEDを使うことになるでしょうから、選択肢としては15度のスポット仕様から、60度の広角照射タイプ、20mAの通常品か、50mAハイパワー品、3チップ形LP-AWME56F1Aなど数種類に限定されるでしょう。でも面白い豆レンズが手に入ればφ3砲弾型という選択もありですね、というか、それならXP-Gでもいいし、シャープの高演色タイプとか・・・・・と想像を膨らませていたところでハッと気づきました、うっかりしてましたがNo.7-2で既にやってましたね、その後が続いてませんけど。
スリムライトLEDを一生懸命改造したとしても、アルミ削り出しボディーは結構太く感じるものです。捩じり込み接触スイッチ方式も知らない間に緩んでライトヘッドが何処かに飛んで行ってしまったらそれっきりですし。ということで、単6形電池2本直列仕様の細身LEDライトにトライしてみたくなりました。
投稿: クロヤマネ子 | 2015年11月10日 (火曜日) 午前 06時58分
連日投稿ですみません。
> 旬は超小型細身ライト?なのでしょうか。
まさにその通りです。
今年ネットでBR435の釣り用穂先ライトを見てからは特にそうです。
以前、単六電池の存在を知ってからは百均でボールペンを探し回り、ようやく単六x2個用素材を見つけて加工しましたが、肉厚1.4mmもあるため外径11.6mmでスマートではなくてがっかりしていました。
今回の「なめらかタッチペン」は外径9mmの薄肉アルミ筐体でありシャープペンシルとほぼ同じなので満足しています。
> 単6形電池2本直列仕様の細身LEDライトにトライしてみたくなりました。
ぜひぜひ!クロヤマネコ版を楽しみにしています。満足できることを保証します。
私のなるべく小さいものを作りたいという欲求は、
改造の初めが、単四x2個豆電球ペンライトを単五x3個LEDに換えたことなのでその影響かもしれないです。
明るくて高機能な市販品ライトには到底敵いませんから小型版のアイデアで勝負です。
と言いながらも「Fenix E05 2014 Edition」、「OLIGHT i3S EOS 2015年モデル」、「ROFIS ER10」などの調光式単四x1本ライト購入を模索したりしています。自作品で防水や三段階調光は難しいので。
大きくて明るい市販ライト(単三、18650、26650電池用など)は沢山持っているのですが、単四版は一本も購入していません。性能も向上してきたしそろそろ買い時かもしれないです。
投稿: mytoshi | 2015年11月10日 (火曜日) 午後 01時01分
(!_!)単6形電池2本直列仕様のLEDライトを製作するにあたり、よりよい筒を手に入れるにはどうしたらよいか考えはじめました。
なるべく細身を狙うのであれば油性ペンなどの軸はアルミ深絞りですけどちょっと強度が足りないっぽく、もう少し硬めなものが無いかと探してみると伸縮性ロッドアンテナの真鍮筒が極薄で強度もあって良さそうです。もちろん厚みのあるアルミ筒ならば[mytoshi]さんご推薦の『なめらかタッチペン』が良さげです。それ以外だと他にはミニ三脚の足とかはどうでしょう、100均で蛇腹ではないロッドタイプのものが手に入るかどうか不明ですが。
電源としての単6形電池調達先は限定的で、より細身を望むのであればMR250Fをバラしたφ7mmのニッケル水素電池になるでしょうか。分解記事を書いてから使い道を持て余していたところなのでちょうどいいかもしれません。
イ) 006Pアルカリ9V角型電池6LR6をバラす(φ7.8mm、6本入手可)
ロ) 006Pニッケル水素9V角型電池MR250Fをバラす(φ7mm、250mAh、7本入手可)
ハ) 単体の単6形ニッケル水素電池(φ8.4mm、330mAh、ネクセル製¥130/本)
投稿: クロヤマネ子 | 2015年11月11日 (水曜日) 午前 12時34分
> 伸縮性ロッドアンテナの真鍮筒が極薄で強度もあって良さそうです
確かにロッドアンテナは素材として優れていますね。数種類の太さを一度に入手出来て良いです。ラジオなどから外した手持ち品をチェックしたところ、一番太い物でも外径7mm、ほとんどは5mmでした。
BR435ライトの時に検討しましたが実施には至らずでした。
改めて考えてみると、LEDを入れる部分に一段階太いところを利用すれば、押し込んでON、引っ張り出してOFFをうまく実現できます。塩ビチューブとは比較にならない強度が得られ、キーライトとして実用性が出てきます。塩ビチューブは無駄になるかも。
> 100均で蛇腹ではないロッドタイプのものが手に入るかどうか
百均で見かけたことはありますが「細い」です。どんな製品か思い出せませんが径5mm程度だったような。
やはり秋葉原のジャンク屋回りでしょうか。
> より細身を望むのであればMR250Fをバラしたφ7mmのニッケル水素電池
その手がありましたね!私の場合は充電池をまだ購入していませんが。
これなら通常のシャープペンシルに入りそうです。手持ち品の寸法を確認すると外径8.5mmの真鍮製らしきものは、外径8.5mm、肉厚0.25mmでした。
私の方は、
単六x1本のコリメータ式キーライトを作るために、丸七製タッチペンの筒先端をテパーリーマ(40mm)を利用して慎重に広げました。外径9mmを10mmに出来ました。あまり広げるとデザイン的に変になりそうなのでこれくらいでやめておきます。
外周を削ったcree専用コリを最大内径9.4mmのテーパー部へ接着する計画です。
昇圧ICには「改造報告No.2シリーズ」のライトからチップICをもらって、CL0117のVDD位置変更回路と同じで試してみようと思います。LEDは発光効率のLP-AWME56F1Aか、小ささのXP-G又はシャープ品か、どれを使うか悩んでいるところです。
投稿: mytoshi | 2015年11月11日 (水曜日) 午後 01時29分
追記:
MR250FをバラしたNiMHによるキーライト検討開始しました。早く電池を買わなくては!
クロヤマネコさんにφ7mmであることを思い出させていただいたので、
単六x1本キーライト検討時に購入して直径が少し足りなかったタッチペンを再測定してみました。
ローソン100ストアで購入した「タッチペンスライド式」。外側の筒、φ9mmx40mm、スライド筒φ8mm。「株式会社アットキュー」のシールの下には「来邦工業」の名前が見えます。
両端の部品は接着されているため先端部をパイプカッターPC-22で切断しました。
外側筒内径8.8mm、肉厚0.1mm、スライド筒内径7.7mm、肉厚0.15mmでした。
スライド筒へφ7mmNiMHなら楽に入ります。BR435ライトのように、縮めてON、引き伸ばしてOFF方式ならスイッチ部品不要でコンパクトに作れそうです。外側筒をテーパーで広げればcree専用コリメータも付けられる。ストラップ紐をそのまま利用できて恰好良い。
でも、接着してしまうと電池を取り出せなくなるので方法を考えねばなりません。
先端側面に穴を開けて銅箔テープを貼り充電端子にするか? 見栄えが悪いなぁ。
投稿: mytoshi | 2015年11月11日 (水曜日) 午後 06時55分
(!_!)地鶏棒、買ってきました、アキバピカリ館の店頭で投げ売り¥280のものです。軸が思いのほか太くて、一番細い筒では単6は余裕で入り、一番太い筒では単4はおろか単3形まで入ってしまいそうな筒径でした。これは方針転換して単4形スリムライトを作ってしまうかもしれない状況です。
電波受信用ロッドアンテナも幾つか見てきましたが軸径7mmを超えるものはそうそう見つからず、こちら側からの転用は困難な様子です。地鶏棒には幾つかのタイプがあって、普通はロッドアンテナと同じ構造で断面が真円なのですけれど、ちょっと高い機種では軸が捩じれない様に溝を作ってあるものもあって、それは転用向きではありませんでした。真円でないと電池入りにくいですし。
投稿: クロヤマネ子 | 2015年11月11日 (水曜日) 午後 11時59分