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2015年6月15日 (月曜日)

100均ライト改造報告No.16-3【7/5改三式・照射比較追加:BLT LED LIGHT高輝度化】

 100均ライトの【BLT LED LIGHT】高輝度改造も第三弾。前回までの改、改二式では元々のリフレクターをそのまま利用していましたが、今回の改三式ではいよいよコリメーターを組み込みます。LEDのCREEチップXP-Gには専用コリメーターがあるのですけど、レンズ外径がφ11.8mmでハウジング込みでもφ13.5mmであり、そのまま使うには小さすぎで隙間が出来て落ち着きません。そこで同じくXP-G用のノーブランド製コリメーターでレンズ外径がφ20mmのものを探し出して入手、これの縁をφ16mmまで削り込んで無事嵌め込むことに成功しました。

020600131                    fig.0 【BLT LED LIGHT】高輝度改造機・改三式の宣伝をする地味なお仕事

     ミス・モノクローム「アニメ放送第二期も始まるというのに、こんな地味なお仕事ではKIKUKOに
                追いつけないじゃない、もっと目立つお仕事を取ってきて。マネオマネージャー。」
                                         from:「ミス・モノクローム-The Animation-」

020600071                    fig.1 【BLT LED LIGHT】高輝度改造機・改三式はコリメーター集光式

 【BLT LED LIGHT】高輝度改造機は改三式になってコリメーター式になりました。写真のとおり違和感なくライトヘッドへ納まっています。

1020600091                    fig.2 【BLT LED LIGHT】高輝度改造機・改三式の照射パターン

 ノーブランド製ですけど、半値角15度のコリメーターが良い働きをしてくれて程よく集光しています。

                    table.3 【BLT LED LIGHT】高輝度改造機バリエーションの詳細性能比較Blt_led_lightver2

 集光効率が良いためか、コリメーター仕様の改三式ではリフレクター仕様の改二式と同じ光束値でも照度値はアップしています。

 

011800011                    fig.4 【BLT LED LIGHT】のライトヘッドにジャストフィットするコリメーター

 ノーブランドのちょっと大きめなコリメーターをφ16mmまで削り込めば、写真の様に【BLT LED LIGHT】のライトヘッドへ綺麗に組み込むことが出来ます。

011800031                    fig.5 ノーブランド製は若干大きいのでφ16mmまで切削加工が必要

 CREEチップXP-G用ノーブランド製コリメーターは半値角が15度と狭角照射なタイプを選定、元々のレンズ径は20mmありそのままでは入らないので縁を削ってφ16mmまでサイズダウンします。

020600011                    fig.6 改三式LED発光ユニットの様子・斜め上から

 LED発光ユニットは、改、改二式ともども外観は全く同じで見分けが付きません。黒いスリーブの中に仕込んである昇圧回路がそれぞれ異なっています。

020300011                    fig.7 改三式LED発光ユニットの様子・真上から

 かれこれ改三式で三台目ともなると、LED放熱板のカット加工やLEDハンダ付け精度が向上して安定の生産性です。

020300041                    fig.8 改三式昇圧回路LTC3490組み込みの様子・その①

 改三式では今まで使ってきたCL0117を止めて、1.5V系電源に最適なコンバーターであるLTC3490を採用しました。過去の製作例、改造報告No.13の3LED自転車ライト改でLTC3490の組込みが予想以上に上手くいったことに味を占めた、というのが本音です。

020300051                    fig.9 改三式昇圧回路LTC3490組み込みの様子・その②

 LTC3490の放熱対策とピン折れ防止を目的に、ちゃんとSMDアルミ基板へ昇圧回路を組んであります。空中配線に失敗してピン折れ廃棄するのは流石にもう懲り懲りなのでした。

020300061                    fig.10 改三式昇圧回路の基板積層構造

 SMDアルミ基板を使う関係で、改三式では基板が三層構造になってしまいました。今まではICBユニバーサル基板上に昇圧回路を組んでいたから、今回はもう使わなくても良いと考えるかも知れません、しかしこれはLEDアルミ基板の位置を合わせるためのスペーサー的役割があって重要なのです。

020300021                    fig.11 改三式昇圧回路をスリーブに嵌め込んでみたところ

 組み立てが完了したLED及び昇圧回路基板をスリーブに組み込んでみたところ。改造報告No.13の3LED自転車ライト改では3.3μHのインダクターにラジアル型を使っていましたが、今回はスッキリ仕上げたかったので改造報告No.4-5の3LEDパワーライト改五式と同様のパワーチップ型を選びました。結局のところ、どちらのタイプを使ってもRdcは50mΩ前後なので変換効率に大差は無いと思います。

020600291_2                    fig.12 黄金のEVOLUTA(エヴォリュタ)に味を占めたミス・モノクロームが次を。

     ミス・モノクローム「流石に黄金のEVOLUTA(エヴォリュタ)の時は記憶が飛ぶくらい凄かった
                けれど、これも単3電池なの? マンガン電池よりも軽いLi電池にズッシリ
                重いNi-MH電池。これを使ったらどんなに気持ちがいいのかしら・・・・・」
         ナレーター「慣れない高級な電池で暴走したら、もうUFO撃退どころでは済みません。」
                                         from:「ミス・モノクローム-The Animation-」

マネオマネージャーからの一言。

※改造は各人の意思で。それによって生じる責任を負うことも忘れないで下さいね。

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改造履歴一覧____改造報告No.1からNo.11-2までの諸元

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改造報告No.11-2_100均3LEDハンディライトAの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-Gを3灯

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改造報告No.12-2_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、CREEチップXP-GランクR4搭載

改造報告No.12-3_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造(CL0118B+SBD+C、オプトサプライの1WパワーLED搭載

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改造計画No.12-5_100均3LEDクリップライトの輝度アップ改造計画(CL0118B、LP-AWME56F1Aを3灯組み込み予定)

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改造報告No.16-2_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CL0117+SBD+Cの重連駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)

改造報告No.16-3_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(LTC3490単機駆動、CREEチップXP-G_R4搭載)

改造報告No.16-4_100均BLT LED LIGHTの輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXM-L2ランクU21A)

改造報告No.17____100均2WAY LEDキーホルダーの輝度アップ改造(EMH7601、GM2BB65QK0Cを5灯、単6形NiMH)

改造報告No.18____100均LX-601の輝度アップ改造(CX2601、CREEチップXP-G)

改造報告No.19____100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを5灯、Li-ion電池)

改造報告No.19-2_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、GM2BB65QK0Cを5灯、Li-ion電池)

改造報告No.19-3_100均5LEDスタンドライトの輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME56F1Aを10灯、Li-ion電池)

改造報告No.20____100均LEDランタンの輝度アップ改造(焦電センサー、AMC7135、CREEチップXP-G、Li-ion電池)

改造計画No.21____100均サイクルセーフティライトの改造計画(一部パーツの流用と応用考察)

改造報告No.22____100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、OSW54L5111P)

改造報告No.22-2_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、CREEチップXP-G、Li-ion電池)

改造報告No.22-3_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、LP-AWME54F1A)

改造報告No.22-4_100均ランチャーライトV9の輝度アップ改造(AMC7135、OSW47L5111Y)

改造報告No.23____100均LEDミニタッチライトの輝度アップ改造(NJW4616、オプトサプライ製ブルーLED搭載)

改造報告No.24___100均5LEDスタンドライトと電球型LEDライトとを合体融合(タッチセンサー搭載)

改造報告No.25___100均サイクルフラッシュライトの輝度アップ改造(OKL-T/3-W5N-C、CREEチップXP-G

改造報告No.26___100均LEDヘッドライトの輝度アップ改造(CR123A、CREEチップXP-G)

第111呟__________100均タイマーライトのちょい改造(タイマー再始動用スイッチの追加)

【LEDライトの製造・改造、比較で気になる情報】

LEDライト改造で知りたい情報__ →CL0117、CL0118B、CX2601に[SBD+C]追加して最適化検証

LEDライト改造で知りたい照度比較__→100均ライト改造品および未改造品の照度測定比較

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実用的なLEDライト改造」カテゴリの記事

コメント

矢継ぎ早の改造ですね!

コリメータ&LTC3490版の完成が楽しみです。
私は結局購入していませんが、スイッチの接点容量を気にしなくても済むのはとても良いです。

が、心配事が一つ。発熱です。クロヤマネコさんはどのように解決するのでしょう。

LTC3490は2cellを主目的にしているようで、1cellの時(電源1.5V以下)では効率が非常に悪化します。1.2Vでは60%程度まで落ちるようです。その為ロス分は素子の発熱に回り1cell時は250mA以下に押さえるようにとStrawberry Linuxのモジュールマニュアルにあります。

(!_!)以前[mytoshi]さんに教わった放熱方法を試してみたいです。円錐状コリメーターと筒との隙間へ帯状に巻いた銅板を嵌め込んでからLED放熱板の電源接続用空きランドを利用してハンダ付け固定する方法です。

 LTC3490はコントロール端子を利用した電源ON/OFFを実現するためにLED近辺のライトヘッド内ではなく電池収納側筒底への設置となるので、こちらの放熱対策はちょっと難しいかも知れません。

 過去に改報No.2-3における2WAYランタンへの組込みであっと言う間に轟沈した黒歴史と、改報No.13における3LED自転車ライト改でなんとかリベンジできた実績とを併せて考慮すれば、今回のLTC3490組み込みは上手くこなせるのではないかと期待しているところです。

追伸:先日、PIC16F819で組んだ3桁7セグLED表示の電圧計を久しぶりに引っ張りだして再プログラミングを試していたら、なんと近くに置いていた糸ハンダが電源パターンにショートしてマイコンが焼損、古いシリーズなので一個¥240もするんですけど一瞬でオシャカ。仕方なしに新しい在庫を準備してプログラム書き込んでセット、そして二度目のショートとマイコン焼損、まさかまたやってしまうとは。このままじゃ終れないので再度在庫を準備、プログラミングして再セット。三度目は・・・・・ようやく大丈夫でした。

> LTC3490は、、、電池収納側筒底への設置となるので、こちらの放熱対策はちょっと難しいかも

チップ表面へ銅板又はアルミ板を瞬間接着剤で張るだけでもICの熱抵抗を下げる効果が有ると思います。
「無いよりはマシ」程度かもしれませんが。

> 電源パターンにショートしてマイコンが焼損

クロヤマネコさんにしては珍しい事故では?

最近PICマイコンを活用している事例を見るにつれ、自分好みの調光が出来るライトを作りたい気持ちが高まって来ています。機を逃さず手を出し始めるほうが良いのかも。

枕元で夜中に使うライトの場合、目が眩まないようにONの時は必ずVeryLow(1ルーメン弱)から始まり長押しで順次明るくなる、ダブルクリックならHiで点灯、長押しで順次暗くなり、一番暗くなったら順次明るくなる。

プログラム出来るようになれば「電池チェッカー」で無負荷、負荷時の電圧差を表示する時に、差が1V未満の時は小数点以下の三桁表示するように変更したいと考えています。これなら機器は無改造で対応出来そうです。
現在「0.02」V表示が0.「016」VなどになればNiMH組み合わせを考える時に役立つと思います。

※「電池チェッカー」で無負荷時1.05V表示で起動出来たアルカリ電池をそのまま継続したところ、0.5Vでも動作していました。見続けるのに飽きたので取り外した為動作下限を見極めませんでした。

それにしても@134の単三1本POLICE-3Wライトと@129のキャップライトはまだ届きません。到着予定日6/9-6/26だから待つしかないのですが。
以前違う業者に注文した単三1本、単四1本ライトは中国発送でも比較的早く届いたので期待していました。

> チップ表面へ銅板又はアルミ板を瞬間接着剤で張るだけでも・・・

 LTC3490はSMDアルミ基板に載せる予定ですけれど、さらなる放熱効果のためにはその方法がいいですね、[mytoshi]さん。電池極用のプレートをアルミで作ってそのままチップ表面へ接着固定すれば電池へも熱が伝わり、冬場に低下する温度特性向上効果も期待できます(もう季節は夏だけど)。

> 到着予定日6/9-6/26だから・・・

 そんなに幅があると忘れてしまいそうです、もしかして受注後に生産しているとか。そうでなくとも送る側が発注自体を忘れてそのままとかありそうで怖いです。

緻密な作業、ご苦労様でした。
コリメータとリフの比較写真が楽しみです。

SMDアルミ基板による製造は空中配線よりも格段に安定して良いですね。私もTryしてみたくなりましたが、そこまで細かい組み込みを必要とする改造を行う気力と実力が伴いません。


こちらはBLTライトに似た@134の品がなかなか届かないので、グリーンオーナメント製「LEDハンドルライト」の単三x2化改造をようやく始めました。まだ未完成ですが改造報告No.10のライトよりも一回り小さくなり電池部分が細くて持ち易いです。

筐体の材質はPPなので軟らかくて加工が楽でした。鉛筆削りで使っていたナイフとサンハヤトのテープカッターLP-351(40年位前に購入)で行いました。
追加する電池の奥側電極はスライドスイッチ固定リブ部分を使うと丁度良かったです。奥の電池は取り出しにくいのでリボンなどで引き出す方式にしようと思っています。削った4本のボスをもう少し削り込むだけでも良いか? ボスは8本あるので強度の心配無しです。

リフは改造報告No.14の元ライト、キャンドゥ製「4LEDハンディライト」を利用、外周を1mmほど削るとピッタリでした。丁度、周囲の立ち上がり部分を削った状態です。ヘッドの開口部27mm径を33mm径まで広げました。リフを固定できるギリギリのサイズです。

LEDはLP-AWME56F1Aを使い、コンバーターはCL0118Bを二回路、そしてFET回路です。通常は一回路駆動、Highでは二回路駆動で4LEDへ600mA弱、電源側電流が多くなるため普段はNiMH使用です。クロヤマネコさんのVDD実験等がとても役に立っていて感謝です。
FET用スイッチはランチャーライトから取り出したプッシュ式に変更します。元のスライド式だと電池蓋の構造が悪くて直ぐに外れる為です。High用の小型プッシュスイッチも付けます。
FET回路にはau訳ありライトのCX-2809基板(PchMOS付)を使う予定。これなら制御ICとCL0118BをVDD入切で制御できると考えています。CL0118B切替と合わせて100%出力時300mA、600mA、20%時60mA、120mA切替。常用の愛用機になりそうな予感。


> 送る側が発注自体を忘れて

そのようなことは無さそうです。
あまり遅いのでAmazon経由で出品者に連絡をしたところ「もうとっくに届いて良い時期である。国際郵便では時々紛失トラブルがあるので再送します」というので、私のほうから今週一杯待っても届かなければ再送付を頼むと返信しました。

レビューを読むとLi-ionにも対応したコンバーターが使われているらしいので、確認できたらそれを目的に追加発注しようと目論んでいます。送料込み@134で0.9Vから5V対応昇圧回路基盤が手に入るわけですから。


※ ブログのレイアウトが変わりましたね。スマホでも見易いようにでしょうか。

ご無沙汰しております[mytoshi]さん。2週間も手つかずのままでしたが、漸く取り掛かることができました。

 グリーンオーナメント製のLEDハンドルライトは、ご近所のミーツ店頭で一応視界には入っており、機を伺って確保しようと考えておりました。キャンドゥ製4LEDハンディライトの4灯リフが入るという情報、これはやってみたくなりました。なにしろこのリフとLP-AWME56F1Aとの相性が非常に良いことを改造報告No.14で実証済みなので。

 amazonで国際郵便で紛失トラブルで再送・・・、国内通販ならあまり考えなくても良い事象で心配事が増えるのは困りものですけど、Li-ion電池対応コンバーターというのがなんとも楽しみです。

 ブログレイアウトはココログの場合、数あるパターンからボタン一つで簡単に切り替えることが出来ます。ちょっとした気分転換のつもりですんで、深い意味は無かったりします。

照射画像を一号機、二号機、三号機と並べてみると改善成果が一目瞭然でした。

とても明るくなった今回の三号機は、照射パターンの周辺部が少し「四角」になっていますがライト先端の形状が影響しているのでしょうか。

> これも単3電池なの? マンガン電池よりも軽いLi電池

「Li一次電池」使ってみたいですがコストが合わなくて。
でも、「LEDハンドルライト(改)」くらいの性能になると「使ってみようかな」という気分になってきます。

> 照射パターンの周辺部が少し「四角」になって・・・

 鋭いですね、気付きましたか[mytoshi]さん。あれはコリメーターの特性で、ライト先端形状の影響ではなさそうです、特に問題はないので記事では触れませんでしたが。

> LEDハンドルライト(改)・・・

 ご近所のミーツを見回りにいったら、【BLT LED LIGHT】は大量在庫あったのに、【LEDハンドルライト】はいつのまにか消えていて入手できず。代わりに【W&S LED LIGHT】という新しい品を手に入れました。ダイソー及びグリーンオーナメント製【スーパーLEDズームライト】の後継機の様な外観です。グリップ中間位置にスイッチが来る構造の少し長めなボディで、試しにミニ単2電池を入れてみたらピッタリ過ぎてアウト。これは帯鋼などで配線を前に導くための隙間さえ無くなってしまうからです。長めのボディは18650電池を入れるに無理ないものの、グリップ中間位置にくるスイッチと干渉するため別な場所に移設する必要あり。昇圧回路を組み込めるスペースは十分に取れるため様々なバリエーションを試せそうですよ。

「照射比較追加」の写真をありがとうございます。改造前も入ってとても分かりやすいです。コリメータ式は光の色が変化したように感じます。

> 【LEDハンドルライト】はいつのまにか消えていて入手できず。代わりに【W&S LED LIGHT】という新しい品を手に入れました。

こちらでもLEDハンドルライトはその後入手できず手持ちの4台のみです。「BLT」や「W&S」はまだ目にすることが出来ていません。


新しい素材を入手出来ずにいるので、手持ち品活用でバリエーションを幾つも考えています。

改造報告NO.10の元ライト「3LEDライト(ビッグレンズ)」(私が使ったのはグリーンオーナメント製)を18650電池化したものには、@150で購入したauモール訳ありライト(UltraFire C8モドキ)のリフ長さを10mmカットして入れ、C8モドキXP-G化改造品と同等の性能を「3LED ライト」へ組み込むことにしました。
握り部分は24mmから32mmと太くなりますが、長さは150mmから114mmと短くなり、冬場に使い易いプラスチック筒です。
放熱性改善には、Amazonで購入した水中ライトの30mm径キャニスター(XP-E、19mm放熱板付)をリフに被せる方向で取り付けます。これで19mm放熱板の3倍ほどの熱容量です。XP-Gに交換して1.5A流しても大丈夫でしょう。Lowに切替えれば0.3Aです。

Amazonで購入した安いズームライト「Generic Y23」(XM-L(U2))はヘッド部外径27.5mm、全長114mmで18650使用ズームライトとしては非常にコンパクトで、電流2A、1A、0.5Aの三段階切替なので便利です。
2本目を追加購入したので、これに共立エレショップで購入した「ハイパワーLED用リフレクタREF-41」を取り付けて、スリムな普通の18650ライト(ズーム不可)にしました。LED電流値からの換算(@25℃)では742ルーメン、416ルーメン、210ルーメン切替ライトです。キャニスターをしっかり固定したので筒への熱伝導が良くなりHighでは直ぐに熱くなります。蓋用に23mm径のガラス円板が欲しいです。今はプラスチック円板です。

[mytoshi]さん、相変わらず鋭いですね。照射パターンの色味が変わっているのは写真撮影の際にホワイトバランス設定がずれたためだと思っていたのです、でも実際同時点灯照射してみると明らかに色味が異なっていることに気付きました。

 これについて考察してみますと、LEDは全て同じCREEチップXP-GランクR4、色調は00G51-ODのものを使っていますので光源は同じであり反射デバイスが異なるだけです。リフレクター式のほうが白っぽくてコリメーター式が黄色っぽいのは、もしかするとアルミ蒸着膜の反射特性なのかも知れません。金属光沢面反射光がアルミの色を拾っているのだとしたら納得できそうです。
 この考えに至ってから思い返してみると、過去の製作例でコリメーター式のものが確かに黄色っぽっく、リフレクター式のものはより白っぽい傾向にあることが確認できました。

 ここで1.5V系電源で使う電池についての新しい考察を。当方では良く1.5V系Li電池を多用していますけど、今回も改三式で最初はLi電池を入れていたのです、でもしばらくするとまだ十分に容量が残っていて電圧も下がっていないのに、パタッと消灯する不可解な現象に遭遇しました。テスターで電圧を測ってみると1.5V以上あるのに、電流が取れないのです。この傾向に陥る時は、大概1A以上の電池電流を引き出している場合で顕著なので放電電流が比較的高い時というのは間違いなさそうです。
 過去にLi電池を分解した際、負極Li金属箔が集電極近傍で局所溶解して断線し、その先にまだ十分残っている状態を確認したことが有ります。大電流放電した時は比較的に電池も発熱しており、この集電極近傍の局所溶解を選択的に加速するのではないかと考えています。
 ということで、現在改三式の電源はNi-MH電池を入れてフィールドテスト中です。電圧は1.25V程度で推移するので昇圧効率が下がって照射照度値は1400Lux@1mに下がってしまいますけど、LTC3490による定電流制御で光量は下がることがないため安定した光束を提供してくれるはずです。

> キャニスターをしっかり固定したので筒への熱伝導が良く

 100均LEDライトでは放熱が期待出来ないので、CREEチップXP-Gも本来の能力を発揮できず残念です。旋盤を使ってアルミ棒から削り出して作っている人がうらやましくて仕方ないです。

> 金属光沢面反射光がアルミの色を拾っているのだとしたら納得できそうです。

なるほど!と思ったので確認してみました。やはり「反射面の色」そのものでした。光学知識のある人から見れば当たり前のことだったかも知れません。

素材は、今のところ使い道が無い単三x3のCRE製「1LEDロングライト」のリフ。
貼る箔は、百均のアルミテープとAmazonで購入した銅箔テープ。
リフの穴へLP-AWME56F1Aを入れて点灯させると、銅箔のものは見事な「銅色」でした。

しかし、市販ライトのリフ反射光は素材の影響を余り受けていないように感じます。表面仕上げのレベルが遥かに高品質なのでしょうか。


話は変わりますが「XM-L系は色分離が激しい」という表現を時々目にします。
そう言われてみると確かに私の手持ちライトも中心部は周辺よりも黄色めの色です(雨天時の視認性が良さそうなのでそのまま使っています)。
Neutron 2A V2、ROFIS PR11(*1)、TrustFire TR-3T6(*2)のいずれもそうです。
但し、Generic Y23は元の色温度が高くて青白いのでリフ式に改造しても黄色くはなりません。

(*1)
PR11は故障によりNiMHx1では点灯しないが14500では360ルーメンが出ると喜んでいましたが、電池を入れておくと数時間で過放電になることに気付きました。OFF状態でも200mA近く流れていました。
ということで、メーカー保証2年あるので1年目の先月に販売元HOLKINへ修理依頼をして新品(?)ボディが戻ってきました。異常電流は無くなり、NiMHx1で点灯するようになりましたが14500でも同じ明るさです。このライトは延長筒を付けてNiMHx2の360ルーメンで運用することにしました。PR11はターボモードが無いので消化不良気味で出番は少ないです。

常用するNiMHx1の市販ライトは強力なターボモードがある2A V2で決まりです。
百均のランチャーライトよりも細くて95mmボディから、NiMHx1で480ルーメン、14500x1で800ルーメンは一度味わうと中毒になります。
延長筒でNiMHx2にも出来ますが電池1本で十分です。1本なら電池片減りも防止出来ます。

(*2)
TR-3T6は延長筒を全部付けて18650x3で運用しています。電池一本あたりの電流が減り電池に優しくなります。その代わり全長29cmの棍棒ライトです。不使用時は電池蓋を大きく緩めておきます。そうしないとプラス電極側のスプリングがへたってしまい接触不良になるそうです。スプリングを二重化して対策する人もいますが、電池が押しつぶされそうですし、3000円のライトなので余分な手間は掛けないことにします。

[mytoshi]さんの所有の市販品アイテムはいずれも素晴らしい明るさで羨ましいです。外観もカッコイイので人目に晒しても何ら臆することはないですし。

 当方の100均改造品では放熱できないのでXP-Gに350mA流すので精一杯、それで130ルーメン止まりです。3灯式リフレクターへ組み込みなら3灯あたり390ルーメン、4灯式リフレクターならようやく4灯併せて500ルーメン超えに到達するという状況、これで満足です。14500サイズで800ルーメンを見たら100均改造を止めてしまう可能性ありますが、あれこれ考えて作るのが好きなので逆に意欲が増すかも知れません。

ダイソーでグリオナのBLTライトそっくりの「LEDスリムライト」(白色筐体で良い)を見つけて買って来ました。「15ルーメン、5~10時間」と書いてあります。
私はBLTライトを持っていないので詳細比較はしていませんが、恐らくグリオナがOEM製造していると思われます。

点灯してみると意外に明るくて光色も白くて良いです。ダイソーReVOLTESで点灯すると90lxでした。分解するのは勿体ないのでしばらくReVOLTESで楽しんでから回路確認をします。

あと、
ダイソーのコチコチ音がしない300円「ライト付き目覚まし時計(長方形)」も購入して来ました。
http://kingpcfx.seesaa.net/article/436467507.html
丸型はすでに机上で常用しているのですが、玄関に常置する時計(常夜灯式)が欲しくて買いました。
この長方形時計なら照明専用の18650電池が入り、半固定抵抗器のみで直接電流調整(1~2mA)を行って手軽に常夜灯機能追加出来ます。UltraFire名の偽18650電池を有効活用です。
筐体の3、6、9、12時位置へ電球色LEDを4個配置する予定です。

(!_!)ダイソーからのグリオナOEM品BLT LED LIGHT発売とは! しかも白い! それは気になります、でもゴム臭も同じなのでしょうか。当方が高輝度改造した改三式はテール電流が1A近くになるため、すぐにスイッチの接点が焼けて接触不良を起こしまともに使えず放置状態、折角コリメータやLTC3490を突っ込んだのに勿体ないことをしています。

 この問題の対策は、テールスイッチを廃してヘッド内部へ新たにスイッチを設け、昇圧回路のイネーブル端子を制御する方式に変更、スイッチ接点容量の問題を回避しつつスイッチON/OFFは後端から電池自体を押し込む操作により間接的に行う、というアイデアを温め続けているところです。

 同じ問題はLX-601改造品でも起こっているため、上手くいけばテールスイッチタイプにおける慢性的なチラツキ不具合が一掃できるかも、と期待しています。

一晩使用して、やはり中身が気になり分解してみました。

インダクタはアキシャル型10μH、直径4mm位です。
チップICの刻印は8113なので「YX8113」と想定されます。aitendoで販売しているYX8115と同等の特性ではないかと予想します。「CX2601互換」と書いてある中国の販売会社も有りました。
類型ICの特性一覧は http://file1.dzsc.com/product/14/09/02/738809_190906880.pdf
発振周波数200k~320kHzではDSO138(早ければ今週末到着かも)での波形確認など無理ですね。

LEDの黄色発光部は意外に大きくて投射光のスポット光も大きめです。中心部がほんの少し紫色気味なのでかなりオーバードライブだと思います。1chipLEDでしたからその内に焼けそうです。
金型が同じようなものを流用しているだけで、グリオナは無関係なのでしょうか。

スイッチ焼けの問題点もBLTやLX-601と同じだと考えられます。クロヤマネ子さんの改善策実施が待ち遠しいです。
LX-601はその後見かけません。構造が高級過ぎて百円で販売継続するのは無理だったのでしょうか。


> ゴム臭も同じなのでしょうか。

臭いはほとんど気になりません。白色樹脂にするため添加物が少ないのでしょうか?
BLTライトを持っていないので比較できませんが「鼻に近づけて嗅げばごく微量臭い」ます。スイッチのゴムもほとんど臭い無しで良いです。

以前購入したプラスチック筐体の6LEDランチャーライトが数十cm離しても臭ったのとは大違いです。ローソンストア100で購入した9LEDショートランチャーに至ってはスイッチのゴムが強烈臭で100cm離しても臭いました。

(!_-)行ってきました、そして買ってきましたダイソーのBLT白。先発のグリオナ品との比較のためにダイソー黒BLTも一応購入です。

 電池入れて点灯チェックすらせず即バラバラ、分解魔の好奇心を止められるものなど存在しないのです。んーっ、グリオナのBLTと何から何までソックリですけど、唯一違うのは昇圧チップがCX2601ぢゃなくてYX8113だということぐらい。リフレクターも帽子形LEDもテールスイッチもそれを繋ぐ帯鋼と捩じ込み接点用輪っかも。あ、それとにおわないのでいいですね、これ。 おお、グリオナBLTにはストラップが付いていたけれどダイソー白BLTには付いてませんでした。

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