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2013年12月 6日 (金曜日)

無電解ニッケルめっきで複雑形状部品を鋳造してみる

 穴あけ加工を施したアルミ板の表面を無電解ニッケルめっきで製膜したのち、素地のアルミを苛性ソーダで溶解除去してめっき皮膜のみ残す方法で複雑な形状の部品を試作してみました。今回は、電解鋳造ならぬ無電解鋳造という訳なのです。

11280002 背景は5mm方眼です。この構造物はすべて無電解ニッケルめっき皮膜だけで出来ています。

11280009 厚みは2.34mm位です。すでに溶解除去していますが、もともとのアルミ板は2mmありました。めっき皮膜だけで0.34mm(340μm)あるので頑丈な構造物になっています。2枚の平板を直径1mmの中空パイプが繋いでいる構造で、熱交換器の様な感じになりました。

 この手法で、アルミ線をコイル状に巻いたものを素地として用いると、無電解ニッケルめっき皮膜のみで中空パイプのコイルが作れたりします。一度試したことはあるのですが、アルミ線径が細かったのでエッチング除去するのに大変な時間が掛かるのに気付いて…。

 試作報告書作りましたので参照してみてください。⇒PDFファイル:NiP-forming.pdf

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